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財政力は、ほぼ横ばいで推移し、類似団体内平均値を下回る数値となっている。現下の経済情勢では、今後も厳しい収入環境が続くものと思われることから、収支状況を改善させるためにも、町税徴収率の向上などによる自主財源の確保に努めるとともに、「第4次行財政構造改革プラン・アクションプログラム」に掲げる改革項目を着実に実行し、財政基盤の強化を図る。
歳出において、職員の退職手当の増加や、し尿処理事務の広域化による補助金などの増により経常経費充当一般財源等が増加したものの、歳入面で、地方消費税交付金や普通交付税の増などにより、経常収支比率は前年度の93.2%より4.3ポイント改善し、88.9%となった。今後については、「第4次行財政構造改革プラン・アクションプログラム」に掲げる改革項目を着実に実行し、経常収支比率の改善を図る。
令和2年度から会計年度任用職員制度が導入されたことにより、人件費が大きく増加している。現状としては、ごみ処理の事業を直営で行っているため、その結果として人件費及び施設の運営経費や維持補修費が類似団体内平均値と比較して高くなる傾向にあるが、令和3年度から、し尿処理事務の広域化に加え、令和4年度からの町立保育所民営化により、数値は改善する見込みである。また、今後も行財政改革における改革項目を着実に実行することにより、超過勤務の抑制などに努めていく。
本町は従前より国の給料水準を下回っており、大阪府内でも低い水準となっている。今後も中長期的なビジョンに立って、職員年齢構成の平準化を推進するとともに、引き続き国家公務員に準拠した適正な給与制度による運営を行う。
「職員定数管理基本方針」に基づいて職員数の抑制に取り組み、人口1,000人当たりの職員数は横ばいで推移してきた。そして平成25年4月の消防広域化に伴い、消防職員が退職した影響で数値が減少した。一方では、職員数の減に対応するため、職員研修、人事評価制度、昇任試験制度などにより、職員の資質を高め、行政サービスが低下しないよう状況を見極めながら、職員数の適正化に努めている。
元利償還金が43百万円減少するとともに、公営企業の公債費に充てた繰出金が11百万円減少したこと、また、普通交付税額が486百万円増加したことなどにより、実質公債費比率は1.2ポイント良化した。町債の借入れにあたっては、計画的な事業実施に基づき、先を見通した借入れを行ってきた。今後も、町債を借り入れる際には、交付税措置のあるものを中心に借り入れ、国・府の財政支援制度を有効に活用するなど、財政負担の軽減に引き続き努める。
地方債現在高が399百万円増加したものの、くまとりふるさと応援基金などの積立ての増などにより、充当可能財源等が将来負担額を上回るため前年度に引き続き「-」となっている。今後も、事業実施にあたっては、その必要性や規模等を十分に精査するとともに、町債においては、引き続き交付税措置のあるものを中心に借り入れるなど、国・府の財政支援制度を有効に活用することによって、将来に過度の負担を残さないように努める。
これまで、行財政改革に伴う人件費の抑制策として、新規採用者数を退職者数の概ね1/2以下とすることによる職員数の削減など、着実に効果を出している。なお、類似団体内平均値より高い水準となっているのは、ごみ処理を直営で行っていることに伴い、これらの事務事業に係る人件費が嵩むことによるものである。令和2年度から会計年度任用職員制度が導入されたことにより、増加となっているが、今後は職員の年齢構成の平準化や、し尿処理事務の広域化、町立保育所の民営化などの要因で減少していくことが見込まれる。
ごみ処理などを直営で行っていることによる施設の維持、管理、運営経費が大きいため、ここ数年は行財政改革の効果も寄与し減少傾向であることや、令和3年度から、し尿処理事務の広域化により施設の維持管理経費などが減少し、類似団体内平均値を下回ることとなった。今後も引き続き、施設に係る事務事業の効率化等を図り改善に努める必要がある。
扶助費に係る経常収支比率が類似団体内平均値を上回っている要因として、主に町立保育所が多いことが挙げられる。保育関連経費が会計年度任用職員制度の導入により、扶助費への振替分が人件費に移行したことなどにより、令和2年度より大きく減少しているが、少子高齢化に伴う扶助費の増加が今後予測される。
平成30年4月から下水道事業の地方公営企業法適用により、下水道事業特別会計繰出金が皆減となったため、減少しているが、令和3年度は、各事業会計(介護・後期)への繰出金がそれぞれ増加したため、類似団体内平均値を上回る結果となっている。繰出金については、少子高齢化に伴い、今後も増加していくことが予測される。
ごみ処理を直営で行っていることなどにより、一部事務組合等への負担金が少ないため、平成25年4月からの消防広域化による負担金の影響を加味しても類似団体内平均値を下回っている。令和3年度は前年度と比較して、ほぼ横ばいとなっているが、し尿処理事務の広域化による負担金が増加していることなどにより、補助費等全体も増加していく見込みである。
町債の借入れについては、原則交付税措置のあるものに限って借入れをおこなうなど借入額を抑制してきたところである。今後においては、公共施設の老朽化対策などにより、借入額の増加が見込まれるが、実施事業の規模などを十分に確認し、引き続き借入れの抑制に努める。
類似団体内平均値を上回っているのは、ごみ処理などを直営で行っていることによる施設の維持・管理・運営に係る経費が大きいためであるが、令和3年度は、し尿処理事務の広域化などにより数値は改善している。今後、この数値を抑えることができるよう、「第4次行財政構造改革プラン・アクションプログラム」に掲げる改革項目を着実に実行していく必要がある。
(増減理由)財源調整による財政調整基金の繰入れが必要なかったことなどに加え、ふるさと納税制度の活用による寄附金が増加したことに伴う積立金の増加により、基金全体としては600百万円の増となった。(今後の方針)財政調整基金について、少子高齢化に伴う扶助費や繰出金が今後も増加していくことが予測されることに加え、投資的経費等で大きな増加も見込んでいることから、今後の財政状況が不透明な状況であることなど、依然として気を緩められるものではなく、持続可能な行政運営をめざし、「第4次行財政構造改革プラン・アクションプログラム」に基づき、公共施設の統廃合を含めた抜本的な改革に取り組んでいく。
(増減理由)利子、剰余金の積立てによる増加。(今後の方針)財政調整基金の取り崩しに依存しない財政運営を行えるよう、町税徴収率の向上などによる自主財源の確保に努めるとともに、「第4次行財政構造改革プラン・アクションプログラム」に掲げる改革項目を着実に実行し、歳出の抑制等に努める。
(増減理由)利子積立てによる増加。(今後の方針)将来にわたる町財政の健全な運営に資するため、地方債の償還計画等を踏まえ、町債の償還に必要な財源の確保に努める。
(基金の使途)くまとりふるさと応援基金:住民、法人その他団体との協働による定住魅力のあるまちづくりを推進。公共施設整備基金:公共施設整備事業を円滑かつ効率的に行うための財源確保。くまとり防災基金:災害に強い安全なまちづくりを推進し、災害発生時に応急対策及び復旧に要する経費の財源に充てる。墓地基金:町墓苑設置に係る町債等の償還及び供用開始後の管理を円滑かつ効率的に行う。産業活性化基金:中小企業者等の円滑な資金調達のための財源及び商工業・農業を含む産業活性化を図るための事業実施に必要な財源に充てる。(増減理由)くまとりふるさと応援基金:寄附の増による増加。公共施設整備基金:利子積立て及び一般財源からの積立による増加。くまとり防災基金:利子積立てをおこなったため増加。墓地基金:墓苑の永代使用料等の積立てによる増加。産業活性化基金:起業者向けの補助などをおこなったため減少。(今後の方針)公共施設整備基金:公共施設等を取り巻く社会状況は大きく変化しているなかで、将来世代に渡る長期的な視点を持ち、状況に応じた統廃合など公共施設整備事業を円滑かつ効率的に行えるよう財源確保に努める。
本町では、平成29年度に策定した公共施設等総合管理計画において、公共施設等の延べ床面積を25%削減するという目標を掲げ、施設の統廃合や老朽化した施設の長寿命化を進めている。有形固定資産減価償却率については、上昇傾向となっており、類似団体内平均値を上回っていることから、公共施設等の適正管理に努める。
債務償還比率は類似団体内平均値を下回っており、主な要因としては、過去に整備した施設にかかる町債の償還が進んでいることが考えられるが、今後、ごみ処理施設広域化などに係る建設事業債が増加していくことが予測される。安定した財政運営を行っていくため、基金繰入に依存しない自立的な財政運営に努め、経常一般財源等の増加を目指すとともに充当可能基金を減少させないように努める。
将来負担比率は類似団体内平均値と比較して低い水準にあり、建設事業に係る地方債の発行により、町債の現在高が増加している一方、近年はくまとりふるさと応援基金の増により充当可能基金が大幅に増加したことによるものである。一方で、有形固定資産減価償却率は類似団体内平均値よりも高く、上昇傾向にあるが、主な要因としては施設の老朽化が急速に進んでいることであり、今後ますます高くなることが予想される。公共施設等総合管理計画に基づき、施設の統廃合や、老朽化した施設について長寿命化を進めていくなど、公共施設等の適正管理に努める。
実質公債費比率は類似団体内平均値と比較して低く、また将来負担比率についても低くなっている。これは、地方債の現在高が増加傾向にあるものの、くまとりふるさと応援基金の増により充当可能基金が大幅に増加したことにより、しばらく数年は「-」のまま推移していくと見込まれる。しかし今後は、ごみ処理施設広域化などに係る建設事業債が増加していくことが予測されることから、実質公債費比率については、上昇していくものと想定される。消防組合における負担金の抑制などを図るとともに、地方債については、引き続き交付税措置のあるものを中心に借り入れるなど、国・府の財政支援制度を有効に活用し、比率の改善に努める。
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