大淀町:公共下水道

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経営比較分析表(2018年度)

経営の健全性・効率性について

・⑤経費回収率について、使用料収入の微減や、減価償却費の増加等により、ほぼ横ばいの数値となっている。しかしながら、依然として100%を下回っており、一般会計繰入金等の使用料以外の収入で経費を賄っているのが現状である。・⑥汚水処理原価について、前年度より0.6円増加しているが、主な要因として、分流式下水道に要する経費の算出方法が変更となったことや、④企業債残高対事業規模比率が減少したことにも表れているように、企業債残高の減少により支払利息も減少したことが挙げられる。※⑦施設利用率が0%であるのは、奈良県流域下水道に接続することで終末処理を行っているためである。

老朽化の状況について

・本事業は供用開始後23年を経過しているが、保有資産の大部分が管渠であり、耐用年数は50年を見込んでいるため現在老朽化の度合いは非常に低い。・①有形固定資産減価償却率も非常に低いが、本事業は平成26年度より企業会計に移行しており、今後も未普及解消のための施設整備を進めていく必要があることから、向こう数十年間は増加していく傾向にあると考えられる。

全体総括

・平成30年度は、水洗化人口及び有収水量の減少により、下水道使用料は微減となっており、収益は減少しており、依然として一般会計繰入金等の使用料以外の収入に頼らざるを得ない状況である。本町下水道事業は整備の途上にあり、未普及地区の整備を行うことで、今後も下水道使用料は増収することが見込まれるが、同時に資産の増加に伴う減価償却費等の費用が増加することも見込まれるため厳しい経営状況が続くと予想される。今後も引き続き、効率的な整備による普及率の向上や供用開始後の未接続箇所への接続依頼等により使用料収入を増加させることで、特定環境保全公共下水道事業も含む本町下水道事業全体の経営基盤の強化を図っていく。

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