個別排水処理施設 農業集落排水施設 安芸太田病院 簡易水道事業(法適用) 特定環境保全公共下水道
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指数は0.21で、人口の減少と高齢化比率の上昇に伴い、安芸太田町の財政基盤は脆弱で、類似団体内の平均値よりも0.19ポイント下回っている。税収入のうち町民税が15百万円減少した影響を受けて、平成25年度は2年続けて9億円を下回ることとなった。全歳入における町税収入を始め、国県税関係交付金等の比率も減少傾向にあり、指数的に大幅な改善は見込みにくい状況である。
自主財源比率が乏しい安芸太田町にとって経常経費の抑制は毎年度の課題であり、縮減を図っているが、過疎高齢化の進む当町の福祉医療扶助費や補助費等の縮減には限界があり、一般行政経費の縮減に更に努めている。類似団体内の平均値より0.1ポイント上回り、前年度より0.3ポイント減となっているが、今後の自主財源比率を憂慮すると、更なる経常経費の削減を図らなければならないため、効果的な改修工事に取り組んで維持管理費を抑制しつつ、人件費や行政コストの縮減を図り、扶助費・補助費等の増加傾向などの一般財源確保に努めることとする。
人口1人当たりの人件費・物件費・維持補修費の金額については、前年度よりも2.31%の増となっている。人件費は3.35%の減、うち職員給与費は4.46%の減に対し、物件費は、6.17%の増(基幹系クラウド移行経費76百万円が皆増)となり、維持補修費が7.33%の減となっている。住基人口も減っており、単位あたりの金額に影響しやすい。今後も人口減で推移することから、物件費や維持補修費については更に抑制しつつ、団塊の世代の退職による職員給の減少も併せて、目的別の精査と共に、適切な行政コストの縮減に努めていく。
国家公務員給与を100とした比率で前年度より8.1ポイント減少している。平成18年度~平成20年度の3箇年に特例減額を実施し、平成21年度からは復活した。平成25年7月から9ヶ月間、給与費に係る地方交付税の減額に対応する特例減額を実施した。町村合併後は退職者不補充を継続的に行い、人員削減を図っているために若年低所得職員が少なく、指数は類似団体内平均値よりも1.1ポイント高い。今後団塊の世代の大量退職による職員減で指数の減少も見込まれる。
平成16年度の合併時職員数(179人)と平成25年度の職員数(145人)では、約19.0%減少しているものの、人口も約17.8%ほど減少しているため、人口千人当たりの職員数で換算すると20.66人から20.37人とわずか0.29人しか減少していない結果となっている。定員管理適正化計画における合併時の基準では3人退職につき1人の採用としていたが、更なる削減が必要なために5人退職につき1人採用と下方修正していた。安芸太田町の職員構成は、比較的に中堅・管理職年代に偏っている。今後は計画的な新規採用と、年代構成にも留意した適正な定員管理を行う必要がある。
前年度より0.8ポイント減少しているが、類似団体内平均値よりは1.6ポイント高い状態である。平成24年度までは新規発行額を抑制してきた。町村合併前後の大きな普通建設事業に充当した特別会計の起債元金償還がピークを迎えつつあり、その後は緩やかな減少傾向となる。平成25年度から病院改築や光ファイバー網の整備に加えて、学校耐震化などで、数年後は指数が上昇することとなるが、財政推計や普通建設事業の計画年次の平準化に努めて、指数が極端に上がらない様に発行総額の抑制も図る。
財政健全化判断比率のひとつで、類似団体内平均値よりは67ポイント高く、将来世代が後年度以降に負担する起債等の支払い比率が高いことを示している。対前年度では21.7ポイント減少しているので、指数的には改善しつつある。後年度以降の予算総額に占める公債費のウエイトは、病院改築や光ファイバー網の整備に加えて、学校耐震化などで今後上昇することが予測されるが、公債費負担適正化計画や財政推計を元に、計画的な起債借入と、償還額に見合った施策展開をしていく必要がある。
平成25年度4月の退職者7名に対して、新規採用補充は7名である。職員給与費は微減している。指数では前年度よりは0.4ポイント、また類似団体よりも1.1ポイント減少している。しかしながら合併後の退職不補充が続いた影響もあり、年代別職員構成のうち若年層が極端に減少し、年代構成が中堅の主任と管理職年代とに偏っているため、団塊の世代の退職後を視野に入れた採用計画が必要となり、近年では新規採用者を増加している。町議会議員は定数減により14人から12人に減員している。
物件費については、類似団体よりは1.1ポイント高く、平成23年度から増加しており平成25年度は対前年度で1.6ポイント増加。委託料が4千1百万円の増で、7.9ポイント増加している。基幹系クラウドの移行経費が増加の主な要因である。交通対策のバス路線運行事業と冬の除雪事業が、地域性(過疎地域、積雪地域)もあり高額で推移している。
扶助費については、平成22年度に1.1ポイント減少し、平成23年度及び平成24年度は指数的に増加したが、平成25年度は0.2ポイント減少した。類似団体とは2.4ポイント下回っており、対象者数の大幅な増加傾向にはないものの、高額医療費(がん治療や白血病疾患等)などの特異な症例による増加要因があり、ウエイトも高額である。対象者の急増は見込まれないものの、金額面では今後の推計が難しい一面をもっている。
補助費等については、対前年度で0.1ポイントの増で、類似団体よりも0.9ポイント高くなっているが、金額では1.3ポイント1千7百万円の減となっている。病院事業会計への補助金、建設改良分が大きく影響しており、その他の団体への補助については例年並みでほぼ増減はない。
公債費については、類似団体よりは2.6ポイント高いが、対前年度で1.3ポイントの減少しており、類似団体の指数に近づいている。公債費負担適正化計画により、新たな起債は7億円未満に抑制してきたが、平成25年度は10億1千2百万円の発行額となった。歳出では年々償還済額が増えて、将来負担比率も軽減化となっている。今後は病院改築や学校耐震化等の大きな普通建設事業費の諸計画もあり、年度間の分散化や有利な特定財源の確保と併せて、今までどおり起債総額の抑制に努めていく必要がある。
公債費以外の経費については、対前年度で1.0ポイント増加し、類似団体よりは2.5ポイント下回る結果となった。平成22年度には指数的に減少したが、平成23年度に増加してからは、ほぼ横ばいである。
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