新潟県佐渡市：佐渡市立相川病院の経営状況

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収録データの年度

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経営比較分析表（2021年度）

地域において担っている役割

急性期や回復期を担う佐渡総合病院及び両津病院と連携を図るとともに、地域住民の「かかりつけ医」の役割を担い、相川圏域の医療の中心として住民の健康維持に努め、近隣介護施設の協力病院として、慢性期患者への急性憎悪に対する医療を担う役割を果たしている。

経常収支比率

医業収支比率

修正医業収支比率

累積欠損金比率

病床利用率

入院患者１人１日当たり収益

外来患者１人１日当たり収益

職員給与費対医業収益比率

材料費対医業収益比率

経営の健全性・効率性について

経常収支比率、医業収支比率、病床利用率及び入院患者１人１日当たりの収益が類似病院平均値を下回っている。特に、近年の医療需要に鑑み、令和４年度からの有床診療化に向けた入院調整により、医業収支比率や病床利用率の低下が顕著である。周辺人口の減少により、患者数も年々減少し、収益の確保が難しく、経営は厳しさを増している。さらに、療養型病床であるため、収益性に乏しい面があり、病床数も減少することから、引続き経費削減に努めながら、医療区分の高い患者を増やして今後も引き続き収支の改善に努める。

有形固定資産減価償却率

器械備品減価償却率

１床当たり有形固定資産

老朽化の状況について

有形固定資産減価償却率及び器械備品減価償却率とも類似病院平均を上回っている。その要因は、現建物が３７年を経過し、器械備品も含めて老朽化が進んでいるためである。経営状況を踏まえながら、設備の更新を図っていく必要がある。

全体総括

周辺人口の減少及び当院をかかりつけとする新規患者が増えないことや医師１名が退職することから、有床診療所へ規模を縮小し、新たな診療科を臨時的に設置することで、収支の改善に取り組み、他の医療機関や近隣介護施設との地域連携を図りながら、相川圏域の医療の中心としての役割を果たして行く。

出典：経営比較分析表,

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