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経常収支比率収益的収支比率累積欠損金比率流動比率企業債残高対事業規模比率経費回収率汚水処理原価水洗化率 |
経営の健全性・効率性について①経常収支比率:令和5年度は100%を上回ったが、一般会計繰入金によるところが大きい。今後も新規接続による使用料収入の増加と経費削減を図り、改善に努める。②累積欠損金比率:法適用に伴い減価償却費等が認識された結果、132.3%と高い水準になっている。類似団体平均と比較しても高い水準である。経費削減等により改善に努めていく。③流動比率:令和5年度は18.52%であり類似団体平均と比較しても著しく低い水準である。当面は一般会計繰入金により、資金不足に陥らないようにする必要がある。④企業債残高対事業規模比率:1329.3%であり、当市は軟弱な地盤が多く工事費が割高となるため、類似団体平均より高い数値を示している。今後、計画的な事業経営に努めていく。⑤経費回収率:85.7%であり、類似団体と比較して低い水準である。平成30年に使用料の改定をしているが、今後も経営戦略の改定や使用料改定により一層改善に努める必要がある。⑥汚水処理原価:197.4円であり、類似団体平均と比較して高い。今後も経費節減と有収水量の確保に努め、効率的な運営を図っていく。⑦施設利用率:当市において処理場を持っていないので0%である。⑧水洗化率:87.6%であり、類似団体平均には及ばない。今後も積極的に普及促進策を進め、環境衛生の向上を図っていく。 |
有形固定資産減価償却率管渠老朽化率管渠改善率 |
老朽化の状況について①有形固定資産減価償却率:11.9%と、類似団体との比較においても低くなっているが、令和2年度から法適用したため、法適用前の減価償却累計額を記載していないためである。②管渠老朽化率:当市の下水道事業は平成2年3月供用開始のため、標準耐用年数50年を過ぎた管渠はないため0%である。③管渠改善率:0%であるが、これは令和5年度に管渠更新を行わなかったためである。平成28年度に角田市下水道ストックマネジメント計画を策定し、当該計画に基づき平成29年度から令和3年度までの5か年でマンホール蓋の取替を実施している。今後、令和6年度にストックマネジメント計画を更新し、健全な施設の維持を図ることとしている。 |
全体総括当市の公共下水道事業は令和2年4月1日に公営企業会計へ移行したが、各指標とも類似団体平均値には及ばず、その経営は健全とは言い難い状況である。使用料の改定を平成30年度に実施しているが、今後も適正な料金設定により収入を確保するとともに費用を抑制し、公共下水道事業の安定経営を目指していく。 |
出典:
経営比較分析表
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