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財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定
財政力指数については0.46となり、平成24年度と比較して0.01ポイントの減となった。景気回復の波及は当地域には見込めず町税収入は低迷し、一方で社会保障関係経費や臨時財政対策債償還費の増など財政需要が増加していることから減少傾向となっている。結果として類似団体平均を上回っているものの、今後においても町税の大きな増収は見込めないことから、滞納額の解消など自主財源の確保に積極的に取り組み、健全な財政運営に努める。
経常収支比率については89.9%となり、平成24年度と比較して1.3ポイント上昇した。さらに、類似団体平均と比較して、4.4ポイント上回っている。前年度と比較して悪化した要因としては、歳出面において、指定ごみ袋製造委託料などの臨時的経費が昨年度と比較し多かったことから、経常経費に充当した一般財源の割合が相対的に高くなったことが挙げられる。事務事業の効率化を進め、経常的な経費の削減に引き続き努めるとともに、町税をはじめとする経常的な一般財源の確保に努め、柔軟で安定した財政運営を目指す。
人口1人当たり人件費・物件費等決算額については169,368円となり、平成24年度と比較して180円増加した。類似団体平均と比較すると30,532円下回っている。類似団体を大きく下回っている要因として、消防業務を一部事務組合で行っていることが挙げられる。一部事務組合の人件費・物件費等に充てる負担金等の費用を合計した場合は、人口1人当たりの金額は増加することになる。定員の適正化に引き続き努めるとともに、経費の削減に引き続き努めていく。
ラスパイレス指数については94.8となり、平成24年度と比較して6.5ポイント減少した。類似団体平均と比較すると0.1ポイント下回っている。減少した要因は、国家公務員の給与改定特例法が失効したためであるが、これには階層変動等により1.5ポイント上昇する要因が含まれている。
人口千人当たり職員数は10.79人となり、平成24年度比較して0.27人減少した。類似団体平均と比較すると1.47人下回っている。減少した要因は、職員数が2名減少したためである。過度な人員削減は、職員への負担が過剰となり行政サービスの低下を招くため、職員の資質向上と併せ、定員適正化計画に基づいた定員管理を行っていく。
実質公債費比率については7.7%となり、平成24年度と比較して1.0ポイント改善した。類似団体平均と比較すると2.8ポイント下回っている。改善した要因は、平成14年度に借り入れた清掃センターの改造事業に係る地方債の償還が終わったことなどにより公債費が減少したことが挙げられる。地方債の借入抑制や、財政措置の有利な地方債を選択するなど、公債費負担の軽減と平準化に努めていく。
将来負担比率については46.1%となり、平成24年度と比較して11.4ポイント改善したが、類似団体平均と比較すると25.6ポイント上回っている。改善した要因は、地方債現在高が減少したことや、町における基金現在高が増加したことが挙げられる。しかし類似団体平均を大きく上回っている状況が続いているため、地方債の借入抑制や、基金の計画的積み増しにより将来負担の軽減に努めていく。
人件費における経常収支比率は27.2%となり、平成24年度と比較して0.2ポイント減少した。しかし依然として類似団体平均を上回っているのは、ごみ収集業務や保育所、公民館などの施設運営を直営で行っていることが要因である。民間でも実施可能な部分については指定管理者制度を導入するなど、コスト削減に向けた検討を引き続き行っていく。
物件費における経常収支比率は16.7%となり、平成24年度と比較して1.4ポイント上昇した。近年増加傾向にあるのは、電算システムに係る委託料及び使用料並びに臨時職員賃金が増加傾向にあることによるものである。平成25年度については、更新した基幹系電算システムの使用料が経常的支出になることや指定ごみ袋の製造に伴う経費が追加になるなど、経常的経費が増加したため比率が上昇した。事務事業の効率化と重点化で、物件費の増加に歯止めをかけたい。
扶助費における経常収支比率は3.0%となり、平成24年度と比較して0.2ポイント上昇した。当町の高齢化率は千葉県内一(平成26年4月1日現在:44.2%)であり、高齢者福祉や障害者福祉における経費は増加傾向にある。介護予防に重点を置いた施策を展開し現状の水準を上回らないよう努める。
この項目には維持補修費及び繰出金が該当する。特別会計等への法定繰出金が増加傾向にあるため比率は上昇傾向にある。保険料等の適正度を検証し、一般会計の負担、つまりは町税からの負担が過剰とならないよう努めていく。
補助費等における経常収支比率は15.0%となり、平成24年度と比較して0.2ポイント減少した。各種単独補助金は、効率的に行政運を行うことが可能な一方、形骸化し、前年度踏襲となる傾向が強いため、より一層内容審査に踏み込み、経費削減に努めていく。
公債費における経常収支比率は15.3%となり、平成24年度と比較して0.9ポイント減少した。平成14年度に借入れた清掃センターの改造事業に係る地方債の償還が終了し、公債費が大きく減少したことによるものである。地方債の借入抑制や、財政措置の有利な地方債を選択するなど、公債費負担の軽減と平準化に努めていく。
経常一般財源総額はやや増加したものの、経常経費に充当された一般財源が物件費や繰出金の増加によりそれを上回って増加したため、平成24年度と比較して2.2ポイント上昇した。事務事業の効率化を図り、柔軟で安定した財政構造の確立を目指す。
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