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財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定
前年度比-0.02ポイント、類似団体比+0.11ポイントとなっている。分子となる基準財政収入額については、前年度比-517百万円となっており、前年度より25.4%減少している。分母となる基準財政需要額については、前年度比+212百万円となっており、前年度より6.9%増加している。単年度でみると前年度比-0.2ポイントの0.46ポイントとなっており、これは令和元年度の町税法人税割の増収に伴う基準財政収入法人税割の精算による基準財政収入額の減額が主な要因である。特殊要因による基準財政収入額の減額であるものの、今後は税収増加等による確実な歳入確保に努め、財政の基盤強化を図る。
前年度比-24.2ポイント、類似団体比-4.0ポイントとなっている。分子である経常経費充当一般財源(+90百万円)が増加したが、分母である歳入経常一般財源(+1,050百万円)も大幅な増加となったことにより、前年度より24.2ポイント減少し、80.3%となった。歳入経常一般財源の増については、令和元年度町税法人税割の増収に伴う基準財政収入法人税割の精算による普通交付税の増加(基準財政収入額の減)などが影響している。今後も経常経費を抑えていく必要があり経費削減に努める。〇経常一般財源(+1,050百万円)地方税+79百万円、地方交付税+735百万円など〇経常経費充当一般財源(+90百万円)物件費+20百万円、補助費等+36百万円、公債費+14百万円、繰出金-4百万円など
前年度比-5,936円、類似団体比-65,899円となっている。人件費については、前年度比34百万円増加(+3.4ポイント)となっており、会計年度任用職員期末手当や時間外勤務手当などの増加が主な要因である。物件費については、前年度比-126百万円減少(-12.2ポイント)となっており、新型コロナウイルスワクチン接種業務委託料などの増加はあるが、小・中学校児童生徒及び教師用ノートパソコン(タブレット)、地域防災計画及び関連計画等策定業務委託料、町内会事務連絡業務委託料などの減少が上回っていることが要因である。全体で前年度より減少しており、類似団体と比較して、低い水準を維持できている。今後も適正な定員管理に努め、経常的な物件費の抑制に努める。
前年度比-0.5ポイント、類似団体比+2.1ポイントとなっている。職員構成の変動による採用・退職の影響-0.3ポイント、職種変動-0.2ポイント(俸給平均額が高い経験年数職員の異動)により指数が下がっている。今後も適正な給与水準の維持に努める。
前年度比+0.11人、類似団体比-4.55人となっている。退職不補充、非正規職員化等により類似団体の中でも低い数値となっているため、平成29年度に策定した定員管理計画に基づき、職員の増員を行い、適正な配置を行う。(参考/定員管理調査平成29:98人、平成30:101人、令和1:102人、令和2:103人、令和3:103人)
前年度比増減なし、類似団体比+0.7ポイントとなっている。令和2年度発行の地方債償還開始による普通会計の元利償還金増加(+19百千円)があったものの、普通交付税や臨時財政対策債発行可能額の増加により標準財政規模の増加もあり、前年度と同値となっている。今後、公共施設の老朽化対策や庁舎建て替えのための起債額増が見込まれるため、交付税措置の有利な起債区分の選択、適切な借入条件や償還方法の検討を行い、財政健全化に努める。
地方債現在高等の将来負担額よりも基金等の充当可能財源が多いため、比率はマイナスの値(96.2%)となっており、前年度比は-18.2ポイントであった。令和元年度町税法人税割の増収に伴う基準財政収入法人税割の精算による普通交付税の増額や臨時財政対策債償還基金費措置などにより財政調整基金や減債基金が増加し、充当可能財源である充当可能基金の増加が主な要因となっている。現在、マイナスの値になっているが、公共施設の老朽化対策や庁舎建て替え事業の実施による充当可能基金の減少が見込まれるため、投資的事業の選択と集中を行うとともに、より有利な交付税措置のある起債の借入などを行い、堅実な財政運営を行うことが必要である。
前年度比-6.2ポイント、類似団体比-4.5ポイントとなっている。経常収支比率については歳入経常一般財源の大幅な増加により前年度からは減少しているものの、人件費は会計年度任用職員報酬や期末手当など34百万円増加している(歳出経常一般財源は会計年度任用職員人件費などの増加により10百万円増加)。本町は全国的に見て正規職員数が少ないため、今後は定員適正管理を図りつつも、低水準の維持を図りたい。
前年度比-4.4ポイント、類似団体比-1.9ポイントとなっている。物件費については町内会事務連絡業務委託料(-15百万円)など126百万円減少している(歳出経常一般財源はごみ処理施設運転補助業務委託料、腹部超音波検査業務委託料などの増加により20百万円増加)。近年、類似団体よりも高い水準が続いているため、引き続き需用費や委託料などの単独経常経費について経費抑制に努める。
前年度比-3.7ポイント、類似団体比+6.5ポイントとなっている。経常収支比率については歳入経常一般財源の大幅な増加により前年度からは減少しているものの、歳出経常一般財源は障害児通所給付費、障害者自立支援給付費などの増加により20百万円増加している。各給付金や給付費の増による扶助費増が続いており、類似団体平均よりも高い水準となっているが、本町は子育て支援などに注力していることから、他の経常経費の抑制に努め、財政圧迫に歯止めをかける。
前年度比-3.2ポイント、類似団体比-3.4ポイントとなっている。繰出金については農業集落排水事業会計繰出金(-16百万円)、国民健康保険特別会計繰出金(-7百万円)など13百万円減少している。類似団体に比べ低い水準となっているが、今後も特別会計への繰出金の抑制を図るために各特別会計の適正な事業運営に努める必要がある。
前年度比-3.2ポイント、類似団体比-1.3ポイントとなっている。歳出経常一般財源は町内会事務連絡員報償費の物件費からの組み替えや広域消防事務負担金などの増加により20百万円増加している。令和2年度から経常収支比率が増加しているのは下水道事業法適化に伴う下水道事業会計への補助金によるものである。補助費等は増加傾向であるため、今後も各種団体への補助金の必要性や効果を勘案し、廃止・縮小に努める。
前年度比-3.5ポイント、類似団体比-3.2ポイントとなっている。経常収支比率については歳入経常一般財源の大幅な増加により前年度からは減少しているものの、公債費は一般単独事業債(+6百万円)、教育・福祉施設等整備事業債(+5百万円)など18百万円増加している(歳出経常一般財源は14百万円増加)。今後、庁舎建設事業などの大型事業に係る公債費増が見込まれることから、償還期間や方法などを適切に管理し、公債費抑制に努める。
前年度比-20.7ポイント、類似団体比-0.8ポイントとなっている。前年度は特殊要因による経常収支比率の増加があったものの、今年度は特殊要因解消等により歳入経常一般財源が大幅に増加している。しかし、歳出経常一般財源についても増加しているため、人件費や扶助費の費用抑制は困難であるが、物件費や補助費等などの見直しに努め、引き続き経常経費の抑制に努める。
(増減理由)・財政調整基金…………前年度は令和元年度の法人税割増収に伴う交付税減額や新型コロナ対策などによる財源不足調整のため690百万円取り崩したが、今年度は法人税割の精算による普通交付税増加や臨時財政対策償還基金費措置による取り崩し額が78百万円に留まったため増加した。・減債基金………………臨時財政対策債償還基金費を72百万円積み立てたことにより増加した。・その他特定目的基金…公共施設整備基金及び下水道整備基金を積み立てたことなどにより52百万円増加した。・基金全体としては453百万円の増加となった。(今後の方針)今後は、公共施設の老朽化対策等に係る課題に直面することが見込まれている。多額の費用発生に備え、基金の適正管理に努める。
(増減理由)・前年度決算剰余金積み立てにより139百万円の増加・定期預金及び債券運用に係る利子積立により1百万円の増加・前年度は令和元年度の法人税割増収に伴う交付税減額や新型コロナ対策などによる財源不足調整のため690百万円取り崩したが、今年度は法人税割の精算による普通交付税増加や臨時財政対策償還基金費措置による取り崩し額が78百万円に留まった(今後の方針)・財源不足補填のための現在の基金規模を適正に管理していく
(増減理由)・定期預金及び債券運用に係る利子積立により1百万円の増加・臨時財政対策債償還基金費の72百万円積み立てたことによる増加(今後の方針)今後償還のピークを迎えた際に、公債費抑制のための繰上償還を予定しているため、基金規模を適正に管理していく。
(基金の使途)・下水道整備基金……………………………下水道整備・体育文化振興基金………………………体育及び芸術文化の振興と普及・地域福祉基金………………………………地域福祉の向上・地域振興基金………………………………福祉活動の促進・快適な生活環境の形成等・協働のまちづくり促進基金………町民団体と町との協働によるまちづくり促進、町民の行政参加の機会の確保と意識の醸成及び行政コストの削減とサービスの向上・水資源開発基金……………………………町の水資源の開発・ふるさと水と土保全対策基金……中山間地域における集落農道、用排水路、ため池などの農業用施設の整備及び森林の保全並びに農村環境等の整備促進・公共施設整備基金………………………公共施設の増改築及び補修・森林環境譲与税基金……………………森林の整備等・ふるさと応援基金……………………ふるさと納税制度を活用し、まちづくりを実現するための事業・庁舎整備基金……………………庁舎の整備・環境整備協力費基金……………………環境整備協力費を活用し、教育及び子育て環境整備や福祉の向上及び健康増進、豊かな自然を守るための環境保全等の整備・学校施設整備基金……………………小・中学校の整備(増減理由)・公共施設整備基金及び下水道整備基金の積み立てが主な要因となり、152百万円の増加(今後の方針)・庁舎建設事業やごみ処理施設基幹的設備改良事業などの大型事業への着手に併せて取り崩しを行うことになるが、今後も引き続き適正な基金管理を行っていく。
有形固定資産減価償却率は、59.5%と類似団体平均を若干下回って推移しているが、上昇傾向にある。令和3年度に改訂した佐々町公共施設等総合管理計画に基づき、将来人口規模に見合った施設保有量の最適化(延床面積20%程度の削減)と施設の長寿命化対策を行い、有形固定資産減価償却率の上昇抑制に努める。
債務償還比率は類似団体平均を下回っている。令和元年度の町税法人税の増収という特殊要因の影響により、令和元年度以降の比率の増減が激しくなっている。令和3年度についてもそれらの影響による交付税の大幅増や臨時財政対策債償還基金費の措置などにより債務償還比率は大幅に低下している(次年度の比率は通年ベース程度に上昇する見込み)。ただし、今後は大型事業に取り組む計画があり、公債費の増加による将来負担額の増額と充当可能財源の減額により、比率が上昇していくことが予想されるため、財政の健全化に努める。
将来負担比率について、△96.2%とマイナス計上しており、また有形固定資産償却率についても59.5%と類似団体を下回っている。しかし、今後計画している大型事業へ取り組むことにより、将来負担額の増加と充当可能財源等の減少による将来負担比率の悪化が見込まれるため、公共施設等総合管理計画に基づき、老朽化した施設の適正な維持管理に積極的に取り組み、財政の健全化に努める。
将来負担比率は前年度比△18.2ポイント(△96.2%)となっている。これは公営企業債等繰入見込額の減などによる将来負担額の減と、交付税増額や臨時財政対策債償還基金費措置などによる充当可能財源等の増などが主な要因である。実質公債費比率については前年度から変動はなかった(8.7%)。これは単年度実質公債費比率は一般会計等の元利償還金の増により令和2年度単年度比率から微増しているものの、算定対象外となった平成30年度の単年度比率と令和3年度単年度比率が同程度であったことが主な要因である。また、類似団体内平均値比較+0.7%となっているが、これは下水道事業(公営企業)経営による準元利償還金の発生が主な要因と考えられる。実質公債費比率は、今後大型事業に取り組む計画があり、公債費の増加と充当可能財源の減額によって上昇傾向と予想されるため、事業の優先度、必要性等を十分に勘案するなどして、財政の健全化に努める。
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