事業・施設概要
| 都道府県 | 岩手県 | 経営主体 | 一戸町 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A8 | 行政区域内人口 | 10,496人 |
| 現在給水人口 | 8,751人 | 給水区域面積 | 7,675ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
①類似団体平均値に比べて高い水準で推移しており、経営は健全に行えている状況と言えるが、黒字を確保してはいるものの主に給水収益が減少したことに伴う収益の減や物価高騰による経費の増に伴い低下傾向にあるため、将来的に懸念がある。③100%以上で推移しており、短期的な債務に対する支払能力については問題ない状況であるが、低下傾向にあるため今後の動向に注意が必要。④類似団体平均値より低い水準で推移しているところであるが、今後、更新投資が増大することによって上昇傾向になることが予測される。⑤100%以上で推移しているため、給水に係る費用を給水収益で賄えている状態ではあるが、給水原価が増加しているために低下傾向にあるため、今後は料金改定を視野にした収益の確保が必要となると考えられる。⑥類似団体平均値に比べて給水に係る費用が比較的少なく推移しているものの、施設投資に伴う減価償却費の増加等により増加傾向にある。今後も施設投資を行っていく必要があるため、今後はより増大していくものと考えられる。⑦施設利用率は類似団体平均より上回っているが50%であり、半分しか施設が使われていない状況であるため、今後はダウンサイジングの検討も行う必要があると考えられる。⑧有収率は管路の更新や漏水調査を継続して行うなどの無効水量の削減へ向けた努力が反映されたものと考えられる。
老朽化の状況について
①水道施設も多く管路延長も長いことから有形固定資産減価償却率及び管路経年化率の数値が高い水準で推移しており、今後も計画的な投資を行う必要がある。②管路経年化率は例年上昇傾向にあり、今後も進んていくものと考えられる。改善するには更新投資の確保が必要である。③管路更新率については令和元年度より国庫補助事業を活用しながら耐震化工事を行っており、令和6年度は前年度と比較して大きく改善した。耐震化工事を今後も継続していく予定であるため今後も当該値について改善する見込みである。
全体総括
令和6年度は、経常収支比率や料金回収率が前年と比較し減少傾向にあるものの、前述の経営指標や給水原価の数値が示すように他類似団体と比較しても良好な経営状況であると言える一方で、有形固定資産減価償却率や管路経年化率は依然として高く推移しており、水道施設や管路の設備投資について今後も計画的に行っていく必要がある。経営が年々厳しさを増していく一方で将来にわたり安全・安心な水を安定して供給していくために、DXを活用した漏水調査やシステムを活用し効率的な経営を図るとともに、料金改定も視野に財源の確保をどのようにしていくかを考えていく段階に入っている。
経営状況
収支構造
総額3.2億円
総額2.9億円