特定地域排水処理施設 簡易水道事業(法適用) 町立大鰐病院 公共下水道
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人口の減少とともに、全国平均を上回る高齢化率(平成29年3月末39.9%)及び低い生産年齢人口率(同52.6%)に加え、産業構造が脆弱であることから、財政基盤が弱く、類似団体平均、全国平均及び県平均を下回っている。投資的経費の抑制や、定員管理・給与の適正化による人件費の抑制等、歳出の徹底的な削減を継続するとともに、税の徴収強化等による歳入確保に努め、財政基盤の強化に努める。
第三セクター等改革推進債に係る公債費の増加により、平成24年度より類似団体平均を上回っている。また、平成28年度決算では、豪雪による除排雪経費の増等により前年度比7.1%の増となり類似団体平均を大きく上回った。定員管理・給与の適正化による人件費の抑制、また、投資的経費の抑制や、繰上償還による公債費の抑制等により、経常経費の削減に努めるとともに、税の徴収強化により、経常一般財源の確保に努める。
人件費、物件費等の人口1人当たりの金額は135,431円と類似団体中最も低い状況となっている。今後も定員管理・給与の適正化等により人件費を抑制するとともに、事務事業の見直し等により物件費等の抑制に努める。
平成28年度において、平成21年度から継続していた、一般職5~10%、、議員10%の独自削減を撤廃し、特別職40%(役職加算なし)から20%へ引き下げた。また、平成29年度からは特別職に係る独自削減についても撤廃した。それにより、ラスパイレス指数は上昇したが、類似団体との比較では低い状況となっており、全国の市区町村においては、下位から31番目、県内では最下位となっている。今後も人事委員会勧告等を踏まえつつ、給与の適正化に努める。
財政健全化計画に基づき、平成24年度までは原則退職者不補充としたこと等により、普通会計において、平成15~23までに60人の減となった。類似団体との比較でも最も低い状況であり、今後も定員適正化計画に基づき、定員管理の適正化を図る。
?大鰐町開発公社、大鰐地域総合開発㈱の両法人の債務に係る損失補償の履行(影響額約4億円)により、平成23年度に大きく上昇し、類似団体との比較では高い状況にある。ピークとなる平成25年度には23.8%となったが、第三セクター等改革推進債の繰上償還(1,200百万円)の効果等により、平成28年度は20.3%となった。今後も新発債の抑制に努め、第三セクター等改革推進債の繰上償還の実施等により、実質公債費比率を引き下げる。
早期健全化基準(350.0%)は下回っているものの、類似団体中最も高い状況である。主な要因は、?大鰐町開発公社、大鰐地域総合開発㈱の両法人の債務に対する損失補償に充てるために発行した第三セクター等改革推進債(発行額6,617百万円)である。平成26年度に実施した第三セクター等改革推進債の一部繰上償還(1,200百万円)の効果等により平成28年度は193.3%となったが、歳入確保・歳出削減を図り、更なる将来負担の抑制に努める。
財政健全化計画、財政運営計画等に基づく定員管理の徹底(平成24年度までは原則退職者不補充)により、類似団体平均、全国平均及び県平均を下回っている。今後も定員管理・給与の適正化等により、人件費の抑制に努める。
子ども子育て支援新制度移行に伴う保育所運営費の増及び、障害者自立支援給付費の増等により、平成27年度より類似団体平均値を上回っている。単独事業については、適宜、近隣市町村の状況等により、実施内容の見直しを行う。
下水道事業への繰出金において、平成28年度より新たに繰出基準の対象(高資本費対策経費)となったこと等により類似団体平均、全国平均及び県平均を大きく上回った。下水道事業に対しては、公債費の高止まりが続くため、今後も繰り出しが必要である。引き続き使用料の増収等による経営健全化を図り、繰出金の抑制に努める。
一部事務組合等への負担金及び病院事業会計への補助金等が多額になっているため、類似団体平均、全国平均及び県平均を上回っている。これまで同様、町単独補助金の見直しを進めるとともに、事務事業の見直し等により補助費等の抑制を図る。
過去からの投資的経費の抑制により、平成23年度までは公債費が減少していたが、平成24年度から第三セクター等改革推進債の償還が始まったため、大きく上昇した。平成26年度に実施した第三セクター等改革推進債の一部繰上償還(1,200百万円)の効果等により平成27年度からは減少したものの、今後も新発債の抑制に努め、公債費の抑制を図る。
下水道事業への繰出金において新たに繰出基準の対象となったこと、冬期間の豪雪による除排雪経費の増等により大幅に類似団体平均を上回った。また、補助費についても、一部事務組合に対する負担金及び病院事業会計への補助金が多額となっている。引き続き事務事業の見直しを図り、経常一般財源の確保と経常経費の削減に努める。
将来負担比率及び実質公債費比率について、類似団体と比較して高くなっている。これは、㈶大鰐町開発公社、大鰐地域総合開発㈱の両法人について、第三セクター等改革推進債の発行(6,617千円)により、損失補償を履行(7,015千円)したことが主因となっている。平成24年度から第三セクター等改革推進債の償還が始まったため、平成25年度に実質公債費比率のピークを迎えたが、平成26年度に実施した繰上償還等の効果により、平成27年度決算では21.5%となっている。今後も、地方債残高及び元利償還金が減少する見込みであり、引続き歳入確保歳出削減を図るとともに、投資的経費の抑制等により両指標の低下を図る。
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