経営の健全性・効率性について
左記表①収益的収支比率は、地方債償還額が平成27年度から令和8年度にピークを迎えるため、今後同水準を推移することが見込まれます。左記表⑤経費回収率が平均値を下回るのは、接続率が低い地区があるためであり、接続率の向上を図ることで改善が見込まれます。左記表⑧水洗化率について、令和5年度の数値が前年度と比べて減少しているのは、前年度以前の使用者の集計方法に誤りが生じていたためであり、令和6年度以降の数値が正しいものとなります。
老朽化の状況について
市内最初の処理施設が供用開始から27年経過しており、適宜修繕を行っているものの老朽化が進行しています。今後農村整備事業等を活用し、大規模修繕や施設統廃合等を検討していく必要があります。
全体総括
施設供用率の低さに起因して多くの経営指標が平均値を下回っている状態です。経営の健全性を改善するために、農村整備事業を活用した施設の統廃合等の検討や未接続者への広報活動等を積極的に行い、供用率を向上させる必要があります。