埼玉県小鹿野町:国民健康保険町立小鹿野中央病院の経営状況(最新・2024年度)
埼玉県小鹿野町が所管する病院事業「国民健康保険町立小鹿野中央病院」について、2024年度の経営状況と分析コメントを確認できるページです。
小鹿野町
末端給水事業
国民健康保険町立小鹿野中央病院
国民宿舎 両神荘
特定地域生活排水処理
収録データの年度
2024年度2023年度2022年度2021年度2020年度2019年度2018年度2017年度2016年度
経営比較分析表(2024年度)
地域において担っている役割
地域人口減少に伴い患者数が減少しているが、西秩父地域では唯一の病院である。入院機能では急性期病床45床、回復期病床30床(地域包括ケア病床)で運営している。退院後も見据えた多職種連携が充実しており、予防からリハビリまで切れ目のない医療提供が可能である。外来診療では近隣のクリニックでは難しい検査や手術も実施しており、特に白内障の手術希望患者が多い。また、訪問看護事業も軌道に乗り始め、在宅医療提供体制が充実している。以上のことから、西秩父地域の医療拠点としての役割を担っている。高齢化が著しく、市街地への公共交通機関が乏しい当地域にとってはなくてはならない病院である。
経営の健全性・効率性について
①経常収支比率→主に入院収益において、8月に結核およびコロナウイルスの院内感染が発生したため制限を行った。以降、患者数が伸び悩み収益減と急激な給与費増により、前年度に続き一般会計から追加繰り入れを行ったが経常収支比率は100%を切った。②医業収支比率→外来・入院収益ともに前年度を下回り、医業費用は給与費が前年度を約5千万円上回った影響が大きく減となった。③修正医業収支比率→給与費の急激な増加や施設修繕による費用が負担となっている。一般会計からの繰入金がなければ経営が成り立たない状況である。④病床利用率→許可病床は95床だがスタッフ数を考慮し、急性期・回復期病床ともに30床での運用を行っている。入院制限を行った8月以降の患者数が伸び悩み、昨年度より下回る結果となった。⑤入院患者1人1日当たり収益→単価の高い白内障手術を原則日帰りで対応することになり、対象の患者が増加している。結果、入院患者一人一日あたりの収益は減となった。⑥外来患者1人1日当たり収益→患者数自体は昨年度と大きな差はないが、外来での白内障手術患者が増加し、収益が伸びている。⑦職員給与費対医業収支比率→前年度比医業収益が大きく減となっている中、給与費はベースアップにより前年度を大きく上回る結果となったため、職員給与費対医業収益比率は高くなっている。⑧材料費対医業収支比率→患者数減少により診療材料費と給食材料費は減となったが、高単価なコロナウイルス患者への点滴や、眼科の注射治療を受ける患者が増加し医薬品費が大きく上回り前年度を上回った。⑨累積欠損金比率→H14年度に病院を増改築し、その後も施設修繕や機器更新で多額の減価償却費を計上している。現状のままでの収益増加は厳しい状況である。累積欠損金の解消に向けるため、病床再編や在宅医療体制の拡大といった新たな方法にも取組んでいく。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率、②機械備品減価償却率は類似団体平均値を大きく上回っており、固定資産減価償却率が高いことから老朽化が進んでいる。③1床あたり有形固定資産については、平均値を下回っているが、老朽化により設備の更新を行った場合は上昇することが予想される。病院本館は昭和51年に建設し40年経過し老朽化しており、令和6年度中に屋上防水工事に着手した。機械備品についても類型団体と比較して減価償却率が高くなっている。医療機器に関しては、保守点検及び精度管理を定期的に実施し、耐用年数より長く利用している機器が多い。保守点検業者から精度が確保されないと判断された場合は、機器の更新を行なっている。今後は、空調設備、ボイラー、照明のLED化等の更新を計画をしている。病床再編により必要な機能を集約し施設・機器の更新を適正に行えるよう検討していく。
全体総括
当地域の人口減少、高齢化による患者数の減少は、病院経営を逼迫させている。施設の老朽化も目立っているが、多額の費用を投じた改修は困難である。さらに給与のベースアップにより給与費の上昇も著しく、経営を逼迫させている。令和6年度については、前年度を上回るペースで収益が出ていたが、8月にコロナウイルス感染症および結核が入院患者から発生し、入院機能の一部を制限した。また、診療報酬改定により基準を満たせず算定不可となった項目もあり、医業収益全体でも前年度を下回る結果となった。令和8年度には、病棟を1本化し必要な機能を集約し人員の適正配置の実施や施設・機器の更新を最小化出来るよう計画している。合わせて訪問看護・訪問診療等の在宅医療の強化は継続して取り組んでいく。当院が地域医療の拠点として存続するために最善な方法を検討していきたい。
出典:
経営比較分析表
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よくある質問
このページで何が分かりますか?
国民健康保険町立小鹿野中央病院の2024年度の経営比較分析表、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『経営比較分析表』をもとに構成しています。
自治体本体の財政も見られますか?
ページ上部の小鹿野町リンクから、自治体本体の財政状況ページへ移動できます。