山梨県身延町早川町国民健康保険病院一部事務組合:飯富病院の経営状況(2023年度)
山梨県身延町早川町国民健康保険病院一部事務組合が所管する病院事業「飯富病院」について、2023年度の経営状況と分析コメントを確認できるページです。
収録データの年度
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経営比較分析表(2023年度)
地域において担っている役割
へき地医療拠点病院として地域住民の医療・福祉を担っている。開設以来、身延町及び早川町内の診療所に出張診療を継続している。夜間・休日の救急当番にも24時間対応できる体制を維持し、地域災害支援病院としても人材、資材の確保に努めている。山梨県より指定を受け、新型コロナウイルス感染症発熱患者外来を継続し、PCR検査、抗原定量検査を行っている。また、介護老人保健施設を併設し通所リハビリテーションや短期入所を展開し、在宅係サービスとして、訪問診療、訪問看護、訪問介護、居宅支援事業者を展開することで療養者の在宅復帰や地域の高齢者等の在宅生活の維持をサポートしている。
経営の健全性・効率性について
令和5年5月より看護師不足により、73床あった稼働病床数を25床に減少せざるを得なくなり、入院収益は前年度比で約2億円減少した。さらに、新型コロナウイルスの5類移行に伴い関連する補助金が廃止され、経営状況は急速に悪化した。その結果、経営の健全性や効率性を示す指標はいずれも悪化している。入院患者および外来患者1人1日当たりの収益が増加しているのは、血液内科で使用する高額な薬剤が影響していると考えられる。そのため、材料費対医業収益比率も類似する団体と比較して高い数値となっている。看護師の確保を最重要課題とし、稼働病床を少しでも増やすことで経営状況の改善を図りたい。また、ベンチマークシステムを導入し、材料の効率的な調達を進めていく。
老朽化の状況について
有形固定資産減価償却率が類似病院より低いのは、平成22年に病院を増改築しており、13年が経過したものの、建物の耐用年数を考えると減価償却がまだ十分に進んでいないことが影響している。また、機械備品減価償却率については、へき地医療拠点病院設備整備事業費補助金を活用して機械備品を更新しているため、比較的新しい備品が多く、簿価が残っていることが要因と考えられる。当院は、地域医療の拠点として診療機能の強化を図るため、補助金を活用した設備更新を進めてきた。今後は、現在進められている峡南南部地域における医療の機能分化・連携強化の方針を踏まえ、設備や医療機器の共同利用など、より効率的な設備管理の在り方を検討していく。
全体総括
地域の急速な人口減少に伴い、当院の患者数も年々減少している。さらに、看護師不足により病床数を25床に制限せざるを得ない状況となっており、看護師の確保が最重要課題となっている。入院収益の減少により運営資金が不足しているため、看護師の確保を進め、令和6年度中に病床数を30床、40床と段階的に増やすことを目標としている。現在、峡南南部地域では医療の役割分担や連携強化が進められており、自己(病院)完結型医療から地域完結型医療への移行を目指し、令和6年6月には地域医療連携推進法人の設立も決定している。こうした医療需要の変化に対応しながら、病院機能や規模の適正化を柔軟に図るとともに、類似する機能を集約するなどの取組みを通じ、人材を含めた医療資源の効率的な活用を図り、地域住民に必要な医療を切れ目なく安定的に提供できるよう取り組んでいく。
出典:
経営比較分析表
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よくある質問
このページで何が分かりますか?
飯富病院の2023年度の経営比較分析表、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『経営比較分析表』をもとに構成しています。
自治体本体の財政も見られますか?
ページ上部の身延町早川町国民健康保険病院一部事務組合リンクから、自治体本体の財政状況ページへ移動できます。