簡易水道事業(法適用) 農業集落排水施設 公共下水道 簡易水道事業(法適用)
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人口の減少や全国平均を上回る高齢化率(平成26年4月現在34.7.%)に加え、町内に中心となる企業数も少ないことから、財政基盤が弱く、類似団体平均を下回っている。予算規模の縮小(平成17年度から平成元年度並みに圧縮)、組織の見直し(9課体制から2課減の7課体制)等に取り組んできたが、今後も第4次行財政改革大綱(平成22~26年度)、第5次行財政改革大綱(平成27~31年度)により行政の効率化に努める。また、地方債発行の抑制と地方税徴収強化等の取り組みにより財政健全化を図る。
人件費・物件費等の増加により、経常的支出に充当した一般財源は、対前年比3.9%増加した。また、町税が2.6%減、普通交付税が0.4%減となった事による経常一般財源の減によるものである。今後も町税の減収が予想されることから、現在取り組んでいる人件費抑制のための職員定数削減や、管理費削減のための施設の統廃合(平成21年度末小学校1校減、平成26年度保育所1休園措置)、事務費削減等を継続して実施し経常経費の削減を図るとともに、町税の徴収体制を強化し、経常一般財源を確保する。
人件費・物件費等の増加により類似団体平均を上回った。ゴミ処理業務や消防業務を一部事務組合で行っており、一部事務組合の人件費・物件費等に充てる負担金を合計した場合、人口1人当たりの金額は大幅に増加することになる。今後はこれらも含めた経費について、抑制していく必要がある。
類似団体平均を3.9ポイント下回っている。今後も、早期退職を募り、退職と採用のバランスを保ちつつ新陳代謝を図る。また、人事考課により、能力や適正、職務実績に基づく給与の格付けを実施し、給与の適正化に努める。
類似団体平均を3.2ポイント上回っている。旧町村単位に公共施設を設置(出張所5・小学校5・保育園4)しており、養護老人ホームも設置しているため人口に対して職員数が多い。また将来の行財政運営をにらみ、年代別職員構成の不均衡を是正するため、平成25年度に民間経験者12名を含む新規職員17名を採用したことにより数値が上昇した。今後も施設の統廃合、事務の効率化をはかり適正な定員管理に努める。
起債抑制策により大きく上昇すること無く推移している。順調に地方債残高を減少させ公債費の抑制に努めてきた。総合計画で財源配分を充分に検討するすることにより、地方債の新規発行の抑制に努め、歳入に見合った予算を編成し、財政健全化を図る。
地方債残高が、一般会計4.4%、公共下水道事業5.2%、農業集落排水事業5.2%それぞれ減少したことにより前年に対し8.3ポイント改善した。今後も公債費等義務的経費の削減を中心とする行財政改革を進め、財政の健全化に努める。
人件費にかかる経常収支比率は類似団体平均と比較して4.2ポイント高くなっている。前年に対しては2.4ポイント高くなっており、人件費の構造的な部分が改善できていない。旧町村単位に公共施設を設置(出張所5・小学校5・保育所4)し、養護老人ホームも設置していること等から類似団体に比べ職員数が多いことが原因である。引き続き定員適正化計画により適正な定員管理に努める。
物件費にかかる経常収支比率は前年に対し1.3ポイント高くなった。年々電算システム関係経費や施設管理経費、行政計画等に関する物件費が増大しており、増加の要因となっている。電算システムの総合的な見直しを行うなど、増加の抑制に努めており、管理経費等についても、予算査定時に前々年度決算額及び当該年度の執行額に応じた減額査定を行い経費削減に努める。
扶助費にかかる経常収支比率は類似団体平均と比較して1.7ポイント高く、前年に対しては0.6ポイント低くなっている。類似団体平均を上回っている原因として、高齢化による老人福祉費や、養護老人ホームを設置しているための老人施設費、旧町村単位に保育所を設置してあることによる児童福祉費等の増加、子育て支援の一環にとして乳幼児等医療費助成を中学3年生まで拡大していることによる単独の福祉医療費助成が増加していることによる。老人福祉費や福祉医療費助成については予防事業の推進と適切な施設管理により抑制に努める。
その他にかかる経常収支比率は類似団体平均と比較すると2.2ポイント高くなっている。主な要因は特別会計繰出金が多いためで、公共下水道・農業集落排水事業に対するものについては、起債の償還のピークを過ぎ徐々に比率は低下しているが、後期高齢者医療や介護保険に対する繰出金が増加傾向にあり、繰出金が減少しない要因である。今後、医療受診の的確な指導や介護予防事業など保健指導事業の強化や、介護保険料の適正化により、普通会計の負担を減らしていくよう努める。
補助費にかかる経常収支比率は類似団体平均と比較して2.7ポイント低くなっている。これは、平成17年度に予算規模を平成元年度と同規模に圧縮した際、団体に対する補助金の支給の見直し及び削減を実施し、その後においても予算査定時に前々年度決算額及び当該年度の執行額、団体の活動内容や実績に応じた減額査定を繰り返していることが要因である。今後も充分内容を査定し適正化に努める。
公債費にかかる経常収支比率は前年に対して0.2ポイント改善したが、引き続き、新規借入を抑制し、元利償還金を上回らないようにする。新規事業については総合計画において財源配分を充分に検討し、極力地方債の新規発行に依存しない方法で適正な財源確保に努める。
公債費以外にかかる経常収支比率は類似団体平均と比較して4.8ポイント高くなっている。前年に対して4.5ポイント増加した。構造的な部分では何ら変わっておらず、税収の伸びは見込みにくい状況で普通交付税によるところが大きく、今後も、継続的な経常一般財源の増加が見込づらい状況である。扶助費、維持補修費などにおいては、決算額ベースで前年を下回ったものの、人件費、物件費や補助費については増加しており、引き続き個々に示した対策の実施に努める。
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