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経常収支比率累積欠損金比率流動比率企業債残高対給水収益比率料金回収率給水原価施設利用率有収率 |
経営の健全性・効率性について1)経常損益・累積欠損①経常収支比率は105.37%で、単年度収支黒字、②累積欠損金比率は0%で、欠損金が発生していない状況であるが、一般会計からの繰入金(補助金)収益に慢性的に依存している状況が続いている。引き続き経営改善に努める必要がある。2)支払い能力③流動比率は100%以上であり、1年以内に支払うべき短期的な債務に対しての支払い能力は確保されているが、類似団体に比較して著しく低い状況であり、更に支払い能力を高めるための経営改善を図っていく必要がある。3)債務残高④企業債残高対給水収益比率は年々下がっており、今年度も類似団体を下回ることが出来た。今後も企業債を活用して管路更新を増やす場合には、適切な投資規模を検討する必要がある。4)料金水準の適切性・費用の効率性⑤料金回収率は減少し、⑥給水原価も下がる結果となった。今後も資材高騰や人件費高騰による委託料の上昇など、給水原価上昇の要因が続くことから、適切な料金設定と投資の効率化や維持管理費の削減といった経営改善が求められる。5)施設の効率性・供給した配水量の効率性⑦施設利用率は上昇傾向にある反面、有収率が低下するなど施設老朽化が原因と考えられるため、老朽管路更新や施設の省エネ化、ダウンサイジング等を検討する必要がある。 |
有形固定資産減価償却率管路経年化率管路更新率 |
老朽化の状況について1)施設全体の減価償却の状況①有形固定資産減価償却率は、類似団体と比較すると低い状況であるが、比率は増加傾向にあることから、耐用年数が近い施設や管路について、企業債や各種補助金など財源を確保しつつ再投資を行う必要がある。2)管路の経年化率は詳細に把握できておらず、不明のため0%となっているが、高い水準にあると想定され、更新の必要性は高い状況にある。3)管路更新率は、平成29年度以降積極的に更新を進めていることから全体的にほぼ横ばいにあるものの、類似団体と比較するとまだまだ低い状況である。更新ペースを出来る限り上げ、老朽化が進行し、かつ漏水頻度の高い管路から優先的に更新を進めていく必要がある。 |
全体総括今後も電気料や資材の物価高騰により維持補修費が上昇することが予想されるため、給水原価など関係する数値が悪くなると思われる。企業債等有利な貸付・補助金を活用し、管路更新の距離数を増やし、更新率の上昇を図るなど積極的に改善を図っていく必要がある。また、人口減少による収益の減少は避けられないことから、適切な料金設定・適切な施設規模への再構築を検討しなければならない。今後も経営の健全性・効率性の向上に取り組み、老朽化が進む施設、管路の更新や修繕を計画的・積極的に進め、安全・安心な水道水の供給に努めていく。 |
出典:
経営比較分析表
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