簡易水道事業
公共下水道
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収益的収支比率企業債残高対事業規模比率経費回収率汚水処理原価水洗化率 |
経営の健全性・効率性について収益的収支比率とは、料金収入や一般会計からの繰入金等の収益で、維持管理費、支払利息及び地方債償還金等の費用をどの程度賄えているかを表す指標である。当該指標は、単年度の収支が黒字であることを示す100%以上となることが必要であり、今後は適正な使用料収入の確保等が必要である。企業債残高対事業規模比率とは、料金収入に対する地方債残高の割合であり、地方債残高の規模を表す指標である。料金改定による収入増及び施設改修の減により減少している。経費回収率とは、使用料で回収すべき経費を、どの程度使用料で賄えているかを表した指標である。当該指標は、使用料で回収すべき経費を全て使用料で賄えている状況である100%を超えることが必要である。現状100%となっているが、今後施設の老朽化により更新が必要となり、財源の確保が必要となってくるため、適正な使用料収入の確保及び汚水処理費の削減が必要である。汚水処理原価とは、有収水量1m3あたりの汚水処理に要した費用であり、汚水資本費・汚水維持管理費の両方を含めた汚水処理に係るコストを表した指標である。投資の効率化や維持管理費の削減といった経営改善が必要である。施設利用率とは、施設・設備が一日に対応可能な処理能力に対する、一日平均処理水量の割合であり、施設の利用状況や適正規模を判断する指標である。大空町で排出される汚水は網走市の施設で処理しているため利用率はゼロである。水洗化率とは、現在処理区域内人口のうち、実際に水洗便所を設置して汚水処理している人口の割合を表した指標である。98%程度で横ばい状態であり、公共水域の水質保全及び使用料収入を図るため、100%を目指した水洗化率向上のための取組が必要である。 |
管渠改善率 |
老朽化の状況について管渠改善率とは、当該年度に更新した管渠延長の割合を表した指標である。事業着手から33年が経過し、管渠に関しては標準耐用年数に達してはいないが、経年劣化しているポンプ場及びマンホールポンプ所の電気・機械設備の更新をストックマネジメント計画に基づき実施している。 |
全体総括収益的収支比率が100%を下回っており、一般会計からの繰入金に対する依存が高いため、適正な使用料収入の確保として使用料の見直し及び経営改善を図っていく必要がある。(令和元年度・令和2年度に料金改定)料金改定の見込みとしては、地方公営企業会計法適用移行、経営戦略の見直しを行うことで、適正な料金による事業運営を行うことが可能と考えている。 |
出典:
経営比較分析表
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