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地方公営企業の一覧

公共下水道 簡易水道事業(法適用)


収集されたデータの年度

2022年度 2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度 2015年度 2014年度 2013年度 2012年度 2011年度

指定団体等の指定状況

財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定

人口の推移

産業構造

財政比較分析表(2019年度)

財政力

財政力指数の分析欄

令和元年度においては、基準財政需要額が前年度比で3.2%増に対し、基準財政収入額は固定資産税等の地方税の増収等により、前年度比5.7%増となり、単年度の財政力指数は0.74となった。3か年平均での財政力指数も0.02ポイント増の0.72となり、類似団体、全国及び県平均をいずれも上回り、類似団体の中でも上位に位置している。

類似団体内順位:6/54

財政構造の弾力性

経常収支比率の分析欄

令和元年度においては、補助費等及び公債費の増加等により、前年度比で1.0ポイント悪化し、類似団体、全国及び県平均を上回っている。経常収支比率が90%を超え、財政の弾力性が低い状況が継続しているため、事務事業の見直しや優先度の点検等を行い、事業のスクラップアンドビルドを徹底するとともに、事務の合理化、効率化に努め、経常的経費の削減に努める必要がある。

類似団体内順位:44/54

人件費・物件費等の状況

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

人口1人当たり人件費・物件費等決算額については、類似団体、全国及び県平均をいずれも下回っている。その要因としては、廃棄物の焼却処理や常備消防業務を倉敷市に委託しており、これらの経費が補助費等として計上されることが挙げられる。ただし、近年決算額の増加が続いていることから、事務事業の適正化、合理化を進め、支出の必要性を再検討し、人件費・物件費に係るコストの削減を図る。

類似団体内順位:9/54

給与水準(国との比較)

ラスパイレス指数の分析欄

職員構成の変動により、令和元年度のラスパイレス指数は類似団体平均を下回った。従前から人事院勧告に則り、適正な対応を行っているが、今後も人事院勧告に準拠し、給与水準の適正化に努める。

類似団体内順位:27/54

定員管理の状況

人口1,000人当たり職員数の分析欄

人口1,000人当たり職員数については、人口1,000人当たり7人前後と、類似団体平均よりも少ない数値で推移している。今後も住民サービスの向上のため、事務作業の効率化を図り、業務改善に努めていく。

類似団体内順位:8/54

公債費負担の状況

実質公債費比率の分析欄

令和元年度においては、元利償還金が前年度比で37百万円増額となり、標準財政規模も45百万円増額となっているため、単年度での実質公債費比率は0.8ポイント上昇したものの、3か年平均での実質公債費比率は0.1ポイント改善し、6.4%となった。この数値は全国平均を上回っているものの、類似団体及び県平均より少ない数値である。今後、町営住宅整備等に係る地方債の償還額の増加に伴い、実質公債費比率の上昇が想定されるため、起債の新規発行に際しては世代間の負担の公平性を考慮する必要がある。

類似団体内順位:20/54

将来負担の状況

将来負担比率の分析欄

令和元年度においては、地方債現在高の減少及び充当可能基金の増加等により、前年度に引き続いて将来負担比率が算出されなくなっている。しかし、今後実施予定の早島駅の整備事業の進行に伴い将来負担比率が上昇することが想定されるため、建設事業の実施に際しては、将来世代の負担が過重になりすぎないよう、取捨選択を徹底し、健全な財政の運営を進めていく。

類似団体内順位:1/54

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2019年度)

人件費

人件費の分析欄

人件費に係る経常収支比率は令和元年度においては27.2%と類似団体、全国及び県平均より高い水準にある。今後も職員の採用を計画的に行い、適正な人員管理に努めるとともに、会計年度任用職員も含めての事務事業、人員配置の適正化を図り、事務処理の効率化、合理化を進め、人件費の削減に努める。

類似団体内順位:46/54

物件費

物件費の分析欄

物件費に係る経常収支比率は、平成28年度に非常勤職員に係る経費を物件費から人件費に組み替えたことで大幅に改善した。今年度の数値は類似団体及び全国平均を下回っているものの、県平均より高い水準にあり、比率の上昇が続いている。物件費の支出に際しては、計画的かつ必要最小限の執行にとどめることを意識するとともに、委託契約については内容の吟味を行い、経費の縮減に努める。

類似団体内順位:23/54

扶助費

扶助費の分析欄

令和元年度の扶助費に係る経常収支比率は、全国及び県平均を下回っているものの、類似団体平均よりも高い水準にあり、かつ上昇傾向にある。その要因としては、障害福祉サービス費や小児医療費に係る事業費の増加等が挙げられる。今後も扶助費については増加が見込まれることから、財政の硬直化に注意を払う必要がある。

類似団体内順位:50/54

その他

その他の分析欄

維持補修費の減少等により前年度と比較して比率が改善したものの、類似団体、全国及び県平均を上回っている。今度、公共施設等の老朽化に伴い、維持補修・改修に係る経費の増加が想定されることから、計画的な点検・補修等を行い、施設の長寿命化を図ることで突発的な修繕経費の抑制に努める。

類似団体内順位:49/54

補助費等

補助費等の分析欄

補助費等に係る経常収支比率は前年度から0.6ポイント上昇し、全国平均は下回っているものの、類似団体及び県平均を上回っている。町が出資する第三セクター等がなく、倉敷市への廃棄物焼却業務や常備消防業務の委託費以外に高額な補助費がないことから、比率は類似団体平均より低い水準で推移している。

類似団体内順位:10/54

公債費

公債費の分析欄

令和元年度の公債費に係る経常収支比率は、前年度と比較して0.8ポイント上昇したものの、類似団体、全国及び県平均を下回っている。今後、町営住宅の整備に係る起債の償還額の増加に伴い、公債費が増加すると見込まれるため、地方債の新規発行に際しては世代間の負担の公平性を考慮する必要がある。

類似団体内順位:21/54

公債費以外

公債費以外の分析欄

公債費以外に係る経常収支比率については、類似団体、全国及び県平均を上回っており、類似団体内でも高い水準にある。硬直化した財政の健全化のため、事務事業の見直しや優先度の点検等を行い、事業のスクラップアンドビルドを徹底するとともに、事務の合理化、効率化に努め、経常的経費の削減に努める。

類似団体内順位:45/54

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2019年度)

議会費

労働費

消防費

諸支出金

総務費

農林水産業費

教育費

前年度繰上充用金

民生費

商工費

災害復旧費

衛生費

土木費

公債費

目的別歳出の分析欄

令和元年度の住民一人当たりのコストを決算額総額でみると、396,880円となっており、目的別にみると、いずれの費目も類似団体平均を下回っている。全国平均と比較すると議会費、総務費、農林水産業費及び消防費で、県平均と比較すると、議会費、総務費及び消防費で上回っており、その他の費目は各平均を下回っている。農林水産業費に係る住民一人当たりコストについては、樋門の改修に係る事業費の増加等により前年度に比して7,750円(101.5%)の増となった。

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2019年度)

人件費

補助費等

災害復旧事業費

投資及び出資金

物件費

普通建設事業費

失業対策事業費

貸付金

維持補修費

普通建設事業費(うち新規整備)

公債費

繰出金

普通建設事業費(うち更新整備)

積立金

前年度繰上充用金

性質別歳出の分析欄

令和元年度の住民一人当たりのコストを決算額総額でみると、396,880円となっており、性質別でみると維持補修費、扶助費で類似団体平均より高く、その他の費目については、類似団体平均より低くなっている。また、維持補修費が全国平均及び県平均より高く、人件費が全国平均より高くなっており、その他の費目については、いずれも全国及び県平均よりも低くなっている。主な構成項目である扶助費については、小児医療無償化による医療・福祉サービス費、障害者自立支援給付事業費の増加が続いていることで年々増加しており、類似団体と比較して一人当たりコストが高い状況が続いている。

実質収支比率等に係る経年分析(2019年度)

分析欄

令和元年度の実質収支額は前年度と比較して18百万円の増、標準財政規模に占める割合は0.44ポイントの増となっているが、実質単年度収支は64百万円の赤字であった。実質収支は黒字となっているものの、財政調整基金を取崩した結果であり、財政調整基金の残高は減少が続いている。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2019年度)

分析欄

令和元年度決算において、いずれの会計においても赤字は発生していない。今後も健全な財政運営に努める。

実質公債費比率(分子)の構造(2019年度)

分析欄

令和元年度においては、前年度と比較して、元利償還金が37百万円の増、公営企業債の元利償還金に対する繰入金が14百万円の減となり、実質公債費比率の分子は29百万円の増となった。今後も町営住宅整備に係る地方債元金の償還が順次始まるため、実質公債費比率の分子についても増加が見込まれる。

分析欄:減債基金

該当なし

将来負担比率(分子)の構造(2019年度)

分析欄

令和元年度においては、一般会計等に係る地方債残高が28百万円減少、公営企業債等繰入見込額が194百万円減少したものの、庁舎等の空調設備の改修等により債務負担行為に基づく支出予定額が319百万円増加したため、将来負担額は102百万円増加した。充当可能財源等については、基準財政需要額算入見込額が143百万円減少したが、充当可能基金が178百万円増加したため、28百万円増加した。前年度に引き続き、充当可能財源等が将来負担額を上回ったため、将来負担比率は算出されていない。今後、早島駅の整備事業に伴う地方債負担が生じることから、地方債の発行に際しては、将来世代の負担が過重になりすぎないよう、事業の取捨選択を含めて考慮する必要がある。

基金残高に係る経年分析(2019年度)

基金残高合計

基金全体

(増減理由)減債基金を今後の町営住宅の起債償還のため14百万円、公共施設等整備基金を老朽化対策経費の増大に備えるため10百万円積み増したが、財政調整基金を82百万円、いかしの舎運営基金をいかしの舎の駐車場整備のため12百万円、ふるさとづくり基金をソフト事業に充てるため10百万円取り崩したため、基金全体としては80百万円の減額となった。(今後の方針)老朽化した公共施設等の将来的な整備更新のための経費や、町営住宅整備に伴う起債償還額の増加に備え、個々の特定目的基金に積み増しを行う予定。

財政調整基金

財政調整基金

(増減理由)一般財源の不足額に充てたことにより165百万円減少したが、前年度繰越金等を83百万円積み立てたことにより、前年度と比較して82百万円の減少となった。(今後の方針)災害の発生等の不測の事態への備えとして、また将来を見据えた健全な財政運営に資するため、過去の実績等を踏まえ、1,000百万円程度を残高の目途とする。

減債基金

減債基金

(増減理由)町営住宅整備に伴う今後の起債償還額増加に備え、積み増しを行ったことにより、前年度と比較して14百万円の増加となった。(今後の方針)町営住宅整備に伴う起債償還額の増加に備え、積み増しを行う。

その他特定目的基金

その他特定目的基金

(基金の使途)・福祉基金:高齢化社会の進展に対応し、高齢者等の保健福祉の増進を図るため、在宅福祉事業及び健康づくり事業等、地域福祉につながる活動に要する経費に充てることを目的とするもの・ふるさとづくり基金:21世紀に向けて、明るい、豊かで、活力ある独創的、個性的な地域づくりを行うことを目的とするもの・公共施設等整備基金:早島町における公共施設等の整備を図ることを目的とするもの(増減理由)公共施設等整備基金:将来の公共施設等の老朽化対策経費の増大に備え、10百万円積み増しを行ったことにより増加。いかしの舎運営基金:いかしの舎の駐車場整備のため、12百万円を取り崩したため減少。(今後の方針)公共施設等整備基金:将来の公共施設等の老朽化対策経費の増大に備え、毎年10百万円程度積み増しを行う予定。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2019年度)

有形固定資産減価償却率

有形固定資産減価償却率の分析欄

令和元年度においては69.6%で、類似団体平均を9.9ポイント上回っている。平成27年度から上昇し続けており、公共施設等の老朽化が進んでいることを示している。個別施設計画に基づき、施設の適正な維持管理に努める。

類似団体内順位:43/48

(参考)債務償還比率

債務償還比率の分析欄

債務償還比率は類似団体をやや上回っている。これは町営住宅整備や防災行政無線整備等の地方債発行額が多いことなどが主な要因である。

類似団体内順位:21/54

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

類似団体と比較して有形固定資産減価償却率は高い水準にある。個別施設計画に基づき、施設の適正な維持管理を図り、財政健全化に努める。

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

実質公債費比率及び将来負担比率は類似団体と比較して低く改善している。町営住宅整備や防災行政無線整備等の地方債の償還が始まり、今後公債費比率の上昇が見込まれるため、事業規模と地方債発行額を考慮し、公債費の適正化に取り組む。

施設類型別ストック情報分析表①(2019年度)

道路

橋りょう・トンネル

公営住宅

港湾・漁港

認定こども園・幼稚園・保育所

学校施設

児童館

公民館

施設情報の分析欄

類似団体と比較して、特に有形固定資産減価償却率が高くなっている施設は、学校施設、公民館である。学校施設においては、小学校は平成18年度、中学校は平成20年度、公民館においては平成25年度に耐震補強工事を行っているが、固定資産台帳に反映していないため比率が高くなっている。個別施設計画に基づき適正な維持管理に努める。

施設類型別ストック情報分析表②(2019年度)

図書館

体育館・プール

福祉施設

市民会館

一般廃棄物処理施設

保健センター・保健所

消防施設

庁舎

施設情報の分析欄

類似団体と比較して特に有形固定資産減価償却率が高くなっている施設は、一般廃棄物処理施設、消防施設である。一般廃棄物処理施設は昭和56年度に整備されていること、消防施設は平成7年度から平成10年度にかけて整備した消防団の機庫が大半であり、これらすべてが木造建物で耐用年数を17年で設定していることから比率が高くなっている。個別施設計画に基づき施設の適正な維持管理に努める。

財務書類に関する情報①(2019年度)

資産合計

負債合計

1.資産・負債の状況

一般会計等においては、資産総額が前年度末から43百万円の減少となった。金額の変動が大きいものは有形固定資産と基金であり、有形固定資産は、事業用資産の新規取得等により資産は増加(38百万円)したが、基金は、いかしの舎駐車場整備や財源不足調整のために取り崩したこと等により減少(▲80百万円)した。また、負債総額は前年度末から335百万円増加しているが、負債の増加額のうち最も金額が大きいものは、庁舎空調設備等の資産更新に伴う負債の増加によるものである。全体では、資産総額は前年度末から62百万円の減少し、負債総額は前年度末から179百万円増加した。資産総額は、上水道管、下水道管等のインフラ資産を計上していること等により、一般会計等に比べて6,777百万円多くなっており、負債総額も上下水道のインフラ整備の財源として地方債を充当していることから、2,047百万円多くなっている。下水道の新規整備時に借り入れた地方債の償還が進み、前年度末から増加した。連結では、一般会計等に比べて、資産総額は7,541百万円、負債総額は2,332百万円多くなっている。

純経常行政コスト

純行政コスト

2.行政コストの状況

一般会計等においては、経常費用は4,798百万円となり、前年度比42百万円の減少となった。そのうち、人件費等の業務費用は3,131百万円、補助金や社会保障給付等の移転費用は1,667百万円であり、業務費用のほうが移転費用よりも多くなっている。最も金額が大きいのは減価償却費や維持補修費を含む物件費等(2,160百万円、前年比△178百万円)であり、純行政コストの46.9%を占めている。施設の老朽化等に伴い物件費等のさらなる増加が想定されるため、維持管理等に要する経費等の縮減に努める必要がある。全体では、一般会計等に比べて、水道料金等を使用料及び手数料に計上しているため、経常収益が432百万円多くなっている一方、国民健康保険や介護保険の負担金を補助費等に計上しているため、移転費用が2,109百万円多くなり、純行政コストは2,220百万円多くなっている連結では、連結対象企業等の事業収益を計上し、一般会計等に比べて経常収益が741百万円多くなっている一方、補助金等が3,776百万円多くなっているなど、経常費用が4,261百万円多くなり、純行政コストは3,522百万円多くなっている。

本年度差額

本年度末純資産残高

本年度純資産変動額

3.純資産変動の状況

一般会計等においては、税収等の財源(4,239百万円)が純行政コスト(4,605百万円)を下回ったことから、本年度差額は△366百万円(前年度比236百万円増)となり、純資産残高は378百万円の減少となった。純行政コストが財源を上回る状況が続いていることから、自主財源の確保や経営支出の削減に取り組み、純資産残高の減少に歯止めをかけるよう努める。全体では、国民健康保険特別会計、介護保険特別会計等における保険税・保険料が税収等に含まれることなどから、一般会計等と比べて税収等の財源が2,352百万円多くなっており、本年度差額は△234百万円となり、純資産残高は242百万円の減少となった。連結では、岡山県後期高齢者医療広域連合への国県等補助金等が財源に含まれることから、一般会計と比べて財源が3,654百万円多くなっており、本年度差額は△234百万円となり、純資産残高は238百万円の減少となった。

業務活動収支

投資活動収支

財務活動収支

4.資金収支の状況

一般会計等においては、業務活動収支は135百万円であったが、投資的活動収支については町道改良事業や大川樋門設置工事による公共施設整備等を行ったことから△103百万円となっている。財務活動収支については地方債の償還額が地方債の発行収入を上回ったことから△45百万円となっており、本年度末資金残高は前年度から12百万円減少し、235百万円となった。全体では、国民健康保険税や介護保険料が税収等収入に含まれること、水道料金等の使用料及び手数料収入があることなどから、業務活動収支は一般会計より365百万円多い500百万円となっている。投資活動収支は上水道管、下水道管の更新事業等のため、△275百万円となっている。財務活動収支は、地方債の償還額が地方債の発行収入を上回ったことから△190百万円となり、本年度末資金残高は前年度から35百万円増加し、575百万円となった。連結では、岡山県後期高齢者医療広域連合の補助金収入等があり、業務活動収支が一般会計より361百万円多い496百万円、投資活動収支は△297百万円、財務活動収支は△173百万円となり、本年度末資金残高は前年度から19百万円増加し717百万円となった。

財務書類に関する情報②(2019年度)

①住民一人当たり資産額(万円)

②歳入額対資産比率(年)

③有形固定資産減価償却率(%)

1.資産の状況

住民一人当たり資産額は150.3万円で類似団体平均を下回っており、前年度と比べて1.1万円減少している。要因としては、人口増加に加えて、公共施設の更新により公共設備投資額が減価償却費を上回ったが、更新のため基金を取り崩したことにより資産額が減少したことによる。歳入額対資産比率は3.62年で類似団体平均を下回っている。有形固定資産減価償却率は69.6%で類似団体平均を上回っている。これらの指標から公共施設等資産が相対的に老朽化していることがうかがえるため、施設の長寿命化の推進等公共施設等の適正管理に努める。

④純資産比率(%)

⑤将来世代負担比率(%)

2.資産と負債の比率

純資産比率は72.6%と類似団体平均より低く、前年度から1.8%減少しており、将来負担比率は11.7%で前年度から0.1%増加したが、類似団体平均を下回っている。現時点では将来世代への負担が相対的に低くなっているが、今後、老朽化した施設の更新が必要となることから、将来世代の負担のバランスを考慮しながら今後の施設整備の方針を定めていく必要がある。

⑥住民一人当たり行政コスト(万円)

3.行政コストの状況

住民一人当たり行政コストは36.5万円で類似団体平均を下回り、前年度から0.5万円減少しているが、今後、公共施設等資産の老朽化に伴う維持補修費等の増加や高齢化等に伴う社会保障給付の増加が想定され、住民一人当たりの行政コストも増加すると考えられるため、経常的な支出の縮減に努める。

⑦住民一人当たり負債額(万円)

⑧基礎的財政収支(百万円)

4.負債の状況

住民一人当たり負債額は41.2万円で類似団体平均を下回っているが、資産の更新に伴う負債の増加により前年度と比べて2.4万円増加している。基礎的財政収支は、業務活動収支の黒字額が前年度から85百万円減少、投資活動収支の赤字額が前年度より101百万円増加したことから、186百万円減の△21百万円となり類似団体平均を下回った。町道改良事業や大川樋門設置工事による公共施設整備費支出の増加等が要因である。

⑨受益者負担比率(%)

5.受益者負担の状況

受益者負担比率は4.1%で、前年度と比べて0.3%高くなっているが、類似団体平均を下回っており、行政サービス提供に対する受益者の負担の割合は相対的に低くなっている。受益者負担の適正化を図るため、公共施設等の使用料、手数料の見直しを検討するとともに、施設の維持管理等に要する経営経費の削減に努める必要がある。

類似団体【Ⅲ-2】

岩内町 東神楽町 上富良野町 野辺地町 石巻市 松島町 古河市 足利市 佐野市 桐生市 榛東村 加須市 越生町 鳩山町 皆野町 一宮町 長生村 白子町 松田町 山北町 箱根町 小松市 白山市 高浜町 身延町 木曽町 各務原市 富士宮市 焼津市 掛川市 藤枝市 東伊豆町 瀬戸市 半田市 刈谷市 小牧市 稲沢市 東海市 桑名市 朝日町 川越町 紀宝町 彦根市 長浜市 草津市 東近江市 大東市 能勢町 太子町 神河町 湯浅町 上富田町 岩美町 南部町 伯耆町 隠岐の島町 早島町 里庄町 尾道市 坂町 防府市 周南市 平生町 板野町 東みよし町 丸亀市 土庄町 小豆島町 新居浜市 鬼北町 佐川町 芦屋町 桂川町 大木町 香春町 川棚町 佐々町 甲佐町 屋久島町 徳之島町 本部町 恩納村 金武町 嘉手納町