山梨県身延町早川町国民健康保険病院一部事務組合:飯富病院の経営状況(最新・2024年度)
山梨県身延町早川町国民健康保険病院一部事務組合が所管する病院事業「飯富病院」について、2024年度の経営状況と分析コメントを確認できるページです。
収録データの年度
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経営比較分析表(2024年度)
地域において担っている役割
当院は、峡南南部地域における公立病院として、へき地医療拠点病院の指定を受け、入院および外来診療を担うとともに、救急患者の受入れ等を通じ、地域住民に必要な医療の提供を行っている。また、開設以来、身延町および早川町内の診療所への出張診療を継続して実施し、地域医療体制の維持に寄与している。また、介護老人保健施設を併設し、通所リハビリテーションや短期入所を実施することで、在宅復帰に向けたリハビリテーション支援を行っているほか、訪問看護・訪問介護・居宅介護支援事業を併設し、医療と介護の連携を図ることで、入院から在宅まで切れ目のないサービス提供体制を構築している。
経営の健全性・効率性について
令和6年度は、稼働病床を15床増床したことにより入院患者数が増加し、入院収益は前年度比で約1億円増加した。一方、外来患者数の減少により、医業収益全体としては伸び悩む結果となった。医業費用については、入院機能の強化に対応するための人員配置や、入院患者数の増加に伴う材料費の増加により増加しており、医業収支比率は引き続き低水準で推移している。経常収支は、構成町からの繰入金により一定の水準を維持しているものの、医業活動のみでは収支が均衡していない状況にある。医業活動における赤字が継続していることから累積欠損金比率もここ数年で上昇しており、構造的な経営課題が経営指標にも表れている。病床利用率は年度途中の病床再編の影響もあり十分な水準には至っていないが、入院患者数は増加傾向にあり、今後は病床運用の安定化による効率性の向上が求められる。
老朽化の状況について
当院の病院施設については、平成22年度に増改築を行っており、外観や内装など目に見える部分については比較的良好な状態を維持している。一方で、配管設備等の目視では確認しにくい箇所については、経過年数に伴い老朽化が進行している。このため、突発的な修繕や維持管理への対応が必要となる場合もあり、今後の病院運営において一定の負担となることが懸念される。引き続き、既存施設を有効活用しながら、計画的な修繕および設備管理を行い、安全かつ安定した医療提供体制の維持に努めていく必要がある。なお、1床当たり有形固定資産については、令和6年度において大きく上昇しているが、これは施設・設備の新規取得によるものではなく、許可病床数を87床から60床に見直したことにより、分母となる病床数が減少した影響によるものである。
全体総括
経営の健全性・効率性および施設の老朽化の状況等に関する分析結果から、当院においては、限られた医療資源の中で医療機能を維持していくため、病床運用や人員体制をはじめとする運営面の最適化を継続的に進めていく必要があることが示されている。こうした課題を踏まえ、個々の改善事項に着実に取り組むとともに、経営戦略の見直しを行い、県および近隣市町村との情報共有・連携を一層強化していくことが重要である。あわせて、令和9年4月から予定されている医療提供体制の変更を見据え、当院が地域において担ってきた医療機能や役割を整理・明確化し、関係機関と連携しながら、地域医療の継続性を確保するための取組を進めていく。
出典:
経営比較分析表
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よくある質問
このページで何が分かりますか?
飯富病院の2024年度の経営比較分析表、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『経営比較分析表』をもとに構成しています。
自治体本体の財政も見られますか?
ページ上部の身延町早川町国民健康保険病院一部事務組合リンクから、自治体本体の財政状況ページへ移動できます。