市貝町:公共下水道

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経営比較分析表(2019年度)

経営の健全性・効率性について

市貝町の公共下水道事業は、平成16年度に供用開始して以来、現在も整備を進めている事業である。現在は全体計画整備面積を250㏊のうち100.1を供用開始の告示をしており、処理人口は計画区域内人口6,100人に対して2,546人となっている。毎年整備を進め、処理人口が増加しているため使用料収入も年度差はあるが増加している。年度間の収益的収支を見てみると、同収支比率は例年100%前後の数値で推移しているが、今年度は修繕等での支出の増加に伴い、約半分ほどまで減少している。今後は計画的な修繕を進め、安定した支出に努めていく。また、下水道使用者の水洗化率については、例年75%前後の数値で推移している。これに関しては、供用開始告示後間もない区域の水洗化率が低いため、今後の使用量収入増加のためにも公共下水道の普及促進に努めていきたい。

老朽化の状況について

市貝町の公共下水道施設は、平成16年度に供用を開始した。施設や管渠については、まだ著しい老朽化は見えていないが、施設内に設置されている電気設備関係の老朽化は見られ始めている。今後の修繕等を考慮してストックマネジメント計画を策定し、定期的な施設機器や管渠等の更新が必要である。

全体総括

市貝町の公共下水道事業については、整備が進められている事業であり、それにより毎年整備面積及び処理人口が増加し、それに伴い使用料収入も増加している。しかしながら、今後の施設機器、管渠の老朽化による修繕や更新等も控えていることから、計画的な支出に努め、安定的な経営を継続していく必要があると思われる。

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