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財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定
財政力指数については0.47となり、平成23年度と比較して0.01ポイントの減となった。一方で、類似団体平均と比較すると0.6ポイント上回っている。景気の低迷などの影響で町税収入が低迷し、加えて臨時財政対策債償還費の増など財政需要が増加していることから減少傾向となっている。結果として類似団体平均を上回っているものの、今後においても町税の大きな増収は見込めないことから、滞納額の解消など自主財源の確保に積極的に取り組み、健全な財政運営に努める。
経常収支比率については88.6%となり、平成23年度と比較して1.5ポイント上昇した。さらに、類似団体平均と比較して、3.1ポイント上回っている。前年度と比較して悪化した要因としては、歳出面において、戸籍の電算化委託などの臨時的経費が昨年度に多かったことから、経常経費に充当した一般財源の割合が相対的に高くなったことが挙げられる。事務事業の効率化を進め、経常的な経費の削減に引き続き努めるとともに、町税をはじめとする経常的な一般財源の確保に努め、柔軟で安定した財政運営を目指す。
人口1人当たり人件費・物件費等決算額については169,188円となり、平成23年度と比較して1,307円減少した。また、類似団体平均と比較して39,801円下回っている。減少した要因としては、人件費において、職員の退職により平均年齢が下がったことが挙げられる。ただし、類似団体を大きく下回っている要因として、消防業務を一部事務組合で行っていることが挙げられる。一部事務組合の人件費・物件費等に充てる負担金等の費用を合計した場合は、人口1人当たりの金額は増加することになる。定員の適正化に引き続き努めるとともに、経費の削減に引き続き努めていく。
ラスパイレス指数については101.3となり、平成23年度と比較して2.0ポイント減少した。類似団体平均と比較すると1.1ポイント下回っている。減少した要因は、平成24年度末で高年齢層職員が退職し、若年職員を採用したことで平均給料月額が減少したことによるものです。
人口千人当たり職員数は11.06人となり、平成23年度比較して0.08人増加した。類似団体平均と比較すると1.15人下回っている。職員数に変動はなく、増加した要因は町の人口が減少したためである。過度な人員削減は、職員への負担が過剰となり行政サービスの低下を招くため、職員の資質向上と併せ、定員適正化計画に基づいた定員管理を行っていく。
実質公債費比率については8.7%となり、平成23年度と比較して1.0ポイント改善した。類似団体平均と比較すると2.7ポイント下回っている。改善した要因は、平成14年度に借り入れた清掃センターの改造に係る地方債の償還が終わったことなどにより公債費が減少したことが挙げられる。地方債の借入抑制や、財政措置の有利な地方債を選択するなど、公債費負担の軽減と平準化に努めていく。
将来負担比率については57.5%となり、平成23年度と比較して10.6ポイント改善したが、類似団体平均と比較すると29.1ポイント上回っている。改善した要因は、一部事務組合が有する地方債が減少したことや、町における基金現在高が増加したことが挙げられる。しかし類似団体平均を大きく上回っている状況が続いているため、地方債の借入抑制や、基金の計画的積み増しにより将来負担の軽減に努めていく。
人件費における経常収支比率は27.4%となり、平成23年度と比較して1.2ポイント減少した。しかし依然として類似団体平均を上回っているのは、ごみ収集業務や保育所、公民館などの施設運営を直営で行っていることが要因である。民間でも実施可能な部分については指定管理者制度を導入するなど、コスト削減に向けた検討を引き続き行っていく。
物件費における経常収支比率は15.3%となり、平成23年度と比較して1.7ポイント上昇した。近年増加傾向にあるのは、定員適正化計画を下回る職員削減に伴う臨時職員の雇用によるものであり、平成24年度は特に防災備蓄品の購入や電算の改修委託、県の緊急雇用事業を活用した観光施策の実施などが上昇の要因となった。事務事業の効率化と重点化で、物件費の増加に歯止めをかけたい。
扶助費における経常収支比率は2.8%となり、平成23年度と比較して0.2ポイント上昇した。当町の高齢化率は千葉県内一であり、高齢者福祉や障害者福祉における経費は増加傾向にある。介護予防に重点を置いた施策を展開し現状の水準を上回らないよう努める。
その他には維持補修費及び繰出金が該当する。繰出金において、介護給付費に係る介護保険特別会計への繰出金が増加している。保険料等の適正度を検証し、一般会計の負担、つまりは町税からの負担が過剰とならないよう努めていく。
補助費等における経常収支比率は15.2%となり、平成23年度と比較して0.6ポイント上昇した。平成23年度に増加した反動から、決算額は減少しているが、臨時的補助金が減少した影響で数値は上昇する結果となった。各種補助金は、効率的に行政運営を行うことが可能な一方、形骸化し、前年度踏襲となる傾向が強いため、より一層内容審査に踏み込み、経費削減に努めていく。
公債費における経常収支比率は16.2%となり、平成23年度と比較して0.6ポイント減少した。平成14年度に借入れた清掃センターの改造事業に係る地方債の償還が終了し、公債費が大きく減少したことによるものである。地方債の借入抑制や、財政措置の有利な地方債を選択するなど、公債費負担の軽減と平準化に努めていく。
経常一般財源総額が減少したことに加えて、物件費における経常経費の増加が影響し、平成23年度と比較して2.1ポイント上昇した。事務事業の効率化を図り、柔軟で安定した財政構造の確立を目指す。
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