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経常収支比率収益的収支比率累積欠損金比率流動比率企業債残高対事業規模比率経費回収率汚水処理原価水洗化率 |
経営の健全性・効率性について令和5年度決算は、純利益14,726,810円を計上しました。前年度と比較し増加したものの、施設更新に備えて資金を蓄える余裕はなく、毎月の増減幅が大きい米軍基地の下水道使用料の動向や、費用の多少によっては容易に純損失に転じる可能性があったといえます。①経常収支比率:黒字決算のため、100%を上回りました。②累積欠損金比率:累積赤字はありません。③流動比率:前年度と比較して増加しておりますが、流動負債が増加傾向にあるため、引き続き注視する必要があります。⑤経費回収率:前年度と比較し、数値の改善が見られましたが、汚水処理経費の全額を使用料で賄うことはできませんでした。費用面を見てみると、「⑥汚水処理原価」については87.51円と、類似団体平均184.85円と比較して、大幅に小さい値となっていること、また、「⑧水洗化率」が97.65%と高い水準にあることから、効率的事業経営が図られているものと考えます。また、「④企業債残高対事業規模比率」については、類似団体平均及び全国平均と比べて低い状況となっていますが、今後、施設更新が控えており、経営の硬直化を防ぐために、投資の平準化と企業債発行の抑制を検討してまいります。 |
有形固定資産減価償却率管渠老朽化率管渠改善率 |
老朽化の状況について公共下水道供用開始から50年を経過し、法定耐用年数を経過した資産が現れており、「①有形固定資産減価償却率」や「②管渠老朽化率」等が上昇しております。ストックマネジメント計画に基づき、令和5年度は中継ポンプ場の改築を行ったため、「③管渠改善率」は上昇しておりません。老朽化対策は重要な課題の一つとなっており、これまで敷設後30年を経過した主要な管渠を対象に、下水道長寿命化計画を策定し、対策を実施してまいりました。今後も、ストックマネジメント計画に基づき、管渠の健全度を調査しながら、計画的・効率的な施設の更新に努めてまいります。 |
全体総括公共下水道供用開始から50年を経過し、今後は施設更新や維持管理費の増加が見込まれます。ストックマネジメント計画に基づき、老朽化した施設等の計画的な更新に努めてまいります。水洗化率の指標は高い水準にありますが、経常収支比率が全国平均を下回っていること、また、経費回収率が100%に達していないことから、費用の見直しや下水道使用料の適正化を検討し、安定した経営を維持できるよう努めてまいります。 |
出典:
経営比較分析表
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