山形村:末端給水事業
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経営比較分析表(2017年度)
経営の健全性・効率性について
経常収支比率が100%を超えており、また累積欠損金比率が発生していないことから健全な経営状況にあります。また、料金回収率も100%を上回っており、給水等に要する費用を水道料金収入で賄えているという状況です。施設利用率が、全国や類似団体平均よりも高く7割を超える率であることや将来の給水人口の減少が見込まれる場合でも適正な施設規模と思われます。経常収支比率、流動比率及び料金回収率の向上ならびに給水原価の減少の要因としては、支払利息等の費用が年々減少してきているためです。なお、企業債残高対給水収益比率を見ますと企業債残高の割合は低いですが、必要に応じて企業債の借入れを行うことで、比率は高くなると思います。有収率については、平成27年度から28年度に7.51ポイント低下となっておりますが、漏水と火災消火活動等による無収水量が多かったものと考えられます。29年度は1.87ポイント向上しましたが、漏水調査を実施して修繕を行った成果が表れたものと思います。今後も定期的に漏水調査を実施していき漏水箇所の早期発見などに努め、有収率の向上をめざしていきます。
老朽化の状況について
有形固定資産減価償却率及び管路経年化率が平成28年度に比べ上昇しています。固定資産の老朽化が進んでいることを表しています。今後も更新時期を迎える管路が増え、さらに経年化率が上昇してしまうため平成32年度以降からアセットマネジメントを基に、優先となる基幹管路の選定や更新にかかる費用の平準化を図りながら計画的な管路の更新を行っていきます。
全体総括
健全な経営を保ち、継続的に安定した水道水の供給をするために計画的な管路等の更新や耐震化、また有収率の向上など徹底した維持管理をしていく必要があります。適正な料金や内部留保資金などと企業債を財源として、今後見込まれる人口減少などの状況変化に注視しつつ、計画的な施設等の更新を行っていけるよう健全な経営を行っていきたいと思います。