大洗町:公共下水道

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2020年度)

経営の健全性・効率性について

令和2年度の収益的収支比率については、総費用(修繕費等)や企業債元金償還の増により、昨年度よりも数値が下がったものと考えられる。経費回収率は、昨年からほぼ横ばいの値となっており、類似団体と比較すると高い値となっているが、全国平均には届いていない状況が続いている。汚水処理原価については、コロナ禍の影響などにより有収水量が減少したが,それに伴う汚水処理費の減少がそれを上回ったため、数値は若干の減(約2円の減)となった。水洗化率は、汚水処理方式の転換に伴い公共下水道へ接続した地区があったことなどにより、2%を超える増となった。しかし、全国平均及び類似団体と比較すると低い値となっている。上記項目については、今後も下水道新規接続者数を増やすための取り組みを行い、数値の改善を推し進めていく必要がある。企業債残高対事業規模比率については、類似団体が増加傾向にある中で、当町では昨年度よりも減少し、類似団体の平均値の半分以下となっている。しかし、市街化区域においても下水道整備が完了おらず、新設の整備を進めるためにも地方債の借入れは必要である。今後も下水道整備を進めていくために、経営状況を把握し、借入額が大幅に増加しないように執り行う必要がある。

老朽化の状況について

当町では、下水道の供用開始から約25年であるため、すべての管渠で耐用年数に達してはいない状況である。平成30年度から計上されている管渠改善率の数値については、耐震化工事の実施に伴うものであるが、今後の老朽化の進行状況や新設の工事等も含めて、計画的に改修と工事を計画していく必要があると考える。

全体総括

当町では、類似団体の数値では悪化の傾向にある企業債残高対事業規模比率や水洗化率の数値が改善傾向にあり、類似団体と比較すると健全な運営ができているように見えるが、実際は一般会計からの繰入金により、収入の一部を補てんしている状況である。また、昨今の新型コロナウイルス感染症による事業所への影響や町人口の減少にともない、大幅な経営改善は困難な状況であると考える。そのような状況の中でも、公共下水道への新規接続の向上を図るなどして、有収水量や料金収入の増加につなげて、健全な運営を行えるよう努める必要がある。既設の管渠については、耐用年数に達する前から老朽化対策を計画して、適切に改修等を実施していく必要があると考える。

類似団体【Cc2】

七飯町 江差町 せたな町 岩内町 足寄町 三沢市 大鰐町 五戸町 久慈市 岩手町 岩泉町 野田村 栗原市 涌谷町 美里町 湯沢市 由利本荘市 山辺町 中山町 白河市 喜多方市 二本松市 伊達市 桑折町 国見町 鏡石町 南会津町 会津坂下町 会津美里町 棚倉町 三春町 下妻市 常総市 北茨城市 茨城町 大洗町 さくら市 那須烏山市 芳賀町 高根沢町 富岡市 安中市 みどり市 明和町 千代田町 大泉町 邑楽町 滑川町 嵐山町 小川町 吉見町 館山市 旭市 大網白里市 日の出町 中井町 小千谷市 胎内市 魚津市 黒部市 入善町 七尾市 輪島市 能登町 大野市 永平寺町 都留市 大月市 上野原市 中央市 市川三郷町 富士川町 昭和町 西桂町 伊那市 宮田村 松川町 美濃市 飛騨市 郡上市 岐南町 笠松町 養老町 垂井町 安八町 池田町 北方町 御嵩町 島田市 下田市 湖西市 菊川市 吉田町 大口町 亀山市 伊賀市 木曽岬町 東員町 菰野町 明和町 玉城町 綾部市 宮津市 京丹後市 南丹市 井手町 宇治田原町 岬町 河南町 洲本市 稲美町 上郡町 香美町 五條市 御所市 葛城市 高取町 大淀町 かつらぎ町 九度山町 美浜町 みなべ町 八頭町 浅口市 府中市 三次市 熊野町 坂町 柳井市 田布施町 平生町 美波町 琴平町 宇和島市 大洲市 伊予市 西予市 東温市 内子町 安芸市 宿毛市 四万十市 香南市 香美市 柳川市 行橋市 朝倉市 みやま市 久山町 水巻町 遠賀町 鞍手町 筑前町 大刀洗町 苅田町 みやこ町 吉富町 多久市 鹿島市 小城市 神埼市 吉野ヶ里町 雲仙市 南島原市 川棚町 佐々町 御船町 嘉島町 益城町 杵築市 宇佐市 串間市 三股町 国富町 高鍋町 薩摩川内市 いちき串木野市 宮古島市 読谷村 北中城村 西原町