今治市:公共下水道

地方公共団体

愛媛県 >>> 今治市

地方公営企業の一覧


収集されたデータの年度

2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度 2015年度 2014年度

経営比較分析表(2021年度)

経営の健全性・効率性について

経営の健全性・効率性を示す指標について、類似団体平均値と比較して概ね良い数値となっているが、③流動比率について、類似団体平均68.53に対して、本市は51.39と大幅に低い値となっている。また、前年度と比較して1.38ポイント増加しているが、これは令和2年7月検針分からの下水道使用料料改定により料金収入が増加したことによる。④企業債残高対事業規模比率について、類似団体平均に対して2.6%低くなっており、使用料収入に対して企業債残高が少ないことを示しているが、前年度と比較して58.11ポイント増加していることや、今後、未普及解消や処理場等の改築・更新需要等建設費の増加など、大規模な投資が見込まれることから、より注視していく必要があると考える。⑤経費回収率について、前年度と比較して0.24ポイント減。⑥汚水処理原価については4.41ポイント増となっているが、これは下水道使用料収入の増により資本費における汚水処理費(使用料対象経費)が増加したことによるものである。今後、維持管理費の適正な執行はもとより、施設の老朽化対策に対する効率的な投資が必要であると考える。⑦施設利用率について類似団体と同等の結果となっているが、前年度と比較すると1.59ポイント減少している。本市の公共下水道は、合流処理の地域があることや下水道事業への着手が早かったことなどもあり不明水への対応など課題もあるため、将来の汚水処理人口の動向に注視しながら、より適正な施設規模となるよう努める。

老朽化の状況について

①有形固定資産減価償却率について、本市公共下水道事業は令和3年度で法適用6年目を迎え、法適化時に減価償却累計額相当額を控除した額である簿価を取得価額とし、減価償却累計額がゼロの状態で開始したため、償却率が低くなっている。今後、年数が経過し、償却が進むにつれ他団体と同程度になるものと見込まれる。また、下水道事業の着手が早かったこともあり、類似団体平均と比較して、②管渠老朽化率が高くなっているが、令和元年度に実施した管路に係るストックマネジメント計画や令和3年度に更新した管路台帳システム等を活用し、管路の更新・改良等必要な対策を計画的に実施する予定である。

全体総括

今後、人口減少や節水意識の高まりで使用料収入が減少する見込みであること、処理場や管渠等の老朽化対策に係る多額の更新需要が見込まれることから、処理場の統廃合などによるコストの削減等、不断の経営改善が必要である。なお、処理場の統廃合については、平成29年度に漁業集落排水施設1処理区を統合、令和元年度は、特定環境保全公共下水道1処理区を統合、令和5年度には、農業集落排水施設1処理区を統合する予定である。施設の老朽化や人口減少による処理場の処理能力の余剰などを勘案し、順次統廃合を進め経営の合理化を図る予定である。

類似団体【Bd1】

室蘭市 岩見沢市 千歳市 滝川市 登別市 恵庭市 北広島市 石狩市 北斗市 音更町 十和田市 宮古市 花巻市 北上市 一関市 石巻市 塩竈市 名取市 多賀城市 岩沼市 大崎市 富谷市 柴田町 利府町 横手市 米沢市 鶴岡市 酒田市 寒河江市 天童市 東根市 会津若松市 南相馬市 古河市 石岡市 龍ケ崎市 笠間市 ひたちなか市 鹿嶋市 守谷市 那珂市 筑西市 神栖市 阿見町 日立・高萩広域下水道組合 栃木市 佐野市 鹿沼市 日光市 真岡市 大田原市 那須塩原市 下野市 桐生市 伊勢崎市 館林市 熊谷市 行田市 秩父市 本庄市 東松山市 深谷市 毛呂山・越生・鳩山公共下水道組合 木更津市 茂原市 袖ケ浦市 印西市 君津富津広域下水道組合 瑞穂町 南足柄市 愛川町 柏崎市 見附市 村上市 燕市 射水市 小松市 加賀市 かほく市 能美市 津幡町 敦賀市 鯖江市 越前市 坂井市 笛吹市 上田市 岡谷市 飯田市 諏訪市 須坂市 茅野市 塩尻市 佐久市 高山市 関市 土岐市 富士宮市 磐田市 袋井市 蒲郡市 犬山市 田原市 彦根市 長浜市 近江八幡市 栗東市 野洲市 湖南市 東近江市 福知山市 舞鶴市 木津川市 精華町 泉佐野市 豊岡市 赤穂市 三木市 たつの市 天理市 倉吉市 出雲市 津山市 玉野市 総社市 東広島市 防府市 下松市 岩国市 光市 山陽小野田市 丸亀市 今治市 新居浜市 西条市 四国中央市 大牟田市 飯塚市 小郡市 宗像市 岡垣町 唐津市 鳥栖市 諫早市 大村市 八代市 荒尾市 玉名市 菊陽町 中津市 日田市 都城市 延岡市 日向市 うるま市