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経常収支比率累積欠損金比率流動比率企業債残高対給水収益比率料金回収率給水原価施設利用率有収率 |
経営の健全性・効率性について経常収支比率は、有収水量の減少に伴う給水収益の減少及び修繕費等維持管理費の増加等による費用の増加に対し、一般会計繰入金の増加や料金改定に対する水道料金軽減分補助金により、前年度と比較し増加していますが、健全経営の水準とされる100%を下回っています。累積欠損金についても年々増加しており、平均値を大きく上回っています。流動比率については、現金預金が減少したことで100%を下回っており、企業債の償還には一般会計繰入金等を原資とする予定です。料金水準の妥当性を示す料金回収率は、旧簡易水道地区の収支不足分を繰入金で賄っていること、隔月徴収導入初年度による料金収入減少の影響により、前年度より低い数値となっています本市の水道事業は、給水区域面積が広大であり維持管理の必要な施設や管路が多いことから、給水原価が平均値よりも高い状況となっています。有収率については、有収水量が減少したことに加え、老朽化した塩ビ管の漏水量の増加により配水量が増えたことで、前年度と比較し減少しています。漏水量の削減と有収率の改善に向けては、漏水を想定した訓練を実施したほか、漏水調査の継続的な実施を行います。 |
有形固定資産減価償却率管路経年化率管路更新率 |
老朽化の状況について償却対象資産の減価償却の状況を示す有形固定資産減価償却率は前年度比1.97ポイント増の44.31%、法定耐用年数を経過した管路延長の割合を示す管路経年化率は前年度と比較し横ばいとなっていますが、当該年度に更新した管路延長の割合を示す管路更新率は0.31%に留まっています。建設改良費の抑制を行っているため、今後も管路経年化率は増加していく見込みですが、優先度を考慮した効率的な管路の更新を実施していきます。 |
全体総括本市の経営状況は、比較的に給水原価が高く料金回収率が低いことと管路の修繕費等維持管理費の増加などが要因で、恒常的に赤字が発生する状況となっており、厳しい経営状況です。本年度の収支状況では、給水収益が有収水量の減少に加え、隔月検針・徴収を導入したことで、偶数月徴収地区が11か月分の料金算定となったため、前年度と比較し大きく減少しましたが、水道料金軽減による減収分を市から補助金の交付を受けたことで収支が改善しています。今後においても、「士別市水道事業経営戦略」に基づき、計画的かつ効率的な事業運営や経営基盤の強化を推進することで、持続可能な事業運営を確立し、安全で安心な水道水の安定的な供給の継続的な実現をめざします。 |
出典:
経営比較分析表
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