埼玉県小鹿野町:国民健康保険町立小鹿野中央病院の経営状況(2022年度)
埼玉県小鹿野町が所管する病院事業「国民健康保険町立小鹿野中央病院」について、2022年度の経営状況と分析コメントを確認できるページです。
小鹿野町
末端給水事業
国民健康保険町立小鹿野中央病院
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特定地域生活排水処理
収録データの年度
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経営比較分析表(2022年度)
地域において担っている役割
平成31年4月以降、急性期病床45床、回復期病床30床(地域包括ケア病床)で運営している。外来診療では、整形外科と眼科で近隣のクリニック等では難しい症例も受入れ手術治療も行っている。秩父郡市全域で人口減少と高齢化は加速しているが、西秩父地域では唯一の病院であり、地域医療を提供する役割は大きい。令和5年度からは訪問看護事業を当町保健課より当院に移管し、より地域に根付いた医療を提供している。また、予防からリハビリまで切れ目のない医療を提供するため、訪問診療、通所リハビリ・訪問リハビリサービスにも力を入れている。また、緩和ケアの対応も行っており、地域医療の拠点としての役割も担っている。
経営の健全性・効率性について
①経常収支比率→外来収益は、新型コロナウイルス感染拡大による発熱外来対応が継続しており増加。入院収益は前年度を上回るペースであったが、2月に発生したクラスターの影響で最終的には前年度を下回った。医業収益全体でもワクチン接種対応が落着いてきたことも重なり、昨年度を僅かに上回る程度となった。また、一般会計からの繰入金が前年度を下回り、総収益は減少した。費用全体では給与費をはじめ材料費、経費共に増加し経常収支比率は減となった。②医業収支比率→医業収益は前年度とほぼ横ばいであったが、医業費用が20,000千円増となったことから医業収支比率は減となった。③修正医業収支比率→収益では院内クラスターの影響により入院収益が伸び悩んだほか、ワクチン接種希望者が減少し公衆衛生活動収益に影響が出た。費用では燃料費高騰により、光熱給水費が大きく増加した結果、修正医業収支比率は減となった。④病床利用率→許可病床は95床であるが、スタッフ数を考慮し一般病床、回復期病床ともに30床での運用を行っている。高齢患者が多く、回復期病床を経由して退院するケースも多く利用率はわずかに増となった。⑤入院患者一人一日あたり収益→単価の高い眼科手術を入院で対応していたが、日帰りを希望する患者が増加し、入院患者一人一日あたりの収益は減となった。⑥外来患者一人一日あたり収益→発熱外来の対応が継続し加算が付いていることと、単価の高い眼科の日帰り手術患者が増加し外来収益に上乗せされ増となった。⑦職員給与費対医業収支比率→給与費は減少傾向であったが、発熱外来や院内クラスターの影響で防疫作業手当等の各種手当が増加した。その結果、職員手当が約5,000千円増加し給与費全体でも440千円増となった。医業収益全体で前年度比207千円増に留まっているため職員給与医業収支比率は前年度比で0.7%増となった。⑧材料費対医業収支比率→医業収益は微増しているが、発熱外来やクラスター発生時のコロナウイルスの検査試薬の購入が増え1.0%増となった。⑨累積欠損金比率→14年度病院に増改築工事を実施し、多額の減価償却費を計上しており、人口減少、新型コロナウイルス感染拡大による患者数減により収益も伸び悩み厳しい状況である。経常収支は前年度比で約39,000千円減であるが、累積欠損金比率は4.4%改善している。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率、②機械備品原価償却率は類似団体と比較し固定資産減価償却率が高いことから老朽化が進んでいると思われる。病院本館は昭和51年に建設し40年経過しており、建物の安心・安全を確保するため、平成29年度に耐震工事を、雨漏り対応工事を令和2年度に実施した。機械備品についても類型団体と比較して償却率が高くなっており、医療機器に関しては、経営も厳しく1年でも長く有効利用するために、保守点検及び精度管理を定期的に実施し、耐用年数より長く利用している機器が多い。保守点検者の情報により精度が確保されない場合は、機器の更新を行なっている。
全体総括
西秩父唯一の病院であるが、人口減少、高齢化が加速している状況は変わらず、医療・経営面のどちらも厳しさが増している。また施設の老朽化も加速し、修繕には多額の費用がかかるため、小鹿野町単独での運営も厳しい現状となっている。令和4年度については概ね入院収益が好調であったが、2月に新型コロナウイルスのクラスターが発生した影響が大きく、最終的には前年度を下回る決算となった。令和5年度からは訪問看護事業を取入れ、患者数の増加や経営面の改善を図っている。近い将来、病棟の集約と訪問看護事業の拡大を検討しており、適切な人員配置と患者数を確保することに努め、収益改善につなげていきたい。イルス感染症補助金や一般会計繰入金などを受けて7年ぶりに黒字となり-ました。老朽化の状況では、減価償却上の耐用年数39年に達した建物もあ-ることから、今後の病院施設の方向性について検討しているところです。施設、医療機器については、過大な投資をせず、整備後も将来の減価償却費の増大が負担にならないよう、計画的に行っていく必要があります。
出典:
経営比較分析表
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よくある質問
このページで何が分かりますか?
国民健康保険町立小鹿野中央病院の2022年度の経営比較分析表、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『経営比較分析表』をもとに構成しています。
自治体本体の財政も見られますか?
ページ上部の小鹿野町リンクから、自治体本体の財政状況ページへ移動できます。