北海道美瑛町:町立病院の経営状況(2022年度)
北海道美瑛町が所管する病院事業「町立病院」について、2022年度の経営状況と分析コメントを確認できるページです。
収録データの年度
2024年度2023年度2022年度2021年度2020年度2019年度2018年度2017年度2016年度
経営比較分析表(2022年度)
地域において担っている役割
地域医療の拠点として総合的な診療科を有し、24時間体制で救急医療の体制を確保している。専門的な治療は主に旭川市の高度医療機関・専門医療機関が行っているケースが多く、当院では急性期治療後の回復期、慢性期の診療を担っている。町内の介護施設等への訪問診療、オンライン診療を定期的に行っており、患者の状態に応じた柔軟な診療体制を提供することにより、施設職員の負担軽減と適切な医療の提供を行っている。新型コロナウイルス感染症に対する対応では、休日においても発熱外来での診察を行っており、検査体制の充実に努めるほか、町の保健福祉部門と連携してワクチン接種へ積極的に協力し、町内での感染拡大防止のための中心的役割を担っている。
経営の健全性・効率性について
経常収支比率、医業収支比率ともに前年度を下回った。要因としては診療体制の変更(年度途中に医師が退職したことに伴う収益の大幅減)、新型コロナウイルス感染症に伴う業務の制限(ワクチン接種実施による外来診療日数減、1病室当りの入院人数の制限)、医療材料等の価格高騰、人件費増加による委託費の増が主なものである。また、患者1人1日当たりの収益は昨年度と比較してややプラスとなったものの、類似病院平均値と比較して額が低い点については、地域の病院として回復期・慢性期患者の再来が多く、急性期における高度な治療を必要とする患者の割合が低いことによるものであると考えられる。職員数は退職者不補充を原則としているが、職員の約25%が50代以上、約47%が40代であり、収益に対する給与費の割合は高い。
老朽化の状況について
有形資産の減価償却率は、類似病院の平均と比較して5.3ポイント高い。平成10年の病院建設から25年が経過しているが、各種設備は部分修繕をしながら現在も使用しているものが大半であり、大規模な更新ができていないことが大きな要因であると考えられる。大規模な設備の更新については、単年での予算計上が難しいことから、複数年での段階的更新を行うなど徐々に取り組んでいるところであり、今後も計画的に更新を行っていく予定である。また、器械備品についても類似病院の平均と比較して10.9ポイント高くなっている。建物設備と同様、機器更新についても償却年数を経過した後も、長く使用している備品が多いためであるが、必要な保守点検を実施しており、安全性は確保できている。また、概ね5年先まで更新計画を立てており、計画的に更新している。
全体総括
コロナウイルス感染症への対応は、発熱外来の継続やワクチン接種体制を維持しながらも、今後の動向を注視しながら診療時間数増加を検討するなど、収益向上のための経営改善に取組んでいく。また、収益確保のためには医師の確保が欠かせないことから、今後も計画的な医師の採用及び旭川医科大学との連携を深め、強い診療体制づくりに努める。現在、令和5年度からの5年間の美瑛町立病院経営強化プランを策定しており、①医療圏における機能の最適化と連携②医師を含むスタッフの確保及び働き方改革③効果的なインフラの維持整理④新興感染症拡大時の対応と平時の機能整備⑤運営形態の見直し⑥持続可能な病院経営の構築、以上6点の視点から経営の強化と収支改善への取組みを進めている。厳しい経営状況にはあるものの、町民が安心して医療を受けることのできる環境を持続できるよう、時代と環境に合わせて柔軟に変化し、今後も安定的な存続を目指していきたい。
出典:
経営比較分析表
,
よくある質問
このページで何が分かりますか?
町立病院の2022年度の経営比較分析表、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『経営比較分析表』をもとに構成しています。
自治体本体の財政も見られますか?
ページ上部の美瑛町リンクから、自治体本体の財政状況ページへ移動できます。