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平成17年度の合併後、連続した伸びを見せていたが、4年前から停滞を続けており、平成25年度は0.02ポイント増の0.72となった。全国平均、福井県平均を上回っている。今後も市税等の特別徴収本部の設置、コンビ二収納、インターネット公売の推進、滞納整理の強化等により税収の確保に努める。
経常一般財源等は、普通交付税や臨時財政対策債が増額するものの、法人税率の引き下げによる法人市民税の減額や、地価下落などによる固定資産税の減額により、総額で172,636千円の減となった。一方、経常経費充当一般財源等は、対前年度+135,659千円(+0.8%)となり、経常収支比率は89.2%となった。今後も依然として、普通交付税の減や扶助費や公債費の増による経常収支比率の上昇が懸念される。
職員数減に加え、老人福祉施設の民営化や、除雪費の減等による物件費等の大幅な増加がなかったことにより、人口一人当たりの決算額が減となった。決算額は全国平均、県平均、類似団体平均を下回っているが、当年度に限られた事例もあるため、今後も行財政構造改革プログラムに基づく事務事業の見直しや効率化を図っていく。
平成18年度以降の給与構造改革や、20年度の職員給料月額の1%削減、人事院勧告による昇給抑制の実施しているが、国家公務員の給与費削減の影響で9.2ポイントの増となった平成22年度に比べ昨年度は0.7ポイント減となったが、さらに国家公務員の給与費削減措置が終了したことにより、7.8ポイント減となった。全国市平均および類似団体平均も上回っており、今後も引き続き縮減に努める。
職員数の削減については、行財政構造改革プログラムに基づき、民間活用や早期退職制度の実施など行政改革を積極的に進めているが、団隗の世代の退職者が増えつつあり、職員数削減の目標年度よりも早期に達成している。人口千人当たり職員数は、23年度より全国平均、福井県平均及び類似団体平均を上回っているが、今後も、大量退職者の補充採用を一定数に抑制しつつ適正な定員管理と組織体制のあり方を検討していく。
元利償還金の額が増え、法人税の減少により標準税収入額等が減少しているものの、繰入金や一部事務組合への負担金が減少したことや臨時財政対策債発行可能額が増加したことから、25年度は前年度に比べ0.6ポイント減の11.2%となっているが、類似団体平均、全国平均、福井県平均いずれも上回っている。今後も、下水道特別会計への起債償還に伴う繰出金の増加等も見込まれることから、公営企業の経営健全化を図り、市債発行額の抑制に努める。
平成25年度の将来負担比率は、83.7%となり、前年度より7.2ポイント改善した。地方債の現在高と公営企業債等繰入見込額の増加を上回るその他の項目の減少があった結果、前年度に比べ将来負担額は減少、併せて、標準財政規模、算入公債費等の額が増加した結果、将来負担比率が減少した。しかし、前年度同様、類似団体平均、全国平均、福井県平均いずれも上回っている。今後も公債費等義務的経費の一層の削減をはじめとする行財政構造改革を着実に推進し、将来負担の軽減を図る。
例年、類似団体平均、全国平均、福井県平均を下回る結果となるが、これは、ごみ処理業務や消防業務を一部事務組合で行っていることが主な要因である。前年度との比較においては、退職者減による退職金の減により人件費は約348百万円減少し、人件費の経常収支比率は0.8ポイント増加した。団塊世代職員の定年退職者数は、暫く同程度で推移していくと見込まれるため、補充採用を一定数に抑制しつつ適正な定員管理と組織体制のあり方を検討していく。
スポーツ施設の指定管理委託により、物件費の経常経費は前年度比05ポイント増となったが、類似団体平均、福井県平均全国平均ともに下回っている。今後も行財政構造改革プログラムに基づく事務事業の見直しや効率化、維持管理費等の経常的支出の削減に努める。
類似団体平均、全国平均、福井県平均を下回っているが、障害者介護・訓練給付費等の増により、前年度に比べ0.9ポイント増となった。平成19年度から年々増加しているため、国の制度改正を注視しながら、市制度の見直し、統合等により、扶助費全体の抑制に努める。
後期高齢者医療特別会計への繰出金の増により歳出額は増加により、経常収支比率は前年度より0.7ポイント増加し12.7となった。この繰出金の増は、医療費の増に起因するものであり、今後も増加が懸念されるが、健康づくりなど長期的視点に立った施策を推進することにより歳出の抑制に努める。
ごみ処理業務や消防業務を一部事務組合で行っていることにより、人件費は類似団体平均、全国平均、福井県平均を下回るが、補助費等は例年上回っている。前年度との比較においては、消防組合や清掃組合の分担金の減に伴う補助費の減により、経常支出比率は0.6ポイント減少した。今後も引き続き経営健全化を求めていく。
普通債発行額の抑制や、後年度に交付税措置がある合併特例債の活用、借入から10年経過した起債の金利見直しを行っているが、土地開発公社清算に伴う償還開始等により、昨年より0.8ポイント増の19.4%となった。全国平均、県平均を上回っており、今後も、工事等発注時における合併入札の推進により工事費の削減を図り、普通債発行額の抑制に努める
公債費以外の経常経費の状況は、類似団体平均、全国平均、福井県平均いずれも下回っている。今後も行財政構造改革プログラムに基づく事務事業の見直しや効率化、経常的支出の削減に努める。
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