越生町
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2012年度
2011年度
2010年度
指定団体等の指定状況
財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定
人口の推移
産業構造
財政比較分析表(2023年度)
財政力
財政力指数の分析欄
財政力指数は、全国平均ではあるものの埼玉県平均と比較すると0.27ポイント下回っている。人口減少や高齢化により今後減少していく税収に歯止めをかけ、安定した財政運営を行うために、歳入面では企業誘致や移住定住施策などを進め地方税の増加に努める。また、歳出面では削減せざるを得ない中、住民サービスが向上できるよう、事務事業の改善に努める。
財政構造の弾力性
経常収支比率の分析欄
分子である経常経費充当一般財源は、再任用職員のフルタイム化の転換等により、経常一般財源等に占める職員給与費の割合が増加した。また、分母である臨時財政対策債の減(-30,023千円)により、経常収支比率は前年度比で1.0ポイント悪化した。今後、歳入において経常的な収入の増加は見込めない中で、新たな歳入確保策を検討し改善に努める。歳出においては今後急速に進む高齢化等により社会保障給付等の扶助費が増加していくことが予想される。経常経費全般において見直しを図り、経費の削減に努める。
人件費・物件費等の状況
人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄
類似団体との比較では人口1人当たり人件費・物件費等の金額は少ないが、前年と比較するとほぼ横ばいで推移している。人件費においては、常勤職員給与費の増、再任用職員のフルタイム化の転換等により増加している。今後、定員管理適正化計画に沿って、職員数のバランスを図り人件費の抑制に努める。また、物件費においては車両一括管理事業(10,366千円)の増等により増加している。
給与水準(国との比較)
ラスパイレス指数の分析欄
全国市平均・全国町村平均下回っているものの、人事評価の適切な給与反映や、比較的ラスパイレス指数の高い職員採用等の影響により、1.3ポイント下降し、全国町村平均を上回った。今後も引き続き、給与制度の適正化に努めていく。
定員管理の状況
人口1,000人当たり職員数の分析欄
定員管理適正化計画では、平成29年の職員数125人を令和8年までの10年間に122人とする計画の中、現在は109人となっている。新規職員の採用は退職者の状況などを考慮しながら計画的に実施する。
公債費負担の状況
実質公債費比率の分析欄
平成30年度に借り入れた臨時財政対策債(償還額8,646千円)、令和2年度に借り入れた緊急防災・減災事業債(償還額2,377千円)の償還が始まったこと等により、元利償還金の額が2,377千円(8.4%)増加した。これらにより、0.8ポイント悪化した。
将来負担の状況
将来負担比率の分析欄
埼玉西部環境保全組合で、令和4年度のごみ処理施設に係る地方債残高が8,152,715千円となり、町負担見込額も3,519,953千円増加したことなどにより、全体での町負担額が296,894千円(19.0%)増加した。しかし、平成14年度に借り入れた減税補てん債及び臨時財政対策債の償還終了等に伴い、地方債現在高が294,906千円(-8.4%)減少し、前年度決算剰余金のうち、財政調整基金に193,428千円、公共施設整備基金に50,000千円、魅力あるまちづくり基金に8,463千円、教育及び子育て環境整備基金に10,000千円等積み立てたことにより、充当可能基金額が275,392千円(+14.6%)増加した。これらにより、6.4ポイント改善した。今後も事業実施の適正化を図り、財政の健全化に努める。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2023年度)
人件費
人件費の分析欄
令和5年度は、常勤職員の新規採用や再任用職員のフルタイム化の転換等により、前年度と比較し、0.1ポイント増加した。今後も全庁的な取り組みにおいて業務改善や事務の効率化を図るとともに、職員の採用等については、定員管理適正化計画に沿ってバランスを図り、人件費の抑制に努める。
物件費
物件費の分析欄
令和5年度は、公共施設等の光熱水費・燃料費に係る経費等により0.2ポイント増加しているが、経常的な物件費はほぼ同額を推移している。今後も更なる業務改善等を進め、物件費の削減に努める。
扶助費
扶助費の分析欄
少子高齢化が急速に進む中、社会福祉などの経常的な社会保障費は、年々増加傾向にある。令和5年度は、低所得世帯支援給付金事業(拡大分)の増(82,091千円)等により、前年度と比較し、0.1ポイント増加した。県平均を大きく下回っているが、今後は更に少子高齢化が進むことから、事業の取捨選択を徹底していく。
その他
その他の分析欄
令和元年度における毛呂山・越生・鳩山公共下水道組合の公営企業会計化に伴い、組合への負担金を繰出金分から補助費等分へ鞍替えたため令和元年度から類似団体と同水準となっている。
補助費等
補助費等の分析欄
令和5年度は、低所得世帯支援給付金事業(拡大分)の増(82,091千円)等により、0.9ポイント増加した。経常的な補助費は、令和元年度からの毛呂山・越生・鳩山公共下水道組合の公営企業会計化に伴い、組合への負担金を繰出金分から補助費等分へ鞍替えたため類似団体との差は大きくなっている。
公債費
公債費の分析欄
令和5年度は、元金償還金の増により、公債費としては18,723千円増加した。これは、令和3年度に借り入れた公共事業等債(町道1-7号線道路改良事業)の償還が始まったことによるものである。起債残高を急激に増やさないよう、大規模な事業は計画的に実施していく。
公債費以外
公債費以外の分析欄
企業誘致による自主財源の確保と歳出の削減に努め、健全な財政運営に努める。
目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2023年度)
議会費
労働費
消防費
諸支出金
総務費
農林水産業費
教育費
前年度繰上充用金
民生費
商工費
災害復旧費
衛生費
土木費
公債費
目的別歳出の分析欄
総務費は参議院議員選挙費、県議会議員選挙費の皆減等により、2,045円減少した。土木費は町道1-7号線道路改良事業(成瀬)工事費の増により、13,749円増加した。その他の項目は、単に当町の歳出総額が類似団体よりも少ないということもあるが、住民一人当たりのコストが低い。特に、民生費は経常的な社会福祉や子育て支援の支出額が増加傾向にあり、令和5年度に住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金事業の増があったものの、類似団体との比較で大きく下回っている。教育費は越生小学校施設維持管理費の減等により、2,103円減少した。公債費は普通建設事業の有無によって大きく増減が生じるので、今後も計画的な財政運営に努めていく。
性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2023年度)
人件費
補助費等
災害復旧事業費
投資及び出資金
物件費
普通建設事業費
失業対策事業費
貸付金
維持補修費
普通建設事業費(うち新規整備)
公債費
繰出金
普通建設事業費(うち更新整備)
積立金
前年度繰上充用金
性質別歳出の分析欄
人件費は、期末手当・勤勉手当の増、会計年度任用職員給与費の増等により、2,861円増加した。物件費は、戸籍法の一部を改正する法律および情報提供用個人識別符号取得に係る戸籍情報システム改修業務委託料の減等により、999円減少した。扶助費は、電力・ガス・食料品価格高騰緊急支援給付事業の減等により、3,143円減少した。補助費等は、低所得世帯支援給付金事業(拡大分)の増等により、10,803円増加した。公債費は水道事業会計出資債の増等により、2,349円増加した。普通建設事業費は、観光施設等整備事業や、町道1-7号線道路改良事業(成瀬)工事費の増等により、3,792円増加した。貸付金は、勤労者住宅資金貸付金事業の減等により、3,388円減少した。人件費、物件費及び扶助費等で当町の住民一人当たりのコストは類似団体のコストを下回っている。これは、当町の歳出総額が類似団体よりも少ないためである。引き続き歳入の確保を行うとともに、限られた予算のなかで住民福祉サービスの向上に努めていく。
実質収支比率等に係る経年分析(2023年度)
分析欄
標準財政規模に対する実質単年度収支は適正水準であり、歳入面では普通交付税が48,213千円、県支出金が32,813千円増加したこと、歳出面では新型コロナウイルスワクチン接種事業や、埼玉西部環境保全組合負担金の減少等により、実質収支は黒字となっている。なお、令和5年度の財政調整基金残高については、決算剰余金155,881千円を積み立てたため、大きく増加している。
連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2023年度)
分析欄
全会計において、黒字額が確保できており、健全な数値である。今後においても限りある予算の効率性を高め、適切な受益者負担になるよう健全な財政運営及び経営管理を推進していく必要がある。
実質公債費比率(分子)の構造(2023年度)
分析欄
令和5年度の元利償還金は、令和3年度に借り入れた公共事業等債(町道1-7号線道路改良事業)の償還が始まったことにより約18百万円増加した。今後、実質公債費比率が上昇していくことが考えられるため、引き続き公債費の適正化に取り組んでいく必要がある。
分析欄:減債基金
満期一括償還に係る積立なし
将来負担比率(分子)の構造(2023年度)
分析欄
令和5年度は、平成15年度に借り入れた臨時財政対策債の償還終了等に伴い、地方債現在高が340,350千円減少した。また、埼玉西部環境保全組合で、令和5年度の地方債残高が8,270,833千円となり、町負担見込額が14,616千円減少した。これらにより、将来負担額は減少している。また、財政調整基金を155,881千円積み立てたため、充当可能基金が増えたことにより将来負担比率が改善した。今後、起債を伴う事業は計画的に行い、将来負担比率が急激に増加しないように努める。
基金残高に係る経年分析(2023年度)
基金残高合計
基金全体
(増減理由)公共施設整備基金に20,000千円、魅力あるまちづくり基金に20,161千円、教育及び子育て環境整備基金に10,000千円を積み立てたため、基金全体としては249百万円の増となった。(今後の方針)公共施設整備基金においては公共施設やインフラの更新・整備のため、計画的に積み立てることを予定している。
財政調整基金
財政調整基金
(増減理由)令和5年度は取り崩しをせず、155,881千円を積み立てたため、財政調整基金としては156百万円の増となった。(今後の方針)標準財政規模の15~20%を目途に積み立てる。
減債基金
減債基金
(増減理由)増減なし(今後の方針)満期一括償還の起債はない。令和5年度末起債残高が28億5,851万円であり、年々減少傾向にある。しかしながら、今後は公共施設等維持管理費の急増が見込まれており、大規模工事等に備え、現在の基金残高を確保したい。
その他特定目的基金
その他特定目的基金
(基金の使途)公共施設整備基金:公共施設整備に必要な財源を確保する。社会福祉事業基金:社会福祉事業の推進を図るために必要な財源を確保する。地域福祉基金:在宅福祉の推進など地域における保健福祉活動の振興を図るため必要な財源を確保する。観光資源整備基金:観光資源整備等並びに越生町観光協会が実施する事業に対する補助金に要する財源を確保する。魅力あるまちづくり基金:ふるさと納税寄附者の越生町への思いを具現化するため必要な財源を確保する。町営樹木葬墓苑管理基金:町営樹木葬墓苑の管理に要する経費の財源を確保する。森林環境譲与税基金:森林の整備に関する施策等に要する経費の財源を確保する。教育及び子育て環境整備基金:教育及び子育て環境の整備及び推進を図るために必要な財源を確保する。(増減理由)公共施設整備基金に20,000千円、魅力あるまちづくり基金に20,161千円、教育及び子育て環境整備基金に10,000千円を積み立てたため、基金全体としては249百万円の増となった。(今後の方針)中長期的で投資的な経費の増加が予測されるため、重点的に積み立てる。
公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2022年度)
有形固定資産減価償却率
有形固定資産減価償却率の分析欄
昭和40~50年代にかけて、庁舎、小中学校、町営住宅の大規模整備を行ったが、新規施設等の建設は少ないことから、類似団体より高い水準にある。今後は老朽化した施設について、点検・診断や計画的予防保全による長寿命化を進めていくなど、公共施設等の適正な管理に努める。
(参考)債務償還比率
債務償還比率の分析欄
令和2年度に借り入れた防災行政無線デジタル化に伴う緊急防災・減災事業債及び越生小学校トイレの大規模改修に伴う防災・減災・国土強靭化緊急対策事業債、並びに令和3年度に借り入れた町道1-7号線道路改良工事に伴う公共事業等債等により将来負担額の増加が見込まれるが、依然として類似団体よりも低い水準である。今後は借り入れを伴う事業が重複しないよう努め、地方債残高の急激な上昇を抑える。また、基金についても計画的な積立てに努める。
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
平成14年度に借り入れた減税補てん債及び臨時財政対策債の償還終了等に伴い、地方債現在高が294,906千円(▲8.4%)減少したため、将来負担比率は大幅に改善した。一方、新規施設等の建設がないため有形固定資産減価償却率は悪化した。昭和40~50年代にかけて建設された保育園や町営住宅等、法定耐用年数を超えている公共施設等が多いことも悪化の原因と考えられる。今後も引き続き越生町公共施設等総合管理計画等に基づき、老朽化した施設について、点検・診断や計画的な予防保全による長寿命化を進めていくなど、公共施設等の適正管理に努める。
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
平成14年度に借り入れた減税補てん債及び臨時財政対策債の償還終了等に伴い、地方債現在高が294,906千円(▲8.4%)減少したため、将来負担比率は大幅に改善した。一方、実質公債費比率は微増傾向であるが、今後は緊急防災・減災事業債や防災・減災・国土強靭化緊急対策事業債等の元金償還が始まることにより一時的な実質公債費比率の増が見込まれるが、今後は新たな起債を予定していないため、徐々に下がっていくことが見込まれる。
施設類型別ストック情報分析表①(2022年度)
道路
橋りょう・トンネル
公営住宅
港湾・漁港
認定こども園・幼稚園・保育所
学校施設
児童館
公民館
施設情報の分析欄
類似団体と比較して特に差が大きい「保育施設」「公営住宅」については、越生町公共施設等総合管理計画・個別施設計画に基づき、劣化状況を把握し、可能な限り、適正な維持管理を行うとともに、予防的な改修による長寿命化を図る。
施設類型別ストック情報分析表②(2022年度)
図書館
体育館・プール
福祉施設
市民会館
一般廃棄物処理施設
保健センター・保健所
消防施設
庁舎
施設情報の分析欄
類似団体と比較して特に差が大きい「図書館」「保健センター」については、越生町公共施設等総合管理計画・個別施設計画に基づき、劣化状況を把握し、可能な限り適正な維持管理を行うとともに、予防的な改修による長寿命化を図る。
財務書類に関する情報①(2021年度)
資産合計
負債合計
1.資産・負債の状況
・一般会計等においては、資産総額が昨年度末から406百万円の増加となった。主に金額の変動が大きいものは「現金預金」と「投資その他の資産」であった。現金預金は、地方交付税の増加や新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金関連事業の繰越し等の影響により210百万円増加している。投資その他の資産は、公共施設整備基金や減債基金等に積み立てたことにより169百万円増加している。
純経常行政コスト
純行政コスト
2.行政コストの状況
・一般会計等においては、経常費用は4,185百万円となった。そのうち、人件費等の業務費用は2,000百万円、補助金や社会保障給付等の移転費用は2,185百万円であった。最も金額が大きいのは補助金等(1,677百万円)、次いで物件費等(1,035百万円)、人件費(948百万円)であり、純行政コストの90.21%を占めている。令和3年度の行政コストは、前年度比1,054百万円の減で、大幅に減少している。これは、新型コロナウイルス感染症に伴う特別定額給付金事業の終了により、補助金等が819百万円減少したためである。今後も行政の効率化を図り、人件費や物件費の削減に努める。・全体では、一般会計等に比べて、水道料金等を使用料及び手数料に計上しているため、経常収益は262百万円の増となっている。また、国民健康保険や介護保険への負担金を補助金等に計上しているため、移転費用は2,256百万円、純行政コストは2,402百万円の増となっている。・連結では、一般会計等に比べて、連結対象企業等の事業収益を計上し、経常収益は523百万円の増となっている。また、人件費は346百万円、移転費用は2,766百万円増え、純行政コストは3,549百万円の増となっている。
本年度差額
本年度末純資産残高
本年度純資産変動額
3.純資産変動の状況
・一般会計等においては、税収等の財源(4,566百万円)が純行政コスト(4,057百万円)を上回ったことから、本年度の差額は509百万円となり、純資産残高は509百万円の増加となった。引き続き、行政の効率化を図り、人件費や物件費の削減に努める。・全体では、国民健康保険特別会計、介護保険事業特別会計等の国民健康保険税や介護保険料が税収等に含まれることから、一般会計等と比べて税収等が935百万円多くなっており、本年度差額は555百万円となり、純資産残高は555百万円の増加となった。・連結では、埼玉県後期高齢者医療広域連合への国県等補助金等が財源に含まれることから、一般会計等と比べて財源が3,817百万円多くなっており、本年度差額は777百万円となり、純資産残高は783百万円の増加となった。
業務活動収支
投資活動収支
財務活動収支
4.資金収支の状況
・一般会計等においては、業務活動収支は768百万円の増であったが、投資活動収支については、中央公民館の耐震化・環境改善工事、町道1-7号線道路改良工事、町道1-30号線舗装改修工事及び越生小学校環境改善工事等により、487百万円となった。財務活動収支については、地方債の発行額が、地方債償還支出を下回ったことから73百万円となっており、本年度末資金残高は昨年度から208百万円増加し、524百万円となった。・全体では、国民健康保険税や介護保険料が税収等収入に含まれること、水道料金等の使用料及び手数料収入があることなどから、業務活動収支は一般会計等より134百万円多い902百万円となっている。投資活動収支では、62百万円となっている。財務活動収支については、地方債の発行額が地方債償還支出を下回ったことから90百万円となっており、本年度末資金残高は昨年度から263百万円増加し、1,066百万円となった。・連結では、埼玉県後期高齢者医療広域連合や西入間広域消防組合における構成団体からの負担金収入が業務収入に含まれることなどから、業務活動収支は一般会計等より217百万円多い985百万円となっている。投資活動収支では、▲315百万円となっている。財務活動収支は、地方債の発行額が地方債償還支出を下回ったことから、62百万円となり、本年度末資金残高は昨年度から243百万円増加し、1,251百万円となった。
財務書類に関する情報②(2021年度)
①住民一人当たり資産額(万円)
②歳入額対資産比率(年)
③有形固定資産減価償却率(%)
1.資産の状況
・住民一人当たり資産額が類似団体平均を大きく下回っているが、当団体では、道路や河川の敷地のうち、取得価額が不明であるため、備忘価額1円で評価しているものが大半を占めているためである。歳入額対資産比率については、類似団体平均を下回る結果となった。有形固定資産減価償却率については、昭和40~50年代にかけて、庁舎、小中学校、町営住宅を整備する一方、新規施設が少ないことから、類似団体より高い水準にある。老朽化した施設について、点検・診断や計画的な予防保全による長寿命化を進めていくなど、公共施設等の適正管理に努める。
④純資産比率(%)
⑤将来世代負担比率(%)
2.資産と負債の比率
・純資産比率は類似団体平均を下回っているが、税収等の財源が純行政コストを上回ったことから純資産が増加し、昨年度から2.0%増加している。純資産が減少することは、将来世代が利用可能な資源を過去及び現世代が消費して便益を享受したことを意味するため、今後も純行政コストの削減に努めていく。将来世代負担比率は、地方債の発行額が地方債償還支出を下回ったことから、昨年度と比べて0.3%減少しており、類似団体平均を下回っている。今後も新規に発行する地方債の抑制を行うとともに、高利率の地方債の借換えを行うなど、地方債残高を圧縮し、将来世代の負担の減少に努める。
⑥住民一人当たり行政コスト(万円)
3.行政コストの状況
住民一人当たり行政コストは類似団体平均を下回っているおり、昨年度と比べ8.9%減少している。主に、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金等の補助金等が減少したことによるものである。・また、人件費については、定員管理適正化計画に沿って、職員数のバランスを図り抑制に努める。
⑦住民一人当たり負債額(万円)
⑧基礎的財政収支(百万円)
4.負債の状況
・住民一人当たり負債額は、ほぼ横ばいを保っている。地方債残高の急激な上昇により義務的支出が重くならないよう、借り入れを伴う事業は慎重に努める。・基礎的財政収支は、業務活動収支の黒字分が投資活動収支の赤字分を上回ったため、567百万円となっている。類似団体平均を上回っているが、投資活動収支が赤字となっているのは、中央公民館の耐震化・環境改善工事、町道1-7号線道路改良工事、町道1-30号線舗装改修工事及び越生小学校環境改善工事等の公共施設等整備費支出が増加しているためである。
⑨受益者負担比率(%)
5.受益者負担の状況
受益者負担比率は類似団体平均を下回っており、行政サービス提供に対する直接的な負担の割合は比較的低くなっている。公共施設の維持管理費用を減らすとともに、受益者負担の適正化が図れるように努めていく。
類似団体【113271_01_0_001】