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経常収支比率累積欠損金比率流動比率企業債残高対給水収益比率料金回収率給水原価施設利用率有収率 |
経営の健全性・効率性について経常収支比率については、有収水量の減少に伴う給水収益の減少及び修繕費等維持管理費の増加等による費用の増加に対し、料金改定に対する水道料金軽減分補助金の増加により100%を上回っています。増加傾向にあった累積欠損金については、16.81ポイント減少しましたが、平均値より大きく上回っている状況です。流動比率については、現金預金が減少したことで100%を下回っており、企業債の償還には一般会計繰入金等を原資とする予定です。料金水準の妥当性を示す料金回収率は、旧簡易水道地区の収支不足分を繰入金で賄っていることや料金軽減の影響により、依然として低い数値となっています。本市の水道事業は、給水区域面積が広大であり維持管理の必要な施設や管路が多いことから、給水原価が平均値よりも高い状況となっています。有収率については、前年度に比べ有収水量が減少したことや、漏水等により発生する配水量が増加したため減少しています。漏水量の削減と有収率の改善に向けて、漏水を想定した訓練を実施したほか、今後においても継続的に漏水調査を行います。 |
有形固定資産減価償却率管路経年化率管路更新率 |
老朽化の状況について償却対象資産の減価償却の状況を示す有形固定資産減価償却率は前年度比1.27ポイント増の45.58%、法定耐用年数を経過した管路延長の割合を示す管路経年化率は、昭和50年後半に給水区域を拡張した際に整備した管路が、耐用年数を経過した影響で前年度比15.65ポイント増の29.49%となっています。当該年度に更新した管路延長の割合を示す管路更新率は0.35%に留まっています。建設改良費の抑制を行っているため、今後も管路経年化率は増加していく見込みですが、優先度を考慮した効率的な管路の更新を実施していきます。 |
全体総括令和4年10月に料金改定をした影響で、14期ぶりの黒字決算となりました。しかし、流動比率は悪化しており、経営状況は依然として厳しい状況となっています。また、法定耐用年数を経過し更新時期を迎える管路が増加していますが、すべての管路を更新することは困難であるため、管路の劣化状況などから判断し計画的に更新を進めます。今後においても、「士別市水道事業経営戦略」に基づき、計画的かつ効率的な事業運営や経営基盤の強化を推進することで、持続可能な事業運営を確立し、安全で安心な水道水の安定的な供給の実現をめざします。 |
出典:
経営比較分析表
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