簡易水道事業(法適用) 公共下水道 特定地域排水処理施設 農業集落排水施設
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財政力指数は前年度から0.06ポイント減少しているものの,依然として0.99となっている。平成30年度から令和2年度までは普通交付税の不交付団体であったが,令和3年度は交付団体,令和4年度は年度当初は不交付と算定されていたが,年度中に臨時経済対策費の追加加算があり,交付団体となった。平成29年度からの財政力指数の急上昇は町税,とりわけ法人町民税について,町内企業の業績を反映して増収傾向となっていることが主な要因であるが,単年度決算でみると法人町民税は経済情勢に大きく左右されるため,歳入については現年度税収等のみならず,基金と起債などのバランスを意識して,中長期的な視点で財政運営を図っていく必要がある。
経常収支率は前年度より5.7ポイント減少し85.3%となり,類似の99団体中18位となっている。経常収支比率は,経常経費充当一般財源(分子)を経常的一般財源(分母)で除して算出されるが,令和4年度は分母に含まれる普通交付税が交付(約13百万円)されたことが影響している。
人口1人当たり人件費・物件費等決算額は前年度より10,783円増加し,169,656円となり,類似の95団体中84位となっている。類似団体より増加している要因として,物件費等のうち,吉岡小学校改築事業に伴う仮設校舎等賃貸借開始が主な要因である。今後も適正な施設管理及び経費の削減に努める。
人口1,000人当たりの職員数は前年度から0.03ポイント増加し6.96人となり,類似99団体中64位となっている。人口1,000人当たりの職員数は全国平均及び宮城県平均を下回った状態が続いているが,退職職員の増加等に対応するため職員採用を進めていることが増加傾向の要因となっている。今後も職員平均年齢の推移や将来の人口動向を考慮したうえで,適正な定員管理に努める。
実質公債費比率は前年度より0.8ポイント増加し1.8%となり,類似の99団体中9位となっている。これは,算定式の分子となる元利償還金の増によるものである。近年,元利償還金は償還終了により減少してきたが,不交付団体であった令和元年度に歳入不足(町税の減収)を理由に減収補てん債還を借り入れ,その元金償還が令和3年度から始まったことによる増加である。また,下水道事業会計において地方債の財源に充てたと認められる繰入金の増(160百万円→297百万円)に伴い実質公債費比率の上昇が0.8ポイントとなったものである。
将来負担比率は将来負担額を充当可能財源等が上回り算定されなかった。各年度の地方税の増減に伴う減収補てん債の発行,公共施設の老朽化に伴う更新及び自然災害の発生等により地方債の発行額が増加傾向にある。引き続き,地方債の適正な発行と財政健全化に努める。
人件費は前年度から1.8ポイント減少し17.8%となり,類似の99団体中5位となっている。分子となる人件費等については職員数増と会計年度任用職員増の影響で前年度比10百万円増となっているが,他方,分母の経常経費充当一般財源については普通交付税が交付されたことに伴い,前年度比14百万円増となっており,結果的に1.8ポイント減少した。会計年度任用職員制度及び職員の定員管理について,今後も適正な運用管理に努める。
物件費は前年度より2.1ポイント減少し22.5%となり,類似の99団体中93位となっている。今年度は吉岡小学校改築事業に伴う仮設校舎等賃貸借経費の増が大きく影響している。ポイントが減少したものの全国平均及び宮城県平均を大きく上回り,物件費に係る経常収支比率も高い傾向であるため,事業見直しと経費削減に努めていく。
扶助費は前年度より0.1ポイント増加し7.7%となり,類似の99団体中24位となっている。子育て支援,高齢者福祉に関する扶助費は今後も増加することが見込まれているが,障害福祉については対象者一人当たりの経費が大きいことから,対象者数の増減により年度間の増減差が大きくなる傾向にある。今後も適正な事業運用に努める。
その他は前年度より4.8ポイント減少し11.7%となり,類似の99団体中30位と昨年度と比較し大幅に改善されている。要因としては,前年度に吉岡小学校改築事業に伴い,学校校舎建設基金を約6億円積立したことによる影響が大きい。
補助費等は前年度より3.6ポイント増加し18.0%となり,類似の99団体中83位となっている。要因としては,コロナ関連事業,上下水道料金の基本料金減免による繰出金等の増加が主な要因となっていることが挙げられる。継続して全国平均及び宮城県平均を上回っていることから,事業見直しと経費削減に努めていく。
公債費は前年度より0.7ポイント減少し7.6%となり,類似の99団体中6位となっている。要因としては,借入2億7,050万円に対し,元金償還6億1,941万円となったことによるものである。今後も地方債の適正な発行と財政健全化に努める。
公債費以外は前年度より5.0ポイント減少し77.7%となり,類似の99団体中56位と大きく改善された。要因としては,公債費以外の各経費に係る分母の経常経費充当一般財源については普通交付税が交付されたことに伴い,前年度比14百万円増となったことによる影響が大きい。全国平均よりも低いことから,今後は事業の見直しや経費節減等に努めていく。
(増減理由)財政調整基金は微増が続いている。令和2年度と3年度については,令和4年度から始まる大規模な普通建設事業(小学校改築事業)に備えて特定目的基金への積立てを行ったことにより基金全体額が増加していたが令和4年度から取崩のフェーズに移行したため,224百万円減額となった。(今後の方針)当町は平成30年度から普通交付税の不交付団体(または少額交付団体)であり,今後もその傾向が予想されることから,年度間の財源調整の命綱である財政調整基金については標準財政規模の35%程度を確保することとし,地方税の増収が見込まれる年度では今後見込まれる公共施設等の維持・修繕及び長寿命化等に対応するために目的基金への積立てをするとともに,地方債の発行と調整しつつ,適正な基金管理に努める。
(増減理由)令和4年度は前年度比82百万円増の2,822百万円で,標準財政規模の35.8%を確保した。(今後の方針)当町は平成30年度から普通交付税の不交付団体(または少額交付団体)であり,今後もその傾向が予想されることから,年度間の財源調整の命綱である財政調整基金については標準財政規模の35%程度を確保することとし,地方税の増収が見込まれる年度では今後見込まれる公共施設等の維持・修繕及び長寿命化等に対応するために目的基金への積立てをするとともに,地方債の発行と調整しつつ,適正な基金管理に努める。)
(増減理由)平成29年度から令和4年度まで,41百万円で推移している。(今後の方針)財政調整基金の動向を注視しながら,財政健全化に努める。
(基金の使途)令和4年度は主に次の基金について事業を行っている。1)大和町特定防衛施設周辺整備調整交付金事業基金・・・あんしん子育て医療費助成事業(85,000千円),学校ICT環境整備事業(4,200千円)2)大和町長寿社会対策基金・・・敬老事業(10,000千円)3)大和町ふるさと応援基金・・・四十八滝運動公園オートキャンプ場新設工事(工事・看板・照明灯)他(17,799千円)4)森林環境譲与税基金・・・・・林道整備他(9,518千円)(増減理由)令和4年度は,前年度比224百万円増の3,432百万円となった。減額の主な要因は,令和3年度に学校校舎の改修事業に備えて学校校舎建設基金に積立てを行ったこと等による影響が大きい。(今後の方針)財政調整基金の動向に注視しながら,施設の長寿命化等に伴う普通建設事業が控えていることから,目的基金への積立てを行うことにより財源の平準化に努める。また,基金の目的が類似するものについては,廃止・統合を行い,より弾力的な運用が図られるよう進めていく。
本町の保有する資産全体として,全体の約60%が償却されている状態にある。特に大規模な公共施設である庁舎は平成22年,出張所は平成28年に移転新築をしており,比較的新しいことが全体の償却率を押し下げていると考えられ,その他資産の老朽化は進行が著しく,現状への対策として公共施設等総合管理計画(平成28策定。令和5年3月改訂)に基づき,改修や統廃合等を計画的に進めていくことが重要である。
全国・県平均を大きく下回っている。これは長期にわたり地方債の新規発行を抑制してきたほか,法人住民税の増収を背景とした経常一般財源等の増加が関係している。平成30~令和2年度まで普通交付税の不交付団体,令和3年度も少額交付となったが,法人住民税の税収は経済情勢により大きく変動し,年度によっては歳入不足から多額の減収補てん債の発行を余儀なくされることがあり,今後もこの傾向が続くものと思われることから注意が必要である。
将来負担比率は生じていないものの,有形固定資産減価償却率を押し下げている庁舎及び出張所以外の資産については老朽化が進んでいることから,公共施設等総合管理計画に基づき,除却や長寿命化の検討をしつつ,施設の適切な管理が必要である。
将来負担比率は生じておらず,実質公債費比率も近年大きく減少しており,類似団体と比較しても良好な状態であるといえる。これは,近年,元利償還金の額が減少(地方債残高が減少)していることが起因している。なお,黒川地域行政事務組合への負担金等は近年増加しているものの,普通会計の元利償還金額の減少が大きいことにより,実質公債費比率は減少傾向である。ただし,令和元年度に借入れた減収補てん債の元金償還が令和3年度から始まることや施設の長寿命化等の普通建設事業が増加見込みとなっており,今後の実質公債費比率は微増傾向で推移するものと思われる。
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