北海道美瑛町:町立病院の経営状況(最新・2024年度)
北海道美瑛町が所管する病院事業「町立病院」について、2024年度の経営状況と分析コメントを確認できるページです。
収録データの年度
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経営比較分析表(2024年度)
地域において担っている役割
地域医療の拠点として総合的な診療科を有し、24時間体制で救急医療の体制を確保している。専門的な治療は主に旭川市の高度医療機関・専門医療機関が行っているケースが多く、当院では急性期治療後の回復期、慢性期の診療を担っている。町内の介護施設等への訪問診療を定期的に行っており、患者の状態に応じた柔軟な診療体制を提供することにより、施設職員の負担軽減と適切な医療の提供を行っている。さらに、健康診断や人間ドックを実施するなど予防医療にも取り組み、疾病の早期発見・早期治療や重症化予防につなげている。医療だけでなく、日頃の健康管理の機会を提供することで、町民が安心して暮らし続けられる地域づくりに寄与している。
経営の健全性・効率性について
経常収支比率について、繰入金及び資産減耗費の減額によって、収益及び費用のいずれも減額となったことから、前年度比0.6ポイント減の102.5%となった。医業収支比率については、前年度比2.3ポイント増の60.8%であり、医業収支の不足分を他会計からの補助金により補填している。また、患者1人1日当たりの収益について、類似病院平均値と比較して額が低い点については、地域の病院として回復期・慢性期患者の再来が多く、急性期における高度な治療を必要とする患者の割合が低いことによるものであると考えられる。職員数は退職者不補充を原則としているが、職員の約31%が50代以上、約45%が40代であり、収益に対する給与費の割合は高い。
老朽化の状況について
有形資産の減価償却率は、類似病院の平均と比較して6.8ポイント高い。平成10年の病院建設から27年が経過しているが、各種設備は部分修繕をしながら現在も使用しているものが大半であり、大規模な更新ができていないことが大きな要因であると考えられる。大規模な設備の更新については、単年での予算計上が難しいことから、複数年での段階的更新を行うなど徐々に取り組んでいるところであり、今後も計画的に更新を行っていく予定である。また、器械備品についても類似病院の平均と比較して4.3ポイント高くなっている。建物設備と同様、機器更新についても償却年数を経過した後も、長く使用している備品が多いためであるが、必要な保守点検を実施しており、安全性は確保できている。また、概ね5年先まで更新計画を立てており、計画的に更新している。
全体総括
医業収益は前年度から回復傾向にあるものの、コロナ禍前までの回復には至らず厳しい状況が続いているため、今後の動向を注視しながら、収益向上のための経営改善に取組んでいく。また、収益確保のためには医師の確保が欠かせないことから、今後も計画的な医師の採用及び旭川医科大学との連携を深め、強い診療体制づくりに努める。また、北海道地域医療構想の目的である人口構造の変化に対応できる医療提供体制を構築することを目指し、上川中部圏域での医療需要及び必要とされる病床数の推計を踏まえ、当院における病床機能及び病床数の見直しをするに当たり、今後の病院のあり方について町民アンケートを実施し、広く意見をいただいたほか、院内運営委員会、諮問機関である病院運営審議会の中で検討を進めてきた。町民が安心して医療を受けることのできる環境を持続できるよう、時代と環境に合わせて柔軟に変化し、今後も安定的な存続を目指していきたい。
出典:
経営比較分析表
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よくある質問
このページで何が分かりますか?
町立病院の2024年度の経営比較分析表、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『経営比較分析表』をもとに構成しています。
自治体本体の財政も見られますか?
ページ上部の美瑛町リンクから、自治体本体の財政状況ページへ移動できます。