経営の健全性・効率性について
収益については営業収益を主力に黒字基調である。流動化比率も934.9%と良好であり、自己資本比率も57.25%で業態も安定している。地方公共団体の財政の健全化に関する法律第22条による資金不足比率は△198.2%であり、経営健全化基準20.0%を大きく下回っており、経営の健全性は維持されている。
老朽化の状況について
本町の管路は、旧軍の施設を引き継いだことから、最古の管路は戦前~戦中に布設されたものである。このように布設から70年以上経過した老朽管が点在している。今後、このような老朽管を計画的に更新していくために、平成28年度にアセットマネジメントを実施し、将来にわたる事業計画を策定し、健全な施設の維持管路を行いたい。
全体総括
現状、経営面では健全な数値となっているが、平成27年度まで行う浄水場拡張事業により企業債が増加するため、経営に少なからず影響を与えることとなる。また、給水人口の減少など収益減少も否めない。そこで、平成28年度にアセットマネジメントを実施し、堅実な財政計画を行い、公営企業として独立採算を維持し、安定した経営に努めていきたい。