木更津駅前西口駐車場 木更津市金田第一駐車場 木更津市金田第二駐車場 公共下水道 簡易水道事業(法適用)
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財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定
近年は増加傾向にあったが、平成24年度については、税収や交付金・譲与税収入の減により昨年度に比べ0.02ポイント減の0.81となっている。要因としましては、人口の増加による生活保護費及び社会福祉費等の増に伴い、基準財政需要額が大きく増加していることによるものである。
経常経費充当一般財源は、公債費は減額となったが、時間外手当の増による人件費の増、生活保護事業費や介護給付費の増による扶助費の増などにより全体では増加した。一方で、経常一般財源は、地方税、地方交付税、臨時財政対策債が増となるものの、地方特例交付金、地方譲与税の減少などにより全体では減少したため、前年度比3.6ポイント増となった。近年人口増が続く本市において、今後も生活保護費受給世帯の増加、高齢化社会の進展に伴う様々な行政需要の高まりによる扶助費の増など、歳出の増加傾向が見込まれるため、定員管理の適正化、総人件費の抑制維持や官民の役割分担見直しによる民間委託の推進などの取り組みを通じて義務的経費の削減を行い、比率改善に努める。
本市においては、特別職の期末勤勉手当の10%削減、一般職を含めた期末勤勉手当の基礎額に算入される役職加算額の50%削減、地域手当の一部削減など、独自の人件費削減措置を行っているところである。今後とも、国や千葉県の動向を踏まえつつ、適切な人件費の維持を図る。
本市のラスパイレス指数については、国家公務員並みの数値である100を若干上回っているところである。これは、国と比較して初任給水準が高いこと及び給与水準が高い高齢層職員が偏在することが主な要因となっている。従来から国の制度に応じて高齢層職員の給与水準を抑制してきたところであるが、今後とも新規採用を極力削減しつつ、職員の年齢構成を適正化し、ラスパイレス指数の適正化を図る。
本市の人口千人当たり職員数は、おおむね類似団体内平均を維持しているところである。今後とも、平成24年度に策定をした定員適正化計画に沿って、多様な行政需要に機動的に対応しつつ、適切な定員管理を行っていく。
平成24年度決算時の実質公債費比率については、類似団体平均値を0.5ポイント下回る8.0%であるが、平成23年度決算時の数値と比較して3.4ポイント下回っている。要因としては、土地開発公社の経営健全化を図るための土地の買戻しが平成21~23年度の3か年に比べ減少したことが挙げられる。今後については、木更津市行政経営アドバンスプラン等総合計画に基づき、緊急度、住民ニーズを的確に捉え、真に必要な行政サービス・事務事業の「選択と集中」を徹底した上で、普通建設事業の計画的運用を図り、地方債に大きく依存することのない健全な財政運営を行うこと、また下水道特別会計等への繰出金の抑制などを行うこと、さらに土地開発公社の計画的な土地の買戻しを行うなど、本指標の適正化に努めることとする。
平成24年度決算時の将来負担比率については、類似団体平均値を11.6ポイント上回る57.7%であるが、平成23年度決算時の数値と比較して14.3ポイント減少している。要因としては土地開発公社の存在が大きく影響している。債務負担行為を設定している土地の買戻しについては、平成22年度まで第2次健全化計画に基づき着実に実施し、引き続き、平成23年度から5か年を計画期間とする土地開発公社の第3次経営健全化計画を実施している。また、臨時財政対策債等の借入による基準財政需要額の増加に伴い、将来負担額に対する充当可能財源が増えていることなどが挙げられる。今後については、現在、実施中の土地開発公社の第3次経営健全化計画に基づき、土地の買戻しを行うことにより、将来への負担を極力減らすよう努める。
人件費に係る経常収支比率は30.3%と類似団体平均を上回っているが、これは消防業務を直営で行っていることが主な要因と考えられる。昨年度と比較すると1.1ポイント増加しているが、5年間では3.6ポイント減と類似団体2.3ポイント減よりも改善している。引き続き、各種手当等の自主的な給与適正化を推進し、総人件費抑制の維持に努める。
物件費に係る経常収支比率は前年度比0.6ポイント増加しており、類似団体と比較して高止まりしているが、これは一部事務組合により共同で行う業務が少ないことが要因として考えられる。一部事務組合において業務を行った場合は負担金(補助費等)となるが、本市では直営や委託で行う業務が多いため、人件費や物件費が高くなっていると考えられ、補助費等に係る経常収支比率が大幅に低いことにも現れている。官民の役割分担の見直しによる民間委託や非正規職員活用等の推進により、人件費から物件費に移行する傾向が強くなってきているが、このような取り組みを通じて義務的経費の削減に努め、また委託業者の競争、効率化等によるコスト削減を見込み、経常収支比率の改善に努める。
扶助費に係る経常収支比率は類似団体平均と比べて若干高くなり、前年度比1.4ポイント増となっている。生活保護費や介護給付費等の多岐にわたる事業費の増加が原因となっているが、社会福祉制度の拡充や高齢化社会の進展を背景に扶助費は年々上昇傾向にあるため、引き続き資格審査等の適正化や所得制限等の見直しに努める。
その他に分類される歳出の経常収支比率は、前年度比0.6ポイント増加しましたが、平成22年度より類似団体平均を上回っている。前年に比べ国民健康保険特別会計への繰出金が増加したことが主な要因となっているが、繰出先となる各特別会計の一層の健全運営を推進し、比率改善に努める。
補助費等に係る経常収支比率は、前年度比0.2ポイント増加しているが、類似団体平均と比較すると低水準を維持している。類似団体との比較においては、一部組合等による共同業務が少なく、負担金額が低いことが要因として考えられる。今後、補助金、負担金等の見直し検討などを推進し、低水準の維持に努める。
地方債の活用に頼りすぎると、将来にわたり元利償還の義務が生じ、後年度の住民負担を重くするものであり、将来の財政運営の健全化を損なうなど、財政硬直化を招く要因となる。これまで、本市では普通会計の地方債発行にあたり、原則的に臨時財政対策債等の特例地方債を除き、15億円を発行上限額と設定し、特に意を用いて強い認識と計画的な運用に努めてきた。この結果、本指標が類似団体平均値を大きく下回る12.8%となっている。今後については、平成19年度から着手した小中学校の校舎耐震化を進める中で、地方債発行額が一時的に膨らむことが懸念されるが、出来る限り償還元金の範囲内での発行に留めることに留意し、持続可能な財政構造の確立を図ると共に、健全財政の維持に努める。
公債費以外の経常収支比率は、前年度比3.9ポイント増加しているが、増加要因となる性質別経費は、扶助費(1.4ポイント増)と繰出金(0.7ポイント増)などである。今後は、増加傾向にある人件費、扶助費及び物件費の動向に注視しながら比率改善に努める。
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