鹿児島県枕崎市:市立病院の経営状況(最新・2024年度)
鹿児島県枕崎市が所管する病院事業「市立病院」について、2024年度の経営状況と分析コメントを確認できるページです。
収録データの年度
2024年度2023年度2022年度2021年度2020年度2019年度2018年度2017年度2016年度
経営比較分析表(2024年度)
地域において担っている役割
枕崎市立病院は昭和27年の開設以来、地域の中核となる国保診療施設として公平かつ良質な医療の確保に努めている。公立病院として、1次、2次救急への対応を行っており、民間医療機関が対応できない分野(不採算部門)への対応も積極的に行っている。毎週日曜日・当番日の小児診療やワクチン接種、新興感染症患への対応等、行政や他の医療機関と連携し、地域のニーズに合う医療サービスを提供する。
経営の健全性・効率性について
①②③⑨一般病棟の入院患者数が前年度と比較し、約950人減少したことなどから入院収益が約22,000千円の減少したことに加え、外来についても患者数約300人、収益約4,000千円減少した。また、人件費については約47,000千円増加し、①②③については前年度から10ポイント程度下回り、⑨の累積欠損金が発生することとなった。④前年度と比較し、療養病棟が利用率93.9%と1.7ポイント増加した一方、一般病棟は69.7%と9.9ポイント減少し、全体の利用率を押し下げることとなった。⑤⑥現在の入院患者については、一般病棟の回復期病床の利用率が大幅に低下している一方、療養病棟の慢性期病床数はほぼ満床で、更なる患者受け入れも見込まれることから、8年度から一般病棟の回復期病床11床を、療養病棟の慢性期病床へ転換することにより、地域住民の医療需要に応える効率的な病棟運営が可能となり、併せて収益的にも改善が見込まれる。外来については不足している検査等がないか精査し、確実に行っていく。⑦人件費が約47,000千円増加したことにより、10ポイント以上増加した。⑧患者数の減少に伴い医業収益は減少したが、同様に材料費も減少したため0.8ポイント減少した。
老朽化の状況について
平成24年4月1日より5床の減床を行い、55床の病院として施設面はリニューアルしているため、①有形固定資産減価償却率は平均値より低くなっている。建物について当面は大規模な老朽化対策は不要と考えている。②平均値を上回っているため、適切な時期での計画的な更新を行っていく。③平均値を下回っており、これまで適切な投資を行っていると考えている。
全体総括
人口減少に伴う患者数の減少、人件費・物価高騰の傾向は今後も続いていき、経常損益にも大きく影響してくることが見込まれる。人口の動向や地域の病床計画を注視しながら、必要十分な病床数・病床機能について検討を行い、地域住民の医療需要を満たす医療供給体制に転換していくことで、効率的な病院運営を行い、収益の確保を図っていく必要がある。また安定的な病院運営が困難になりつつあるなかで、一般会計負担金収入は不可欠あり、繰入基準に基づく要求確保を確実に行っていく必要がある。今後ますます困難になっていく人材確保についてはこれまで同様、さまざまな媒体を活用した募集を行っていくとともに、限られた職員数で質の高い医療を提供できるよう業務の効率化を図る必要がある。施設の老朽化に伴う更新需要の拡大については、前述していると通り、現時点で大規模な老朽化投資は不要と考えているものの、保守契約の締結や、定期点検で施設の老朽化について把握することで、適切な設備投資等の対策を行っていく必要がある。
出典:
経営比較分析表
,
よくある質問
このページで何が分かりますか?
市立病院の2024年度の経営比較分析表、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『経営比較分析表』をもとに構成しています。
自治体本体の財政も見られますか?
ページ上部の枕崎市リンクから、自治体本体の財政状況ページへ移動できます。