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平成28年度における基準財政収入額は、景気の低迷や生産年齢人口の減少、税率改正等により町税(住民税所得割・法人税割)が減少したことに加え、地方消費税の市町村配分額の減額が大きく影響している。基準財政需要額については、公債費の償還は緩やかに減少しているものの、民生費における社会保障費が大幅に増加していることと、普通建設事業において認定こども園整備補助金1億9,300円、平成27年度からの繰越事業3億7,000万円などの影響により、前年度より僅かに財政力が減少している。今後は更なる徴収業務の強化に取り組み自主財源の確保に励むとともに、適正な地方債の借入と償還、定員管理に努める。
前年度と比較すると0.3ポイント好転しているが、類似団体平均値と比較すると4ポイント上回り、依然として財政構造の弾力性が硬直化していることが示されている。この要因は、経常的経費である人件費を始め、公債費等への一般財源からの負担が大きいことによるため、定員適正化計画による人件費の削減や、投資的経費の抑制による公債費の削減に努めつつ、今後も引き続き、定住・移住の促進や地域経済の活性化、徴収率の向上等による自主財源の確保に努める。
前年度と比較すると、人件費については、職員数の減員分が減少してはいるものの、定期昇給分や地域手当率引上げ分、勤勉手当支給率引上げ分等が増額となっており、物件費等については、情報セキュリティ強化対策備品の購入や、小中学校における天井等落下防止対策工事における監理委託費等の増額により、一人当たりにつき1,489円決算額が増加している。今後も、職員の年齢構成のバランスなども考慮しつつ、退職者数以上の新規採用職員の採用は抑えるなど人件費の削減に努めるとともに、物件費についても、最小限の経費で最大の効果を得られるよう、経費の削減に繋げる。
国家公務員同様、給与の総合的見直しを行いつつも、平成27年4月1日の通常昇給を1号級抑制し人件費の削減に努めたが、地域手当および勤勉手当支給率の引上げ等により給与費全体としては増額になってしまったため、1.6ポイント指数が上回っている。今後も国の動向や類似団体の給与水準を参考にしつつ、ラスパイレス指数を上げないよう努める。
職員数については、退職者数以上に新規採用職員を採用しないなど、定員適正化計画に基づき、抑制を図っているため、年々減少傾向にはあるが、それに比例するように町の人口の減少率も大きくなっているため、職員の減少率はさほど変動していない。今後も引き続き、定員適正化計画に基づき、職員の年齢構成のバランスなども考慮しつつ、新規採用職員の採用数を抑制し、適切な定員管理に努める。
前年度と比較すると0.9ポイント好転しているが、その要因は、新規借入額の抑制により公債費が減少したことに加え、一部事務組合等が借入れている地方債に対する一般会計負担額が、一部完済により負担軽減されたことによるものである。しかしながら、昭和50年代からの宅地開発に伴うインフラや義務教育施設整備、文化施設整備にかかった公債費負担は依然として大きいため、今後も引き続き、地方債の新規借入の抑制や残高の定期償還、削減に努めて行く。
前年度と比較すると同率となっているが、昭和50年代からの宅地開発に伴う人口の急増に合わせて行ったインフラに加え、義務教育施設整備や文化施設整備などの公債費負担が依然として大きいため、類似団体平均値と比較すると19.0ポイントも上回っている。今後も、地方債の新規借入を可能な限り抑制しながら、地方債残高の削減に努め、将来負担の軽減を図っていく。
職員数については、人口規模に合わせて減少させるよう努めてきたため、前年度と比較すると0.9ポイント好転したものの、類似団体内平均値と比較すると、まだ13.9ポイントも高くなっている。これは宅地開発に伴う人口急増などによる行政需要の増大に対応するための職員の大量採用や直営での消防業務が主な要因と考えられる。今後も将来の職員の年齢構成のバランスなども考慮しつつ、退職者に対する新規採用職員の抑制を基本として人件費の削減に取り組んでいく。
物件費に係る経常収支比率は、類似団体平均値と比較すると3.6ポイント低い状況にある。これは、公共用地管理業務をはじめ各種計画策定業務など、職員対応ができる業務は委託内容を工夫するなどし、可能な限り委託費の削減に努めてきたことや、光熱水費など内部管理に要する経費については必要最小限度に止めるなどの削減を図ってきたことが主な要因となっている。今後も業務の効率化を一層推進し、物件費の抑制に努めていく。
扶助費に係る経常収支比率は、類似団体内平均値と比較すると低い水準にあるが、高齢化の進展や生産年齢人口の減少による町税収入額が減少しているため、数値は上昇傾向にある。今後も生産年齢人口の減少などによる税収の落ち込みとともに、町単独の子ども・子育て支援施策や障害福祉等に係る社会保障関係費の増加が予想されるため、引き続き上昇傾向は避けられないところであるが、自主財源の確保を図るべく、定住・移住の促進に向けた施策を展開していく。
その他経費に係る経常収支比率は、前年度と比較すると0.7ポイント上昇し、類似団体平均値と比較すると5.9ポイント低い状況にある。これは、国保保険基盤安定繰出金や介護保険特別会計繰出金などが増加したものの、全体的には公共下水道事業特別会計などの事業経費の精査に努め、繰出金の増加を抑制してきたことなどが主な要因と考えられる。今後も医療・介護保険等への繰出金の増加傾向が予想されるため、引き続き各特別会計の事業経費の精査に努め、一般会計からの繰出金の抑制に努めていく。
補助費等に係る経常収支比率は、類似団体平均値と比較すると3.5ポイント低い状況にある。これは、消防業務が町単独消防本部のため、類似団体に比べ一部事務組合への負担金が少ないこと、また、一部事務組合についても、公債費償還に充当していた負担金が償還完了により減額となったことなどが主な要因となっている。今後も一部事務組合における事業経費の精査し、一般会計からの補助費等の抑制に努めていく。
公債費については、昭和50年代からの宅地開発に伴うインフラや、義務教育施設整備、文化施設整備などの公債費負担が大きく、例年、緩やかではあるが残高を減らしている状況である。しかしながら、平成28年度については、東日本大震災後の平成24年度と平成25年度に借り入れた現年発生災害復旧事業債の元金償還初年度に当たったため、例年よりも償還額が増額となり、前年度と比較すると0.7ポイント上昇している。今後も地方債の新規発行を極力抑制しながら残高の削減に努め、将来負担の圧縮に努めていく。
公債費以外に係る経常収支比率が類似団体平均値を上回っているのは、特に人件費の水準が高いことによるものであることから、今後も将来の職員の年齢構成のバランスなども考慮しつつ、退職者に対する新規採用職員の抑制を基本として人件費の削減に取り組んでいく。また、高齢化の進展及び生産年齢人口の減少による税収の落ち込みとともに、社会保障費の増加が予想されることから、生産年齢人口の増加を図り自主財源を確保するため、定住・移住の促進に向けた施策を展開していく。
将来負担比率、実質公債費比率とも類似団体として比較して高いものの、両比率とも年々低下傾向にある。これは、実質公債費比率においては、新規借入額を抑制してきたことや、一部事業の償還終了により公債費が減額となったためであり、また、将来負担比率においては、地方債現在高や公営企業債等繰入見込額の減額などによるものである。今後も、投資的経費の抑制などに継続して取組み、公債費負担の圧縮に努めていく。
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