岩手県一戸町:個別排水処理の経営状況(最新・2024年度)
岩手県一戸町が所管する排水処理事業「個別排水処理」について、2024年度の経営状況と分析コメントを確認できるページです。
一戸町
末端給水事業
公共下水道
農業集落排水
特定地域生活排水処理
個別排水処理
収録データの年度
2024年度2023年度2022年度2021年度2020年度2019年度2018年度2017年度2016年度2015年度2014年度
経営比較分析表(2024年度)
経営の健全性・効率性について
①経常収支比率は98.21%となり、赤字決算となった。少人数事業であることから想定外の支出増に弱く、予算や繰入金の算定・収入処理が不十分であると、容易に資金不足となることが原因であると考えられる。公営企業会計への移行により、4事業会計を1会計化したため、事業自体は黒字化したが、料金改定の検討や繰入金の適正な算定により、黒字化に努める。②累積欠損金についても①と同様の理由により発生した欠損金であるが、次年度以降に適正な繰入金を得ること等で近年中に解消される見込である。③流動比率の167.83%であり、良好な傾向ではあるが、一般会計からの多額の繰入金に頼っている為、料金改定の検討が必要である。④企業債残高対事業規模比率は一般会計からの繰入金を控除した状態で318.21%と、類似団体に比べて少ない傾向にある。浄化槽を設置した際の企業債の完済を令和10年に迎える予定であり、新規の設置が見込まれないことから近年中に0となる予定である。⑤経費回収率は159.90%と類似団体を上回った。しかし、本計算では減価償却費や元利償還の全ては加味しておらず、その場合は原価割れとなる。使用料収入が大変少ない事業であり、料金改定の検討が求められる。⑥汚水処理原価は平均を下回ったが、⑤と同じく、実際には加味されていないものがあり、維持管理費を適正に取り扱うことが求められる。⑦施設利用率は類似団体より高くなったが、浄化槽は延べ床面積と用途で人槽を算定することから、利用率の向上やダウンサイジングを行う事が出来ない為、現状維持とする。⑧水洗化については個別処理排水区域の全ての住宅が浄化槽を設置しており100%となっている。全体として、浄化槽使用料の収入で支出をまかないきれず、一般会計繰入金により、何とか事業を維持している状況であり、料金改定の検討が求められている。
老朽化の状況について
本町の個別生活排水処理事業は供用開始から27年を経過したところであり、一般に浄化槽躯体の耐用年数は30~50年とされることから、現時点では老朽化は進んでいないものと思われる。①有形固定資産減価償却費は類似団体平均を下回り、②管渠老朽化③管渠改善率は0%であり、資産は健全な状況にあると考えられる。しかし、ブロワや排水ポンプ等の機器設備類の取替・修繕が経年や昨今の異常気象で発生しており、修繕料が年々増加している。今後は耐用年数を経過した施設の更新が必要となってくるため、定期的な保守点検により浄化槽の維持、修繕、更新に努める。
全体総括
令和6年度に地方公営企業法適用企業となり、令和6年度の決算数値については、資産は健全な状況にあり、老朽化は顕著になっていない。しかし、物価高騰により上昇する原価に対して使用料金の水準が低いことにより、資金が不足しており、厳しい会計状態を、一般会計繰入金に頼っている状況である。また、少人数で狭い範囲を対象とした事業であることから急速な人口減少が収入に大きく反映され、事業の継続が難しくなる。公営企業の人材は当町の他事業と兼任により確保出来ているが、浄化槽に携わる民間事業者が減少していることから、いずれは遠方の事業者による維持管理となることが想定され、緊急時の即応性の低下や維持管理費の増加が見込まれる。このことから料金改定の検討を行う必要があると考えられる。
出典:
経営比較分析表
,
よくある質問
このページで何が分かりますか?
個別排水処理の2024年度の経営比較分析表、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『経営比較分析表』をもとに構成しています。
自治体本体の財政も見られますか?
ページ上部の一戸町リンクから、自治体本体の財政状況ページへ移動できます。