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財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定
指数は平成21年度は0.62であったが、平成22年度は0.59、平成23年度は0.56、平成24年度は0.54、平成25年度は0.52と漸減している。類似団体平均より0.12ポイント上回っているものの、平均値の下がり幅よりも下がり幅が大きくなっていることから、状況を注視しつつ今後も定員管理・給与の適正化、事務の見直し等による歳出削減及び地方税の徴収強化の推進により財政の健全化に努めていく。
平成24年度には88.5%であったが、平成25年度には87.3%と多少減少している。これは、前年度対比で人件費の減(特別職給与の減、議員定数の減、特別職(副町長)の不在)、補助費等の減によるものと思われる。人件費、補助費等は減となっているが、物件費、扶助費、公債費が増加しているため経常収支比率は平均を上回っている。公債費は一時的に減となるが、扶助費は増加していくことが見込まれ、また老朽化している施設の維持管理経費の増加見込まれるため、経常経費を削減するためには、補助費等の更なる削減、また人件費の抑制が必要となる。
類似団体平均を53,872円下回っている。人件費では、ごみ処理業務を一部事務組合に、消防事務を湯河原町に委託していることや平成22年度から地域手当を廃止していることによる減が主な要因と思われる。物件費では、事業の内容の見直しによる委託費の削減、需用費、役務費は無駄な歳出の削減を図っていることが要因と思われる。
平成21・22年度は、ほぼ横ばいで推移している。平成23年度の国家公務員給与削減に伴うラスパイレス指数算出基準数値の変更がなされても平成23年度、24年度ともに類似団体を下回っている。人件費の抑制は財政構造の弾力性を高めるために必要であるが、平成25年度は88と90を割っており、抑制も限界にきている。今後も職員給与の適正化に努めていくが、過度な抑制は職員の志気の低下につながるため、注意しながら進めていく。
過去5年間ほぼ横ばいで推移している。類似団体平均は下回っているものの、全国平均や県平均と比較すると上回っている。町の人口が予想以上に減少していることが原因であると思われる。退職者補充の抑制、電算化の推進、事業の見直しを今後も続けていくが、職員教育の充実を図り、職員の資質・能力の向上に努め、適正な定員管理を実施する。
類似団体平均を2.2ポイント上回っている。臨時財政対策債及び減収補てん債の措置期間の終了に伴う元金償還や退職手当債の発行(平成18・19・20・22・23・24・25年度)などが主な要因であると思われる。今後も普通建設事業の適切な取捨選択により公債費の負担が増えないよう努めていく。
類似団体平均値よりも大幅に高い数値で推移している。平成19年3月に供用を開始した下水道事業への負担やごみ処理を委託している湯河原町・真鶴衛生組合での事業への負担、それに対応できる充当可能財源である基金が潤沢でないことが主な要因であると思われる。今後は、町防災行政無線の更新事業、老朽施設の改修事業などの負担が見込まれ、また扶助費も増加していくことが予想されるため、事務改善による人件費の削減、事業については取捨選択を的確にすることで、充当財源を確保し財政の健全化に努めていく。
人口1人当たりの決算額については、類似団体平均と比較すると下回っている。これは他の類似団体と比較し職員数が少なく、ラスパイレス指数も低いことや一部事務組合負担金が低いことが主な要因である。各施設の運営に伴う賃金(物件費)が類似団体に比較すると高いため、運営方法の見直しにより賃金を抑制し、人件費関係経費全体を抑制する必要がある。
制度の変更による増減は生じているものの、扶助費の経常収支比率は類似団体平均に比べても低い状態で推移している。他会計に繰出しているものも含めれば、高齢化の影響で扶助費全体では増加していく傾向にあるが、扶助費の対象となる児童数の大幅な増減が生じておらず、急激な増減はない状態である。
補助費等に係る経常収支比率は類似団体平均と比べても若干高い状態で推移している。補助費等全体としては、制度によるものが多いが、抑制できる補助費等を抑制し割合を下げていく必要がある。
人口1人当りの元利償還額は類似団体平均と比較すると-37.9%とかなり下回っているが、これは大規模事業を抑制していることが要因であると思われる。今後は臨時財政対策債、退職手当債の償還開始が始まり、実質公債費比率も上昇傾向となっていることから、今後も事業の取捨選択を的確に実施し、財政の健全化に努める必要がある。
公債費以外に係る経常収支比率は類似団体平均を上回っている。財政規模が小さい町であるため、平均値で比較すると、人件費、扶助費及び物件費が類似団体平均を下回っていても、補助費等や他会計への繰出金が類似団体平均を上回っているために平均では上回ってしまうこととなる要因であると思われる。補助費等は抑制を図ることができるが繰出金は増加する傾向にあるため、今後も平均は上回ることが予想される。
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