🗾19:山梨県 >>> 🌆 峡南医療センター企業団:市川三郷病院
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地域において担っている役割峡南医療センター企業団は、公立病院として地域医療を守るため、急性期から回復期、在宅医療に至るまで地域全体で切れ目のない必要な医療を提供し、地域完結型医療を目指している。市川三郷病院においては、へき地医療拠点病院の指定を受け、民間医療機関の立地が困難な地域への巡回診療をおこなっている。 |
経常収支比率医業収支比率累積欠損金比率病床利用率入院患者1人1日当たり収益外来患者1人1日当たり収益職員給与費対医業収益比率材料費対医業収益比率 |
経営の健全性・効率性について●経常収支比率・医業収支比率平成26年度の統合以降、慢性的な医師不足により医業収益が伸び悩み、類似病院平均値を下回る結果となっていたが、富士川病院との連携により入院患者が増加したため、平成30年度は平均値程度まで改善した。●累積欠損金比率平均値を下回っているものの、企業団発足以降、毎年度赤字決算のため累積欠損金比率は年々上昇しており、解消に向けた経営改善が必要である。●病床利用率許可病床90床のうち40床を休床としているため、平均値と比較すると大きく下回っている。地域の状況にあった病院規模・病床数への移行が課題となっている。●入院患者・外来患者収益血液浄化療法科の単価が高額であることから入院外来共に平均値より高い状況である。しかしながら、診療報酬改定の影響等により収益単価は減少傾向にあり、医師の確保が必須である。●職員給与費対医業収益比率企業団発足当初は、平均値を大きく上回っていたが、施設間の職員異動や退職不補充等により、年々改善されている。●材料費対医業収益比率血液浄化療法科等の材料が高額なため平均値を上回っている。 |
有形固定資産減価償却率器械備品減価償却率1床当たり有形固定資産 |
老朽化の状況について当企業団が平成26年度に発足し、建物や機械備品等の中古資産を多く引き継いだため平均値と比較して低い数値で推移してきたが、企業団発足から5年が経過し耐用年数の過ぎた機械器具が多いことなどから、上昇幅が大きくなっている。医療機器の更新が今後の課題である。また、同様の理由で帳簿原価の無い資産を企業団発足時に多く引き継いでいるため、1床当たりの有形固定資産も平均値を大きく下回っている状況である。 |
全体総括当面は平成28年度に策定した、峡南医療センター改革プランに沿った経営改善を着実に実行し、経常収支比率や累積欠損金比率の改善に取り組んでいく。また、施設の老朽化が著しいことから、改革プランにもあるとおり、山梨県の地域医療構想に即した回復期機能の病床の新設や規模のダウンサイズを図りながら施設の建替えを検討していく。 |
本ウェブサイトは、地方公共団体の財政に関するオープンデータのうち再利用困難なものを収集・整理し、
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