富谷市:公共下水道

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2020年度)

経営の健全性・効率性について

③流動比率流動比率が100%を下回っているが、これは企業債償還金を流動負債に計上していることが主な要因である。本市では資産の償却によって生じる損益勘定留保資金や、減債積立金を企業債償還金に充てることで支払能力を維持している。⑤経費回収率当該年度は100%を上回っている。しかし、今後更新投資が増加する見込みであるため、長期的な更新計画に基づいた適正な経営に努める。⑦施設利用率本市では、市全域が、吉田川流域に含まれており、終末処理場を保有していない。⑧水洗化率早くから水洗化を進め、汚水事業の整備が完了したことから、類似団体と比較した際に高い水準となっている。

老朽化の状況について

現在は耐用年数を超えている管渠はないものの、本市で最も古い管は45年以上経過しており、今後数年でこのような老朽管が増加することが想定される。そのためこれらの改築更新に係る費用の増加が懸念されている。このことから、定期的な点検やストックマネジメント計画に沿って、老朽化した施設に長寿命化対策及び更新工事を実施し、継続的に施設の適正化を行っていく予定である。

全体総括

支出の全体に占める割合の大きい企業債償還金が減少傾向にあり、経営の改善が見込めるが、管渠やマンホールポンプ場の老朽化に伴い、改築や更新に係る経費の増加が考えられる。このため、不明水対策や効率的な維持管理業務といったコストの削減が求められる。本市では、令和2年度からストックマネジメント計画の範囲を拡大し、汚水中継ポンプ場を含んだ下水道施設を計画的かつ効率的に管理・運営している。また当年度から公営企業会計を適用し、現在新たに経営戦略を策定している段階である。今後はこの経営戦略に基づいて、コスト削減や老朽化対策に視野を向けた経営により一層努めていく。

類似団体【Bd1】

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