事業・施設概要
| 都道府県 | 北海道 | 経営主体 | 士別市 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A7 | 行政区域内人口 | 18,375人 |
| 現在給水人口 | 14,963人 | 給水区域面積 | 20,952ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
本市は、平成22年度に簡易水道地区と会計統合したことで給水面積が広く、維持管理が必要な施設が比較的多いことから、給水原価は平均値より高い状況となっています。経常収支比率は例年100%を下回っており、給水収益や一般会計繰入金などで維持管理経費を賄えていないといえます。令和元年度においては量水器の取替件数が増えたことと配水管の撤去工事を行ったことで前年度と比べて比率が下がっています。また、平成27年度決算から発生した累積欠損金は年々増加しており、累積欠損金比率は平均値を大きく上回っています。料金回収率は、平成30年度に約22年ぶりとなる料金改定を実施したことで改善したものの、平均値に比べると低い水準となっています。経営の健全性・効率性を示す指標は平均値と比べ悪い状況で、経営改善が喫緊の課題となっており、徹底したコストの削減に加え、料金の見直しにより料金回収率の改善を図る必要があります。
老朽化の状況について
有形固定資産減価償却率と管路経年化率は平均値を下回っているものの、給水面積が広いため管路の総延長が332.62㎞と長く、耐用年数を超えている管路延長は約40㎞となっています。今後は、適切な維持管理による施設の長寿命化を図るなかで漏水頻度などを勘案し施設の更新を行う計画としており、管路経年化率は増加傾向となる見込みです。
全体総括
本市の経営状況は、比較的に給水原価が高く料金回収率が低いことなどが要因で、恒常的に赤字が発生する状況となっており、今後も人口の減少にともない料金収入の減少が見込まれ、厳しい経営状況になることが想定されます。安全で安心な水道水を提供し続けるためには経営改善が急務であり、「水道事業経営戦略」に基づき、有収水量の減少を見据えたスペックダウンやダウンサイジングなど施設規模の適正化の検討を進め、効率的かつ効果的な事業運営の確立に向けた取組みを着実に進めなければなりません。
経営状況
収支構造
総額5.4億円
総額6.3億円