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過疎化による人口の減少及び高齢化率(平成23年度末%)に加え、中心となる産業がないこと等により税収等の自主財源が乏しいことから、類似団体平均を下回る状況が続いている。定員適正化計画に基づき適正な定員管理に努めるとともに、集中改革プランに基づく事務事業の一層の効率化を進め、健全な財政運営に取り組む。
民間資金の繰上償還による地方債残高の減少により公債費が減少していることや、定員適正化計画に基づく退職者不補充・新規採用者抑制の取り組みによる人件費減少などにより類似団体平均を下回っているが、普通交付税及び臨時財政対策債を主とする経常一般財源の収入が減少したことにより、昨年度より増加した。自主財源が少なく交付税等の依存財源が大きい当村では、交付税等の増減により数値が左右されることも多いが、引き続き地方債発行の抑制などの経常経費削減に努める。
合併に伴う職員、施設等をそのまま引き継いできていることが、類似団体平均を上回る主要因となっている。人件費は、定員適正化計画に基づく新規採用の抑制等により減少傾向にあり、物件費及び維持補修費も前年度より減少しているが、人口の減少(前年度-137人)により1人当たりの金額が増加した。類似団体平均を上回って推移しているため、引き続き定員適正化計画に沿った新規採用の抑制等を図り、集中改革プランの着実な実践によるコスト削減に努める。
実施済の給与抑制や退職、経験年数階層の変動等により類似団体平均を下回っている。国家公務員の時限的な給与改定特例法による措置が無いとした場合の指数は、93.1で前年より-0.5となっている。今後も勤務評定制度等を通じ、適正化に努める。
類似団体平均を上回っているのは、合併に伴い旧村の職員133人がそのまま引き継がれていることが主要因となっている。平成23年1月に第2次定員適正化計画の策定を行い、これを着実に実行して定員規模の適正化を図っており、平成24年度計画数値109人に対して、平成24年4月1日現在107人となっている。また、平成32年度には78人を目標としている。
合併前の旧村で借り入れた地方債の償還により高い数値を推移してきてが、補償金免除繰上償還や任意の繰上償還を実施してきた結果、年々減少傾向にあり、単年度では11.6%となっている。減少しているとはいえ類似団体平均を下回っているため、今後も財政状況を考慮しながら可能な範囲で繰上償還を実施することや、投資事業の選択と集中により新規発行の抑制に努める。
民間資金の地方債繰上償還等により、地方債現在高が減少(279百万円)したことや、財政調整基金及び減債基金への積立(364百万円)により充当可能基金が増加したことなどにより、類似団体平均を下回っている。今後も公債費等の削減により将来負担の軽減を図り、財政の健全化に努める。
定員適正化計画に基づき職員数の抑制を図っている結果、人件費は減少傾向にあり、類似団体平均を下回る要因となっている。今後も定員適正化計画に沿って人件費の削減に努める。
類似団体平均を下回っているが、普通交付税及び臨時財政対策債を主とする経常一般財源の収入が減少したことにより、昨年度より増加した。物件費に係る充当経常一般財源は減少しているが、今後は、合併以前に整備された同種の施設等の整理統合を通じ、経費の削減に努める。
類似団体平均を下回っているが上昇傾向にある要因として、児童手当及び子ども手当や要援護者に対する給付費が増加傾向にあることが挙げられる。扶助費の削減は難しい状況にあることから、他の経費の削減により全体としての支出削減に努める。
その他に係る経常収支比率が類似団体平均を上回っているのは、国民健康保険会計をはじめとする公営事業への繰出金、上下水道会計への公営企業債償還に係る繰出金及び温泉施設会計への運営経費に係る繰出金が多額であることが挙げられる。公営事業会計は、医療費、介護給付費等の伸びを抑制する施策を研究・実施し、上下水道会計は、簡易水道事業において平成23年1月から料金改定を行ったが、下水道事業も含め適正な使用料となるよう努め、温泉施設会計は、経営改善に努める一方、民間への指定管理委託を検討中であり、一般会計の負担額を減らすよう努める。
類似団体平均を下回っているのは、団体の統合、事業の見直し等により削減を図ってきていることが要因している。今後も補助金交付団体の活動状況、資金の収支状況、補助金の使途・効果等を検証し、支援のあり方を見直していく。
合併前の旧村時に借り入れた地方債の償還により、類似団体平均と比較して高い数値で推移してきたが、補償金免除繰上償還や任意の繰上償還を実施している結果、類似団体と同水準程度に下がってきている。今後も繰上償還の実施により公債費負担の軽減を図るとともに、投資事業の選択と集中による地方債の発行抑制に努める。
類似団体平均を下回っているのは、定員適正化計画に基づく新規採用の抑制等により人件費が減少していることが主要因となっている。今後、社会保障経費の増加、事業の選択、税収、交付税等の状況によっては、一転悪化することも考えられるため、この数値を維持または、さらに改善できるよう、定員適正化計画に沿った職員の採用抑制、事業執行にあたっての事業効果・必要性等の検証・精査、集中改革プランに沿った事務事業の一層の効率化に努めることにより、引き続き健全な財政運営に取り組む。
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