神栖市:公共下水道

地方公共団体

茨城県 >>> 神栖市

地方公営企業の一覧


収集されたデータの年度

2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度 2015年度 2014年度

経営比較分析表(2021年度)

経営の健全性・効率性について

「①経常収支比率」については,104.86%と単年度収支は黒字ですが,類似団体平均値と比べて低い数値になっています。累積欠損金は発生していませんが,今後は下水道施設の維持管理費の増加や一般会計からの繰入金の減少等が予測されるため,使用料改定等を検討する必要があります。「③流動比率」については,100%を大幅に上回っていますが,今後は建設改良費に充てられた企業債の増加が予測されるため,注視する必要があります。「④企業債残高対事業規模比率」については,461.14%と類似団体平均値と比べて低い数値ですが,今後は企業債の増加や企業債残高に対する一般会計負担額の減少が予測されるため,使用料改定等を検討する必要があります。「⑤経費回収率」については,100%と平成28年度の料金改定以降,使用料で回収すべき経費を使用料で賄えていますが,今後は下水道施設の維持管理費の増加が予測されるため,使用料改定等を検討する必要があります。「⑥汚水処理原価」については,有収水量1㎥当たり156.82円で類似団体平均値と比べて低い数値になっています。今後は下水道施設の維持管理費の増加が予測されるため,注視する必要があります。「⑧水洗化率」については,94.04%と100%未満ですが,類似団体平均値と比べて高い数値になっているため,引き続き接続率向上に努めます。

老朽化の状況について

「①有形固定資産減価償却率」「②管渠老朽化率」「③管渠改善率」を類似団体平均値と比較すると,老朽化している施設や管渠は少ないが,公共下水道事業を開始して約45年が経過することから,今後は経年劣化の進行している下水道施設の維持管理費の増大や更新需要の発生が予測されます。特に,下水道整備の進展に伴い,中継ポンプ場を構成する施設・設備の数は膨大であり,下水道施設の老朽化等に起因した事故が発生した場合,事後的な対応では市民生活に大きな支障が出るだけでなくコスト的にも不経済となります。そのため,令和元年度に策定したストックマネジメント計画に基づく対策を実施し,下水道施設における予防保全的な維持管理を行い,設備が使用限界値に達する前に耐用年数の延伸とライフサイクルコストの最小化を進めます。

全体総括

下水道事業は,大規模な先行投資が必要なことから財政運営に与える影響が大きく,さらに今後は,人口減少に伴う使用料収入の減少や施設の本格的な更新時期の到来を踏まえ,下水道事業をめぐる経営環境は益々厳しくなることが見込まれます。このため,未普及地域においては,地域の特性に応じた最適な事業手法を選択し,計画的かつ効率的な整備を行なうとともに,令和2年度に策定した経営戦略による人口減少や将来の需要予測等を踏まえ,投資及び維持管理の両面にわたって徹底した事業経営の効率化・合理化に取り組んでいきます。

類似団体【Bd1】

室蘭市 岩見沢市 千歳市 滝川市 登別市 恵庭市 北広島市 石狩市 北斗市 音更町 十和田市 宮古市 花巻市 北上市 一関市 石巻市 塩竈市 名取市 多賀城市 岩沼市 大崎市 富谷市 柴田町 利府町 横手市 米沢市 鶴岡市 酒田市 寒河江市 天童市 東根市 会津若松市 南相馬市 古河市 石岡市 龍ケ崎市 笠間市 ひたちなか市 鹿嶋市 守谷市 那珂市 筑西市 神栖市 阿見町 日立・高萩広域下水道組合 栃木市 佐野市 鹿沼市 日光市 真岡市 大田原市 那須塩原市 下野市 桐生市 伊勢崎市 館林市 熊谷市 行田市 秩父市 本庄市 東松山市 深谷市 毛呂山・越生・鳩山公共下水道組合 木更津市 茂原市 袖ケ浦市 印西市 君津富津広域下水道組合 瑞穂町 南足柄市 愛川町 柏崎市 見附市 村上市 燕市 射水市 小松市 加賀市 かほく市 能美市 津幡町 敦賀市 鯖江市 越前市 坂井市 笛吹市 上田市 岡谷市 飯田市 諏訪市 須坂市 茅野市 塩尻市 佐久市 高山市 関市 土岐市 富士宮市 磐田市 袋井市 蒲郡市 犬山市 田原市 彦根市 長浜市 近江八幡市 栗東市 野洲市 湖南市 東近江市 福知山市 舞鶴市 木津川市 精華町 泉佐野市 豊岡市 赤穂市 三木市 たつの市 天理市 倉吉市 出雲市 津山市 玉野市 総社市 東広島市 防府市 下松市 岩国市 光市 山陽小野田市 丸亀市 今治市 新居浜市 西条市 四国中央市 大牟田市 飯塚市 小郡市 宗像市 岡垣町 唐津市 鳥栖市 諫早市 大村市 八代市 荒尾市 玉名市 菊陽町 中津市 日田市 都城市 延岡市 日向市 うるま市