今治市:公共下水道

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経営比較分析表(2016年度)

経営の健全性・効率性について

H28から法適化を行ったが、法適化前は、減価償却費ではなく地方債償還金を用いて収益的収支比率を算出していたため、当該数値は80%前後の数値となっていたが、法適化後は資本費について減価償却費を用いて①の経常収支比率を算出するため、黒字であることを示す100%以上を確保している。③流動比率について、類似団体平均77.94に対して、本市は34.80とかなり低くなっている。現在、未払金に対しては、現預金や使用料の未収金があるため支払い余力はあるものの、1年以内に償還期日が到来する企業債が多いことなどから、流動比率が低くなっている。④の企業債残高対事業規模比率について、類似団体平均に対して低くなっている。下水道建設費が以前と比べて大幅に減少して推移しているため、今後も当該比率は減少傾向となる見込みである。

老朽化の状況について

①有形固定資産減価償却率については、今年度(H28)が法適用初年度であり、法適化前に取得した償却資産については、資産取得時から減価償却が行われてきたものとして算定した資産の帳簿価額(帳簿原価-減価償却累計相当額)をもって法適用時の帳簿原価(取得価額)とするため、減価償却累計額は1年分のみの算定となり、当該率が低くなっている。今後、年数が経過し、償却が進むにつれ50%程度になるものと考えている。類似団体平均と比較して、②管渠老朽化率が高く、③管渠改善率が低くなっており、老朽管渠の更新の取組が急がれるが、本市においては、平成28年度から長寿命化計画に基づく老朽管対策事業を行い、平成30年度にはストックマネジメント計画の策定を予定している。老朽化する管渠の更新・改良等必要な対策を計画的に行ってまいりたい。

全体総括

今後10年間で、東部処理系統の整備のため集中的な投資が必要であるものの、建設費の増大していた10年前と比べると約半分となっているため、今後公債費の負担は減少し、経営が改善されるものと思われる。反面、人口減少や節水意識の高まりで使用料収入が減少する見込みであること、また、施設や管渠の老朽化対策や地震対策などが必要で、同一会計内の特定環境保全公共下水道事業の赤字補てんも必要であることから、使用料の適正化や処理場の統廃合などによるコストの削減等、経営改善を図る必要がある。

類似団体【Bd1】

室蘭市 岩見沢市 網走市 稚内市 千歳市 滝川市 恵庭市 北広島市 石狩市 音更町 十和田市 石巻市 塩竈市 名取市 多賀城市 岩沼市 大崎市 利府町 鶴岡市 酒田市 寒河江市 天童市 会津若松市 南相馬市 古河市 石岡市 龍ケ崎市 ひたちなか市 鹿嶋市 守谷市 筑西市 神栖市 阿見町 栃木市 佐野市 鹿沼市 日光市 真岡市 大田原市 那須塩原市 下野市 桐生市 伊勢崎市 館林市 熊谷市 行田市 秩父市 本庄市 東松山市 木更津市 茂原市 袖ケ浦市 印西市 瑞穂町 愛川町 柏崎市 見附市 燕市 射水市 小松市 加賀市 能美市 敦賀市 鯖江市 越前市 坂井市 上田市 岡谷市 飯田市 諏訪市 茅野市 塩尻市 佐久市 高山市 関市 土岐市 富士宮市 袋井市 蒲郡市 近江八幡市 栗東市 野洲市 福知山市 舞鶴市 木津川市 豊岡市 赤穂市 たつの市 天理市 倉吉市 玉野市 総社市 東広島市 廿日市市 防府市 下松市 岩国市 光市 山陽小野田市 丸亀市 今治市 新居浜市 西条市 四国中央市 大牟田市 飯塚市 宗像市 福津市 唐津市 諫早市 大村市 八代市 荒尾市 玉名市 中津市 日田市 都城市 延岡市 日向市 うるま市