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指定団体等の指定状況
財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定
人口の推移
産業構造
財政比較分析表(2022年度)
財政力
財政力指数の分析欄
近年はほぼ横ばいの傾向、類似団体と比較すると依然として大きく下回る状況である。計画的な行財政運営を行うためにも、引き続き自主財源の確保を図るよう努めてまいりたい。
財政構造の弾力性
経常収支比率の分析欄
ここ数年は90%を超える状況が続いていたが、3年度は町税や地方交付税などの経常一般財源の増加により、前年度よりも8.9ポイント改善し、財政の弾力性を取り戻しつつあったが、4年度は3年度と比較し7.3ポイント悪化している。類似団体平均とほぼ同比率であるが、今後も事務事業の見直し・効率化を図ることでさらなる必要経費の節約をするなど、より自由度のある財政構造を目指してまいりたい。
人件費・物件費等の状況
人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄
人件費・物件費等は、ほぼ類似団体並みの状況となっている。今後とも各種施策による人口減少対策をはじめとし、人件費・物件費等の決算額を抑制できるよう努めてまいりたい。
給与水準(国との比較)
ラスパイレス指数の分析欄
これまでに実施した給与制度の見直し等により類似団体平均とほぼ同水準である。今後も国の制度に準じた給与制度の見直し等を通じ、より一層の給与の適正化に努めてまいりたい。
定員管理の状況
人口1,000人当たり職員数の分析欄
過去の市町村合併準備(平成15・16年度)として新規採用職員の抑制を行ったものの合併未実施となり、適切な職員数の確保が必要であったが、近年は定員管理適正化計画に基づき適正配置に努めた結果、類似団体平均を下回っている。今後も引き続き、事務事業の見直しや組織・機構の統廃合による簡素化、業務委託等の活用による適切な定員管理に努めてまいりたい。
公債費負担の状況
実質公債費比率の分析欄
実質公債費比率は元年度以降ゆるやかに改善を続けており、4年度は前年度に比べ1.3ポイント改善した。今後も必要最低限の起債発行に努め、交付税算入のない起債は原則として借入しないなど、公債費の適正化に努めてまいりたい。
将来負担の状況
将来負担比率の分析欄
30年度から4年度にかけて指標は改善の一途にあり、4年度は前年度と比較し18.1ポイント改善している。30年度と4年度を比較すると70.1ポイントもの改善がみられる。今後は大型事業を五月雨式に控えていることから、将来負担比率が大幅に悪化することが想定される。そのため、世代間負担の公平に配慮しつつ、将来に負担をなるべく残さないよう起債残高の抑制及び公債費負担の減を図ることで、比率が急激に悪化することのないよう努めてまいりたい。
経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2022年度)
人件費
人件費の分析欄
人口千人当たり職員数が類似団体平均を大きく下回っているため、経常収支比率に占める人件費も抑制されており低水準な状況である。今後も引き続き、職員の世代間均衡を図りつつ、人件費の削減に努めてまいりたい。
物件費
物件費の分析欄
物件費の占める割合は30年度以降減少していたが、4年度は若干増加している。類似団体平均との比較においては、2.6ポイント下回っている状況である。近年の物価高騰などにより、物件費等の増が懸念されるが、削減に努めてまいりたい。
扶助費
扶助費の分析欄
過去5年間、類似団体平均とほぼ同水準で推移している。今後も効率的・効果的な行政運営による経常収支の向上に努めてまいりたい。
その他
その他の分析欄
30年度から3年度にかけて減少傾向にあったが、4年度は前年度に比べ1.9ポイント増加し、依然として類似団体平均を上回っている状況ではある。30年度までは国民健康保険特別会計の財政状況の悪化による赤字補填的な繰出金の膨らみが要因として挙げられたが、その後は減少傾向で推移している。今後も各会計への繰出金の適正化に努めてまいりたい。
補助費等
補助費等の分析欄
30年度から4年度にかけて類似団体平均とほぼ同水準で推移している。町の単独補助金等の交付の妥当性・適当性をつぶさに判断していくことで、不適切な補助金は見直しや廃止も視野に入れつつ、対応を検討していくこととする。
公債費
公債費の分析欄
4年度は残債の一部繰上償還を実施したり、借入額を抑制するなどの工夫によりここ5年間では2年度を底として1.8パーセント比率が改善している。今後も必要最低限の起債発行に努め、交付税算入のない起債は可能な限り借入しないなど、公債費の適正化に努めてまいりたい。
公債費以外
公債費以外の分析欄
30年度から3年度にかけて減少していたが、4年度は前年度と比較して7.1ポイント増加しており、類似団体平均を1.8ポイント下回る状況である。類似団体との比較では平均を下回る状況にあるが、引き続き、事業の必要性を鑑み、取捨選択を進めていくなど、水準の維持改善に努めてまいりたい。
目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2022年度)
目的別歳出の分析欄
消防費が4年度は前年度と比較し16,295円と大きく減少しているが、これは防災行政無線整備関係経費が減少していることによるもの。一方で、総務費が2年度のみ突出しているが、これは特別定額給付金事業によるものである。
性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2022年度)
性質別歳出の分析欄
大型事業の実施により普通建設事業費(うち新規整備)が30年度にピークを迎えていたが、対象事業の減により金額が落ち着いている。2年度以降の投資及び出資金は、下水道事業会計への繰出金などによるものであるが、自立した企業会計の経営により2年度以降減少している。一方で、公債費については、大中山小学校改築事業や大沼地区小中学校統廃合事業、防災行政無線整備事業などの大型事業の起債償還により高止まりしていることに加え、今後も起債を伴う大型事業を予定していることから、高額な金額で推移することが想定される。
実質収支比率等に係る経年分析(2022年度)
分析欄財政調整基金残高は2年度を境に増加し続けており、4年度決算時で1,160百万円と着実な積立てができている状況。今後も地に足の着いた財政運営を心掛け、実質収支額の継続的な黒字化に努めていく。
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連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2022年度)
分析欄連結実質赤字比率については、これまで赤字額が経常されたことはなく、毎年度黒字額の計上が続いている。また各会計の状況においては、国民健康保険特別会計が26~30年度の間赤字となったが、その他の会計は標準財政比の数値に増減があるものの赤字額が計上されたことはない。そして、2年度から下水道事業が水道事業会計同様、法非適企業から法適化され、特別会計であった元年度時点と比較すると標準財政規模比も増加している。今後も黒字計上が続くよう、各会計において適正な財政執行に努めていく。
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実質公債費比率(分子)の構造(2022年度)
分析欄元利償還金は2年度をピークに減少傾向にある一方で、算入公債費等は増加している状況にあり、実質公債費比率の分子(実質公債費比率)は30年度から減少の一途をたどっている。今後も必要最低限の起債発行に努め、交付税算入のない起債発行はできる限り発行しないなど、公債費の適正化による実質公債費比率の低減に努めてまいりたい。
分析欄:減債基金減債基金のうち、満期一括償還地方債の償還財源として積み立てた額はない。
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将来負担比率(分子)の構造(2022年度)
分析欄将来負担額である地方債現在高等が減少傾向にあるのに加え、充当可能財源等である充当可能基金等が増加していることから、将来負担比率の分子は減少し続けている状況にある。将来負担比率における分子の増減は、比率の向上もしくは悪化に直結し、また世代間負担の公平性にも影響を与えることから、今後の地方債現在高や債務負担行為支出予定額を注視しつつ適正な財政運営に努めてまいりたい。
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基金残高に係る経年分析(2022年度)
基金残高合計
基金全体
(増減理由)2年度までは横ばいの状況であったが、2年度以降の3箇年については増加の一途を辿っている。4年度は特に「財政調整基金」に積立を行うことにより144百万円の積み増しをしており、大幅な残高増加となっている。(今後の方針)今後想定される大型事業の実施を想定し、個々の特定目的基金を中心とし計画的な積立てを行っていく方針である。
財政調整基金
財政調整基金
(増減理由)地方交付税の増加により4年度は前年度と比較し144百万円の積み増しを行うなど、2年度や3年度に引き続き、大幅な増加となった。(今後の方針)原油価格の高騰や物価の高騰により、今後も経常的な経費が増加することが推察されるため、可能な範囲で積み増しを行っていく方針。
減債基金
減債基金
(増減理由)「町債の償還に必要な財源を確保し、もって将来にわたる長財政の健全な運営に資すること」を目的として4年度には4百万円積立を行い微増とした。(今後の方針)大型事業の実施状況にもよるが、今後ともできる限り繰入を抑制していく方針。
その他特定目的基金
その他特定目的基金
(基金の使途)・社会教育施設整備基金:社会教育施設整備にあてるため・公共施設整備基金:公共施設の計画的な整備又は大規模な改修を円滑に実施するため・活力のあるまちづくり推進基金:町民の公益的な自主的活動を推進する事業及びまちづくりを推進する事業の財源に充てるため(増減理由)・将来的な社会教育施設の改築を見越し、社会教育施設整備基金に40百万円を積立した。・今後控えている公共施設の計画的な整備又は大規模な改修を円滑に実施するため、公共施設整備基金に19百万円を積立した。・まちづくり政策事業費等の財源に充てるため、活力のあるまちづくり推進基金に26百万円を積立した。(今後の方針)今後想定される大型事業等の実施による基金取り崩しを見据え、各基金の設置目的に適した積立と繰入を行う。
公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2021年度)
有形固定資産減価償却率
有形固定資産減価償却率の分析欄
類似団体平均値より減価償却率は4.0ポイント下回っている状況にある。今後さらに老朽化施設の建替・統合・更新・廃止を控えていることから、優先度を明らかにし、かつ適切な規模における管理運営に取り組む必要性がある。
(参考)債務償還比率
債務償還比率の分析欄
平成30年度を境に改善傾向を維持しており、令和3年度は前年決算より278.5ポイントと大幅に比率が改善した状況にある。類似団体平均との差がここ5年間で最も縮まっているが、これは将来負担比率が令和2年に65.4%だったのに対し、令和3年度は35.6まで改善したことによる影響が大きいものと考えられる。
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析
前年と比較し、将来負担比率は前年より29.8ポイント改善。有形固定資産減価償却率は昨年同様、1.8ポイント上昇した。令和3年度決算における類団平均との比較では、将来負担比率は類団より高く、有形固定資産減価償却率は低い状況である。
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析
前年と比較し将来負担比率は29.8ポイント改善。主な理由として下水道事業の法適化に伴い、公営企業債等繰入見込額が前年度と比較し32.5%減少したことや普通交付税再算定による551,188千円の増収が挙げられる。また、実質公債費比率は前年と比較し1.4ポイント改善。既発債による理論償還分の交付税算入額が増加しているが、それ以上に標準財政規模が令和2年度に比べ大幅に増加(866,436千円)していることなどが要因となっている。
施設類型別ストック情報分析表①(2021年度)
施設情報の分析欄
学校施設においては大中山小学校改築事業や大沼岳陽学校改修工事等、断続的な大型事業の実施により減価償却率が減少傾向にある。今後、学校施設をはじめとした施設老朽化がさらに加速することや道路等各種インフラ資産の建替・更新に伴い今後減価償却率の低下が思慮される。
施設類型別ストック情報分析表②(2021年度)
施設情報の分析欄
このページに記載された施設において、有形固定資産減価償却率が類似団体平均値より数値が高いのは、【体育館・プール】【市民会館】【一般廃棄物処理施設】【庁舎】であり、いずれも老朽化が進んでいる施設であるためこれまでの減価償却額の累計も高止まりしている状況である。一方、有形固定資産減価償却率が類似団体平均値より数値が低いのは、【福祉施設】【保健センター・保健所】であり、これらは概ね近年新築した施設や建替えをした施設が多い事から償却率もまだ低い状況となっている。特に保健センターについては平成11年度建設であり、近年空調設備の改修等を行いながら運用している状況。いずれにしても「七飯町公共施設等総合管理計画」に基づき、施設の目的ならびに必要性や規模、更新費用等を加味した上で、将来にわたり持続性のある行政の発展を実現するため、計画的な施設運営に努めていく必要性がある。
財務書類に関する情報①(2021年度)
1.資産・負債の状況
一般会計等においては、負債総額が前年度から1,556百万円減少(▲10.1%)しているが、負債の減少額のうち最も金額が大きいものは、固定負債うち地方債の減少(▲1,369百万円)である。
2.行政コストの状況
一般会計等においては、経常費用は11,498百万円となり業務費用の方が移転費用よりも多い状況である。業務費用のうち、最も金額が大きいのは減価償却費や維持補修費を含む物件費等(3,915百万円)であり、純経常行政コストの35%を占めている。今後も施設の老朽化等に伴い維持補修関連経費の増加が見込まれるため、公共施設等の適正管理に努めることにより、経費の縮減に努めたい。
3.純資産変動の状況
一般会計等においては、税収等及び国・道等補助金の財源(12,298百万円)が純行政コスト(11,057百万円)を上回っており、本年度差額は1,241百万円となった。その差額と本年度純資産変動額を合わせた結果、純資産残高は1,322百万円の増加となった。国・道等補助金の財源が前年度から2,259百万円増加したことが最も大きな要因である。
4.資金収支の状況
一般会計等においては、業務活動収支は1,041百万円であったが、投資活動収支については、前年度からの繰越事業として防災行政無線整備等事業等を行ったことから▲610百万円となっている。財務活動収支については、R元年度は地方債の発行額が地方債償還支出を上回ったことからプラスだったが、R2年度はマイナスに転じ、R3年度は同程度のマイナス計上となっている。本年度末資金残高は前年度から340百万円増加し、405百万円となった。
財務書類に関する情報②(2021年度)
1.資産の状況
住民一人当たり資産額が類似団体平均を上回っているが、30年度に新野菜広域流通施設整備事業(約22億円)、令和元年度に大沼岳陽学校改修事業(4億円)、令和2年度に防災行政無線整備等事業(3億円)等の大型事業を実施したことによるもの。歳入額対資産比率についても、引き続き類似団体平均を少し上回る結果となった。加えて、令和2年度と比較すると比較的大きく増加している。これは、歳入総額が前年度と比較し1,656百万円減少したことによる影響が大きい。
2.資産と負債の比率
(社会資本等形成に係る将来世代の負担の程度を示す)将来世代負担比率は、類似団体平均を上回っているが、これは近年実施した大型建設事業(上記1の分析欄参照)に伴う起債発行によるものである。起債発行は将来世代負担比率の上昇に直結することから、今後は必要最低限の起債発行に努め、交付税算入のない起債発行はできる限りしないなど、将来世代の負担の減少に努めたい。また、今後公共施設の老朽化等による大型事業の実施が見込まれることから、各種基金の積立運用等も内包した計画的な財政運営により一層努めていく必要がある。純資産は類似団体平均を下回っているが前年度と比較した場合、1,322百万円増加している。これは経常費用うち業務費用の物件費等の減少によって、純行政コスト自体が前年度から減少しているのが要因となっている。
3.行政コストの状況
住民一人当たり行政コストは、前年度から約25%減少し、類似団体平均程度まで落ち着いた状況にある。減少要因としては、移転費用うち補助金等が前年度と比較し2,449百万円減少したことによるもの。新型コロナウイルス感染症対策として町民への一律給付となった特別定額給付金(約28億円)の皆減等が挙げられる。また、本町における純行政コストは、経常費用のうち減価償却費や維持補修費を含む物件費等が35%を占めている状況にあることから、公共施設等の適正管理や経費縮減はもとより、使用料及び手数料等(経常収益)の安定した確保に今後も継続して努めていく。
4.負債の状況
基礎的財政収支においては、前年度に引き続き、基礎的財政収支が類似団体平均を上回る(155百万円)状況となった。令和3年度においては特に業務活動収支における改善が顕著であり、平成29年度には367百万円だった収支が令和3年度には1,112百万円にまで増加(約3倍程度)している。投資的経費は平成30年度から令和3年度にかけて縮減している状況。令和3年度は過去5年間で最小規模の△162百万円となった。また、投資活動収支が赤字となっているのは、地方債を発行し防災行政無線整備等事業等の整備(令和2年度からの繰越事業)を行ったためである。今後も新規事業については優先度の高いものに限定することなどによる赤字分の縮小に継続して努めていく。
5.受益者負担の状況
受益者負担比率は、過去5年間で類似団体平均との差が最も縮まった状況にある。経常収益に対する経常費用の比率は類似団体平均値を下回っていることから、当町の行政サービスの提供に対する受益者の直接的な負担の割合は比較的低いが令和3年度に関しては増加傾向にあるといえる。今後とも受益者負担の適正化を目指し、公共施設等の使用料の見直しを視野に入れた行財政改革に努める。
類似団体【Ⅴ-2】
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