鏡石町：公共下水道【地方財政ダッシュボード】

経営比較分析表（2019年度）

経営の健全性・効率性について

●経費回収率は、分流式下水道に要する基準内繰出金の適正化により一般会計からの負担額が増加し、経常収益である下水道使用料の回収が改善した。100％程度であり健全な経営となっている。●有収水量は人口減少や節水機器普及等による減少分を、駅東区画整理事業による水洗化率増加しており、有収水量は横ばい傾向にある。汚水処理原価は類似団体より低い。今後施設の老朽化に伴い不明水対策も必要な状況にある。●当町は流域下水道に接続しており、処理場は有していないため施設利用率は数値なし。●企業債残高対事業規模比率は、一般会計負担額が大幅に増加したことにより、使用料収入との比率が類似団体より低くなっている。

老朽化の状況について

維持管理面においては、耐用年数を経過している管渠はないが、マンホールポンプ施設等の老朽化に伴い長寿命化対策が必要な時期となっているため、更新工事を順次行っている。ストックマネジメント計画に基づき施設の延命を図る。

全体総括

経費回収率は基準内繰出金の適正化に伴い改善傾向にあるが、一般会計繰入金により企業債を償還している状況にあるので安定した経営ができるよう平成２８年に策定した経営戦略に基づき、財源試算と投資資産の均衡を図る。今後は使用料及び有収水量確保により安定した財源を確保し、高資本対策や資本の平準化を活用しながら経営の改善に向けて事務を進めている。また令和５年４月から地方公営企業法適用を目指し準備を進めている。

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