広島県神石高原町:神石高原町立病院の経営状況(最新・2024年度)
広島県神石高原町が所管する病院事業「神石高原町立病院」について、2024年度の経営状況と分析コメントを確認できるページです。
収録データの年度
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経営比較分析表(2024年度)
地域において担っている役割
当病院は、中山間へき地である本町における入院を担う唯一のへき地病院である。施設の老朽化のため、令和4年5月に病院新築移転を行い、外来7診療科、一般病棟60床で病院運営を行っている。救急医療、訪問診療、訪問看護、リハビリテーション、人工透析、無医地区対策として巡回診療等を行っており、所謂不採算医療を地域医療確保の観点から実施している。また、予防接種や健診の実施、特養入所者の健康管理等、地域の健康維持の重要な役割も担っている。また、医学部・看護学部等学生の臨床実習・初期研修医の研修の場を提供し、地域医療を担う医療人の教育も行っている。
経営の健全性・効率性について
①町一般会計の繰入等により、毎年100%を上回っている。②③人口減少等に伴って入院患者数が減少し、医業収益の増加が見込めない中、人件費等の固定費の割合が高くなり、令和5年度からは病院新築分の減価償却が計上され、収支比率が大幅に低減した。④令和4年5月より、それまでの一般47床・療養36床から、一般60床に変更したが、人口減少や介護施設への入所等に伴い、入院患者数は年々減少傾向にあり、病床利用率としては横ばいで推移していたが、令和6年度は改善された。⑤上記のとおり病床数を変更し、療養病床を廃止及び地域包括ケア病床を18床に増床したことにより、入院単価が上昇しているが、令和6年度は横ばいとなっている。⑥外来はほぼ全件が院外処方のため、平均単価が低くなっている。⑦②の理由により、ゆるやかな増加傾向にある。⑧⑥の理由で、近年比率が低くなっていたが、令和4年度の療養病床の廃止で慢性患者が減少したこと、令和6年度は高額医薬品の増加、材料費の高騰の影響により比率が上昇した。
老朽化の状況について
①建物・設備・備品の老朽化により、近年減価償却費が増加し、率も上昇傾向にあったが、令和4年の病院移転新築により新病院建物や関連設備を取得し、固定資産が大幅に増加したことにより、償却率が大きく下がった。令和5~6年は上昇しつつある。②令和5年度は高額医療機器の更新はなかったため、令和6年度の器械備品減価償却率は上昇したが、新病院移転時の高額医療機器更新の影響で、類似病院平均値以下となっている。③それまで既存の建物・設備の大半は経年後に県から移譲された財産であり、受贈価格が低くなっているため、全国平均を大きく下回っていたが、令和4年度に病院移転新築を行い、建物や設備等の取得を行った。また病床数も83床から60床に減少したため、1床あたり有形固定資産は大幅に増加した。
全体総括
本町では急速に人口減少が進み、入院患者数等も減少傾向にあるため、医業収益は減少しているが、支出は人件費等の固定費が大きな割合を占め、相対的に経営が悪化している。病院建物については、旧棟は築50年を迎え老朽化が進み、耐震性にも問題が生じていた。こうした状況に対応すべく、令和4年度に町立病院の新築移転を行った。病棟は60床1病棟に再編し、地域包括ケア病床の増床等により入院単価を上昇させる一方、看護師等の人員を削減して人件費の抑制を図る。また、令和5年度から5か年計画で、公立病院経営強化プランを策定し、それに沿って経営の効率化、改善を進めていく。一方で、病院建物、医療機器の更新等により、令和5年度から減価償却費の大幅な増加となり、令和8年度からは起債の償還額等が大幅に増加する見込みのため、引き続き収支バランスの適正化に努める必要がある。
出典:
経営比較分析表
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よくある質問
このページで何が分かりますか?
神石高原町立病院の2024年度の経営比較分析表、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『経営比較分析表』をもとに構成しています。
自治体本体の財政も見られますか?
ページ上部の神石高原町リンクから、自治体本体の財政状況ページへ移動できます。