南会津町：公共下水道【地方財政ダッシュボード】

経営比較分析表（2020年度）

経営の健全性・効率性について

『①収益的収支比率』を見ると、単年度収支で黒字となっていますが、国庫補助事業に伴う経費算定の影響により『⑤経費回収率』が100％を下回り、『⑥汚水処理原価』が増加しています。特に令和２年度においては新型コロナウイルス感染症による影響が大きいものの、主となる要因は、人口減少に伴う使用料収入の減少によるものであり、今後とも汚水処理原価は高い水準を示すと考えられます。『⑦水洗化率』が上昇傾向にありますが、核家族化が進み、新築住宅が増加したものであり、使用料収入は減少傾向にあることから、使用料の見直しや更なる経費削減などの経営改善に努める必要があります。

老朽化の状況について

供用開始後、22年が経過していますが、管渠の老朽化はみられません。

全体総括

現在のところ、施設・設備の老朽化に伴う修繕費及び更新投資の増大はみられませんが、人口減少による使用料収入の減少が懸念されます。安定した経営を行うためにも、使用料改定を視野に入れた経営戦略の見直しを行うなど、長期的な経営改善が必要です。

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