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財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定
人口の減少や全国平均を上回る高齢化率に加え、町内に中心となる産業がないこと等により財政基盤が弱く、また長引く景気の低迷により税収の減少しており、類似団体平均を大きく下回っている。歳入の31.6%を地方交付税に依存し、県内市町村と比べて財政基盤が脆弱である状態が続いている。歳出の徹底的な見直しと施策の重点化の両立に努め、活力あるまちづくりを展開しつつ、行政の効率化に努めることにより、財政の健全化を図る。
平成23年度については、東日本大震災により業務量の増加から職員人件費が大幅に増加したことにより、経常収支比率の増となっていた。平成25年度は福島県平均の85.4%を下回る79.1%となっているが、震災関連の交付税増が要因となっており、今後、指数のさらなる改善を図るためには、効率的な財政運営による歳出削減が不可欠となる。
人件費・物件費等の決算額が人口1人当たりの金額が類似団体を上回っているのは、主に物件費が要因となっている。これは、除染事業(民地等)に係る費用が増加しているためである。今後は除染事業に係る費用が減少していくことにより、低くなっていくことが見込まれる。
類似団体と比して3.5上回っている。前年度よりも下がった要因として、任期付職員の採用が上げられる。また、給与制度の見直しを実施し、給与カット(4級以上0.5%)の実施により適正な水準への引き下げを図っている。
類似団体平均と近い9.76人となっている。平成17年度に策定した集中改革プランの中で、平成18年度から平成22年度までの5年間で8人削減することとしていたが、平成21年度までの4年間で達成している。しかし、東日本大震災からの復興・復旧のために人員が必要となり、震災後は数値が上昇している。今後は各事業の状況を見ながら、より適切な定員管理に努める。
平成21年度に策定した公債費負担適正化計画に基づき、新たな起債発行の抑制や財政収支の状況を見ての積極的な繰上償還により、平成21年度と比較して7.4%との減となっている。類似団体の平均と同水準なっているが、比率算出の分母となる普通交付税が増加したことも主な要因となっており、今後震災関連の交付税の減少や、交流の場建設事業の借入等により数値が上昇することが考えられる。計画策定後年々減少してきているため、今後も緊急度・住民ニーズを的確に把握した事業の選択により、起債に大きく頼ることのない財政運営に努める。
将来負担比率について、庁舎建設に係る地方債の増などにより地方債現在高が増加したものの、企業債残高及び債務負担行為に基づく支出予定額の減少などにより、前年度から0.9%減の77.4%となった。今後、交流の場(道の駅)建設事業の借入等により比率が上昇することが考えられるため、その他の借入を極力抑え、財政の健全化に努める。
類似団体平均とほぼ同水準の23.2となっている。平成23年度に東日本大震災により人件費は一時的に増加し、平成24年度は震災前と同水準となったが、震災からの復興事業等により人件費は増となっている。今後、今の水準よりも高くならない様、人件費関係経費全体について適正化を図っていく。
ごみ処理業務、消防業務等を一部事務組合で行っていることが類似団体平均と比べ低くなっている要因である。今後、臨時職員の増や、事業の民間委託などが進めば物件費に係る通常収支比率は高くなると見込まれる。
扶助費は1.2ポイント類似団体平均を下回っている。子ども医療費対象年齢拡大及び障害者自立支援費が増加しており、全国的に扶助費の占める割合が高くなっている状況からも、本町においても今後高くなることが予想されている。
その他に係る経常収支比率は、類似団体平均を2.2ポイント下回っている。今後も各特別会計・公営企業の事業内容の見直し、健全化を進めることにより繰出金の抑制を図っていく。下水道事業については経費を削減するとともに、独立採算の原則に立ち返った料金の値上げによる健全化を図ることにより、普通会計の負担額を減らしていくよう努める。
補助費等に係る経常収支比率が類似団体平均を上回っているのは、町の所属する一部事務組合各団体等(ごみ処理業務、消防業務等)への負担金が多額になっているためである。また、藤田病院組合への交付税3市町分が一括算入となっており、負担金としての額が大きくなっている。藤田病院組合への特別負担金の見直しを含め適正な水準を目指していく。
公債費に係る経常収支比率は、平成21年度策定の公債費負担適正化計画に基づく積極的な繰上償還を行ったことにより、類似団体を下回る数値となっている。繰上償還等により、継続して減少しているが、庁舎建設事業・交流の場整備事業などの大型事業関連の借入の償還が始まれば、公債費は増加していくと考えられるため、その他の新規起債発行の抑制に努め、公債費管理を行っていく。
類似団体平均と同水準の69.0となっている。その他は類似団体平均と比較して同水準以下となっており、藤田病院への特別負担金の見直しなどを検討し、公債費以外の経常比率の上昇を抑えていく。
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