淡路市:農業集落排水
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淡路市:農業集落排水
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経営比較分析表(2019年度)
経営の健全性・効率性について
本市の農業集落排水事業の大町処理区は山間部にあり、処理場は河川の上流にあって、処理区内には多数のマンホールポンプ場があります。そのため、下水道の整備に要する建設改良費が割高で、資本費が高額となり、企業債残高も高額となっています。また、下水道への接続率を示す水洗化率については約80%で、類似団体平均値と比較しても低く、水洗化があまり進んでいません。よって、地形的要因から資本費が高額であり、マンホールポンプ場の維持管理費もかさむことから、汚水処理原価は高額になり、下水道使用料によって賄うべき汚水処理費を賄うことができず、経費回収率については40%程度にとどまっています。
老朽化の状況について
本市の農業集落排水事業については、供用開始から20年以内であることから、管渠の更新は行っていません。一方、処理場等の施設については耐用年数を過ぎて老朽化が進んでいますが、現在、令和4年度末を目途に公共下水道事業への統合事業を行っているため、処理場施設等については不要になることから、必要な修繕のみを行っています。
全体総括
本市の下水道事業では、平成20年度から包括的民間委託により維持管理費の削減を図るとともに、平成22年4月1日から下水道使用料を改定し、全体で約12%の値上げを行い、経営基盤の強化を図ってきました。農業集落排水事業については令和4年度末を目途に公共下水道への統合を進めており、処理区を統合することで、本市の下水道全体の維持管理費の削減を図ってまいります。また、経営の改善に向けて令和元年4月1日より地方公営企業法の財務規定の適用を行い、企業会計導入で経営状況を明確化し、経営改善につなげてまいります。