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岐阜県北方町:公共下水道の経営状況

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経営比較分析表(2022年度)

経常収支比率

収益的収支比率

累積欠損金比率

流動比率

企業債残高対事業規模比率

経費回収率

汚水処理原価

施設利用率

水洗化率

経営の健全性・効率性について

電気代の高騰に伴い、維持管理費が増加したため収益的収支比率の減少及び汚水処理原価が増加した。また、新型コロナウイルス感染症対策に伴う使用料の減免に伴い、経費回収率が減少となった。一般会計からの繰入金を企業債の償還に充てている状況であるため、今後も引き続き使用料収入の見直しや、経費の削減など、健全度を上げる検討が必要である。経営の効率性については、水洗化率はやや上昇傾向であり、今後も積極的に未接続世帯の下水道切替を進めていく必要がある。

有形固定資産減価償却率

管渠老朽化率

管渠改善率

老朽化の状況について

平成10年4月の供用開始から24年経過しているが、早急に管きょの改築などを行わなければならない状況ではないと考えるが、計画的な老朽化対策をおこなうため、ストックマネジメント計画に基づく施設の更新などの適切な改築計画を設ける必要がある。また、ふれあい水センターについては、ストックマネジメント計画に基づき、設備更新工事を順次実施している状況である。

全体総括

収益的収支比率は100%を下回っているため、使用料収入の向上及び経費節減を図る必要がある。企業債残高が減少してきているが、処理場機器の改築・更新により新たな借入が必要とため、償還状況や使用料収入の状況を見ながら、使用料の改定を行う等の対策をし、安定した経営を目指す。また、施設利用率は全国平均を下回る状況が続いており、経営の効率性についての課題である。改善のために、水洗化率を向上させることを目標とし、これは使用料収入の向上にも繋がる。引き続き、広報誌等による未接続世帯への啓発活動に努める。老朽化の状況については、管渠が比較的新しく、早急な改築が求められる状況ではないが、更新に備え見通しを立てておく必要がある。処理場については、引き続きストックマネジメント計画に基づき、機器の改築・更新を行っていく。

出典: 経営比較分析表,

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